介護は3K?資格,仕事内容は,向き不向き,就くメリット・デメリットまとめて考察
【2021年11月29日更新】
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
今回は介護業態への転職‣就職を考えている方に向けて介護の仕事に関する情報、
「資格」「向き不向き」「メリット・デメリット」「3K 」「介護職へ転職する方法」について記事にしています。
介護職に就く為に資格は必要か?

基本必要ないです。
無資格者(初任者研修受講していない)方でも、正社員に採用されるところも多いです。
ただ無資格で採用後、ほとんどの介護業態では入社後【初任者研修】を受講するよう指示されます。その際の費用は介護事業所、施設持ちとなるところが多いです。
資格取得に関しては、見学や面接等で確認してください。
介護の資格の過去記事一覧です。参考までに!

介護の業態にはどのようなものがあるのか?
介護の施設・事業所の種類と特徴が載った記事です。参考までに
介護の職業とはどういった仕事なのか?

一言で言えば、お体の不自由な高齢者の身体介助、生活支援を行います。
そして三大身体介助と呼ばれる(排泄介助、食事介助、入浴介助)があります。
三大身体介助
排泄介助とは
おむつを交換する、トイレ誘導し介助する。
よく言われる介護の3K (汚い、きつい、危険)が伴う介助です。
介護の初任者研修、ハロワの研修などでは教えてくれない重要な仕事です。

食事介助とは
スプーン等で食事をするのをお手伝いする。(誤嚥の危険がる重要な介助です)
誤嚥(ごえん)とは、食物や唾液は、口腔から咽頭と食道を経て胃へ送り込まれます。
食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を誤嚥(ごえん)と呼びます。
誤嚥は肺炎の原因ともなります。誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎は食物が気管に入り込むことによる食物が原因の肺炎と言うと少し違います。
口腔内の雑菌が食物と一緒に気管に入りその紛れ込んだ雑菌により肺が炎症する病気です。



入浴介助とは
お風呂に入るのをお手伝いする。(更衣介助、体を洗う)
施設では機械浴のチェア浴、ストレッチャー浴、リフト浴、個浴の入浴方法に対して、ご入居者の身体状況に合わせてそれぞれの入浴方法を選びます。
高齢者の尊厳にかかわる介助です。
その他にも、口腔ケア介助、移乗介助、服薬介助等あります。
入浴介助の記事です。特別養護老人ホームにはいろいろな入浴方法があります。
機械浴の種類と入浴介助方法の記事です。よかったらご覧ください。

生活支援
訪問介護では、買い物、掃除、食事作り、洗濯等です。
施設においても、掃除、洗濯はあります。私が勤める特別養護老人ホームでは掃除や洗濯は専門の業者が行っています。
あなたは介護に向いてるかチェック!

では、介護職にはどのような人が向き不向きなのか?を紹介します。
介護職に【向いている方】
- 排泄物を扱う事に抵抗が無い方。
- 昔「おばあちゃんがとても好きだった」など、お年寄りのお世話に興味がある方。
- サービス残業はほとんどない業態です、その様な条件があれば面接時、残業の有無を確認してください。
- お年寄りのちょっとした変化に気づくことが出来る、注意力がある方。
- 職員、入居者とのコミュニケーションが図れる方。
- 動物が好きな方(動物が好きな方は根拠はないですが向いていると思います)
介護職にあまり【向いていない方】
- 潔癖症(排泄物に抵抗がある方)
- 他職種の職員と連携して介護を行っていきますので、協調性がない方は向いていないでしょう
- 人とのコミュニケーションが嫌いな方、とは言っても苦手程度であればあまりコミュニケーションを必要としない業態もある。
- 前職がホワイトカラーの職業で30歳、40歳台でプライドが高いとまず持ちません。
- デイサービスなら自立者が多くレクリエーション活動が盛んな為、飽きさせないように「コミュニケーション」が必要。
特別養護老人ホームでは、介護度が高くコミュニケーションが苦手でも働けます。しかし正直この様な職員と一緒に仕事をすると、同僚職員に負担が生じます。

