介護へ転職【面接内容】を特別養護老人ホームと有料老人ホームで比較してみた
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【@しまぞー】です。
私は介護の職業では10年目ですが、そのキャリアの中で転職も8回ほど経験しました。
今回その中で自分の経験や、知り合った同僚から聞いた面接での体験談などを、特別養護老人ホームと有料老人ホームで比較し紹介したいと思います。
介護職は、慢性的な人手不足で、2025年には介護職員が38万人不足すると言われています。
そのため、一般企業のように面接で採用者を選択するような、ふるいにかけていない印象です。つまり採用されやすいでしょう。
ただ、介護職の場合は、面接内容もそうですが介護歴や資格によって、採用後の労働条件が大きく違う傾向にある事はご承知ください。
本記事の内容は、特別養護老人ホームと有料老人ホームの採用における選考方法の傾向を確認しながら比較しました。
最初におおまかな違いを紹介します
民間の営利企業の運営する老人ホームは、介護保険施設より多少難易度が高い傾向です。
それでは、最初に介護施設での面接で聞かれる主な5つの内容を紹介します。
介護施設の面接|主な5つの内容
介護の経験者か未経験者によっても違いますが、介護の労働者の需要は圧倒的にあります。
介護歴3年以上あれば3K(きつい、危険、汚い)という職場環境を耐えてきた経験者です。施設としては喉から手が出るほど欲しい人材になっているのです。
①:前職の仕事内容
よっぽどのことが無い限り、前職での職種に問題となる仕事は無いでしょう。
どのような仕事の内容だったのか?任されていた職位を確認されています。
②:前職を辞める理由
この質問は、以下のような立場によって違います。
- 年齢年代によって
- 介護歴未経験か経験者かによって
- 介護業態の変更よって
不採用のリスクが違います。
ましてや未経験者が、前職の給料が安かったなど言ってしまうと、介護職自体が低賃金な訳なので、
いくら採用の難易度が低くても、介護の事を「知らないな」、「調べてない」など、やる気があるのか疑われてしまうおそれがあります。
③:志望動機
前向きな志望動機をアピ―ル出来ればと思います。
私の以前の記事に、介護の業態別に志望動機の書き方を解説した記事があるので紹介します。こちらをご覧ください。
④:夜勤は出来るのか?
介護の正社員での採用条件のひとつに「夜勤が出来る」という条件がある所が多いです。
介護施設では慢性的な人手不足に加えて夜勤の人員が不足しています。
逆に夜勤が出来る人材は採用率が高まるでしょう。
⑤:【逆質問】何か質問はありますか?
⋙参照元:転職活動でうまく回答できなかった質問 「退職理由」や「志望動機」を抑え1位となったのは?:7200人に聞く(1/2 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
法人側にとっては、面接に来た求職者がどのくらい自社に興味があるのか?推し量れる質問ですね。
では、どのような質問を用意すればいいかというと・・・
雇用条件、職場環境、などなど、ホームページなどで調べる。そしてその内容について、法人独自取り組み、もしくはあなたが気になった内容について聞くのが良いでしょう。
※給料がいくらか?または、ググればすぐわかる内容は避けた方が良いです。
逆質問は、面接でほぼ聞かれる質問なので2・3例用意します。面接官にも、この面接のためにしっかり調べてきたと好印象を持たれます。
特に他の産業から介護へ転職をされる方は、施設と居宅の違いなど、少なくとも自身が面接する職場については、介護の業態内容を把握する必要があります。
介護保険施設(特別養護老人ホーム,介護老人保健施設)の面接の場合
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは、面接自体をあまり重要視していない印象です。と言うのは私の経験では、面接を受けたらほぼ採用となったからです。
履歴書を詳しくは見ない、面接時の人物本位(印象)で採用を決める事務長や施設長が多いです。
特に介護老人保健施設の事務長は、昔気質の方が多く、その場で「よっし、やってみるか?」で決まってしまう事もありました。
介護福祉士の資格を持っていれば、ほぼ採用は間違い無いでしょう。一応本部には話を通しますが、採用に関しては、管理者が決定権を持ってます。
有料老人ホームの面接の場合【SPI適性検査あり】
有料老人ホームは大手企業の子会社による介護業態への参入が見られます。
介護業態に参入している企業には、ベネッセ【教育関係】、損保ジャパン【損害保険会社】、アルソック【警備会社】、木下建設【建築業】など、さっと思い出すだけで、これだけの参入企業が出てきます。
これらの企業は、はっきり言って大企業です。
大学新卒でも、採用の難易度が高く、なかなか就くことが出来ない企業ばかりです。
その大企業のグループに就職しやすいのが介護参入企業です。
大企業に入ると、メリットが特に大きいのが福利厚生です。
有料老人ホームの面接
有料老人ホームの場合、特別養護老人ホームと比べると、採用される難易度は高くなります。
まず、採用選考には書類選考があります。郵送で履歴書、職務経歴書を送り、その時点でしっかりふるいにかけられます。
そして書類選考を通過すると次は面接です。
SPI性格判断テスト【適性検査】
面接の前に、新卒同様SPI性格判断テストがあります。
適性検査は数百問の質問があり、その結果により介護職に向いているか判断されます。
難しい質問ではないです。
例えば「貴方は人と接すると緊張して汗をかきますか?」との質問に、
「毎回かく」、「よくかく」、「たまにかく」、「あまりかかない」、「ほとんどかかない」
このように、5段階の回答が用意されていて、その中からひとつ選択します。
関連した同様の質問が数問あり、ランダムに入り込んでいて、実はしっかりと分けられたカテゴリーに配置されています。
この中で「毎回かく」を多く選択すると、人と接すると、緊張する性格、更には苦手と判断される仕組みです。
(例えばの例です)
※向き不向き、性格を判断されるだけで、人格否定をされるようなテストではありません。
私の経験では、「SPI性格判断テストや算数、国語のテスト」は、営利企業の有料老人ホームの採用に際してとても重要な判断材料にされていると思います。
そして、同じ日に面接を行い、施設のホーム長や本社の人事部から採用担当者が選任され、面接を担当します。
面接内容は新卒採用にあるような圧迫面接などは無いです。
話し方や身なりをみられます(スーツで面接に来ない方が多いです。ダメですよね。)
一般社会の常識を確認されてます。
また、二次面接(最終面接)があります。本社人事部の部長や社長による面接です。
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また、介護の職業が求める人材は能力より人柄重視です。さらに、介護業界が慢性的な人材不足のため、転職しやすい環境です。
私は介護職での転職を数多く経験していますが、転職のデメリットはほとんどありませんでした。
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また介護の職業は、仕事内容は同じでも介護の施設事業所によって
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