介護職に就くメリット、デメリット

介護職に就くメリット
- 誰でも仕事に就くことが出来ます。中卒、高卒、ヤンキー、元犯罪者等が就ける仕事です。
- 特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは、面接自体があまり履歴書を見ない、面接時の人物本位(印象)で採用を決める事務長や施設長が多いです。
- 事務長などは昔気質の方が多く「よっし、やってみるか?」で決まってしまう事もあります。一応本部には通しますが、採用に関しては、管理者が人事権を持ってます。
- なかなか我々40歳台にもなると正社員採用を探すのが大変です。しかしこの介護の職業は正社員希望者にとっては、数少ない正社員採用です。
- 私が一番メリットとして挙げるのが、ネットで検索すれば近場の就職先の介護業態別にリストを上げることが出来る事です。
- 具体的にはグーグル検索で(特別養護老人ホーム)、(介護老人保健施設)と打って(一覧)と検索すれば、市町村別に施設リストが載ってます。
- 更に新設オープン等も載っています。そこには連絡先もありますし、その施設名をされにグーグル検索すればホームページがあります。そこから連絡することが出来ます
- 自転車、バイク、車通勤が出来るのが良いです。一般サラリーマンにある毎日、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車にのり痴漢に間違われる危険性が無い事が良いです。
- 3か月程度で、身に付く介護技術を覚えてしまえば、介護ならどこでも通用する仕事です。いっちょ前。
- 年収は一気に上げることが可能です。実際私の経験ですが、一昨年の源泉徴収税額(年収)は300万円弱でしたが、今年は年収413万円でした。
1年で100万円増です。業態を変えたせいでもありますが、介護職は今処遇改善加算をめぐり大きく年収は変わってきています。

介護職に就くデメリット
- 女性の職場あるあるがいっぱいです。派閥、かげぐち、ちくりなど毎日「わんさか」あります(笑)
- よく言われるのが、この仕事についてしまうともう他のホワイトカラーとは言わないまでも、多職種に移ることが難しい事です。それはあると思います。
介護の3K【汚い、きつい、危険】の仕事内容

3K【汚い】
毎日排便の処理を行う、おむつ交換などでは多少便が体についても臆せない精神ではないと勤まらないです。
3K【きつい】
大人の体を持ち上げる、支える動作をしますその為力入ります。
介護職員で腰痛の方は多いです。
しかし小さな女性でも出来るように、介護技術にはボディメカニクスと言う「てこの原理」を利用した介助方法があります。
また夏の入浴介助は汗だらけで行います。
3K【危険】
多いのが職員が腰を痛める方が多いです、正直しっかりとしたボディメカニクスを使えばそのような事は無いです。また感染症などが多くその意味では危険です。

【中高年の介護への転職】その方法について解説

ハロワークから介護職に就く方法
転職をしたことがない方には押さえておいていただきたいのですが、ハローワーク利用更に職業訓練において終了すると就職先を約束されたものではありません。
また、職業訓練校が就職先を紹介してくれるわけでもないです。自分で就職先を見つけることになります。分かっているとは思いますが…
中高年の介護業態への転職は増えてきているようです。 介護職に就く入り口としては、ハローワークで職業訓練からの就職です。かく言う私もハローパークで職業訓練を受けました。
ハローワークではなかなか自分の就きたい魅力的な仕事の求人があっても、その様な求人は希望者が多くなかなか職に就くのが難しいです。
そこでハローワークでは、中高年者には介護職を紹介されるケースが多いのです。
確かに他のブログでも記載していますが、介護職は正社員が約束された職業であります。
ハローワークに通う40歳台の転職者にとって、正社員とはとても魅力的な言葉なのです。
逆に40歳台での転職において、介護職を考える必要が無い方は、転職活動でハローワークに行く必要が無いです。
つまり自分のスキルで転職する事が出来る方は利用しませんよね。
そういう意味では、介護職に就く40歳台のミドルは、今までのキャリアを捨てる、捨てざる負えない方々です。
※すみません、気分を害さないでください。私の経験を書いてます。
自己都合で前の会社を退社し、介護に興味があって失業保険を受給するなら、ハロワの職業訓練をお勧めします。
失業保険の自己都合退職の場合、失業給付を受けるのに90日間待機期間です。
しかし介護の職業訓練を受ければ、待機期間は解雇同様7日間のみで失業給付を受けることが出来る裏技があります。
今は”実務者研修”の職業訓練もあります。就職後取るとなると、仕事をしながら研修を受けなければならないので、それを避ける方法を解説しています。

初任者研修は介護職の入り口の研修ですが、実務者研修は国家資格介護福祉士の受験資格の必須の研修です。
そして職業訓練を卒業すれば晴れて初任者研修や実務者研修の修了として、介護の資格持ちとして就職活動が出来ます。
そして介護の求人を探して就職活動します。
ネット以前は、新聞広告や電話帳で調べてた!
以前は就職活動をする際は新聞広告に求人広告があり、そこでめぼしい施設を探して連絡する方法を取っていました。しかし今は介護職を探す方法として私が一番お勧めするのは、ネットを使い転職先を探す方法です。
一般的な就職活動はグーグル検索
例えば特別養護老人ホームのグーグル検索の場合、キーワードを打ち、スペースで空欄開けて、お住まいの市町村を打ち検索すれば、近場の施設がずらっと出て来ます。
気になる施設を見つけたら、その法人のホームページに必ず求人ページがあります。そこで条件等を確認し直接電話します。
条件(給与)や仕事内容は過去のブログに紹介していますが簡単に記載すると。
最初の1年目の給料は年収300万円程度です。この金額が我々家庭を持っている男性は厳しい金額になります。
4.5年経験し介護福祉士の資格を取ると年収はグーとアップします。私が勤める特別養護老人ホームで東京近郊なら、年収は400万円近くにはなります。
ここまで行けば、更に奥さんも働いて年収が合計800万円になれば、生活はしていけますよね。
この辺が介護職に就いた場合のビジョンにはなると思います。
特養と有料の面接について詳しく書いた記事です。こちらからどうぞ!

介護転職エージェントを利用した就職活動
転職エージェントを利用するメリットは、たくさんありますが、自分の行きたい業態や希望年収、場所などの希望を出来るだけ実現させる職場を紹介してくれます。

転職・就職を考えている方へむけて・・・
転職しようかな…と思ったら、まずは転職エージェントに無料相談

職場の人間関係に悩んでいる。会社に不満があるなど、このような悩みを解決するなら、ぶっちゃけ転職するのが一番現実的です。
転職したほうが良い理由

なぜ転職した方がいいと言えるのでしょうか?
- 給料の良い条件で探せば、収入が増える可能性大
- 職場の環境は個人では変えられない
- 転職をすれば人間関係をリセットできる
- 悩みが継続すると精神的な負担から病んでしまう可能性がある
また、介護の職業が求める人材は能力より人柄重視です。さらに、介護業界が慢性的な人材不足のため、転職しやすい環境です。



私は介護職での転職を数多く経験していますが、転職のデメリットはほとんどありませんでした。
転職意思が決まったら転職エージェントに相談!
転職を一番楽に成功させるには、転職エージェントというプロに相談することです。
私の経験から、特に異業種から介護職へ転職する場合は、最初の就業先が肝心です。



何故かというと・・・
良い職場環境には良い仲間、良い指導者がいるのが常で、その出会いによって介護の仕事を続けることができるかの分かれ道。
また介護の職業は、仕事内容は同じでも介護の施設事業所によって
- 受け取れる給与が違う。
- 給与上げるためのキャリアアップに差がある。
そのため最初の第一歩を、介護の業界をよく知っている転職エージェントのアドバイザーに相談することで転職の失敗のリスクを低下させることができます。



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