ブラック介護施設の特徴ランキング!10選|逃れる・避ける方法を徹底解説!
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
介護の職業は、周りから3K(きつい、危険、汚い)などと言われたり、低賃金で底辺職などと揶揄されることが多々あります。
そのようなイメージの中でも、さらにブラック施設という悪い職場も存在します。
私の転職経験の中でも、入社後にブラックな職場環境だとわかり、大変な思いをした経験は多々ありました。
本記事の内容
これから介護業界へ転職を考えている方はもちろんこと、今現在、自分の働いている職場はブラックなのか?といった心配をされている方に向けて、
ブラックな職場にはどのような特徴があるのかをランキング形式で紹介し「避ける方法」「見極める方法」をお伝えしていきます。
私は以前「ブラックすぎる介護施設の実態例とブラックな職場環境の特徴を紹介!」と題し、ブラック介護施設に関して過去の実例を3例あげ、その特徴と原因を解説しているので良かったらご覧ください。
もうひと記事「介護職をやめたい時の対処法、やめる時の手順を解説します!」。こちらもぜひご覧ください。
介護の単発バイト「Ucare(ユーケア)」で職場を確認!まずはアプリをダウンロード
ブラック介護施設の特徴ランキング!10選
私の10年の介護経験と、ヤフー知恵袋での質問に多く見られたブラックな施設の特徴を紹介していきます。
①長時間労働やサービス残業が多い
最初にサービス残業の主な業務についてみていきましょう。
サービス残業1位:情報収集・記録
介護施設の記録はいまだに紙媒体の所が多いです。とにかく転記作業が多くて、時間がかかる。
一旦下書きに書いて、後で記録に記入し、さらに個別の記録(排せつ、食事量など)にも記入するといったように数字を含めた文章を他に転記する作業が多いのです。
厄介なのが、パソコンを導入している職場でも同様に転記作業が多いのです。
自治体の監査に提出する記録が紙媒体でないといけないというルールがいまだにあるようです。
パソコン作業も慣れていないと時間がかかり、結果、自身での申告が難しくサービス残業となっているケースがあります。
サービス残業2位:かたづけ
次に交代するスタッフのために、やり残しが無いよう残って仕事をしている職員をよく見かけます。
介護には転倒などの事故が突発することがあり、その場合次のスタッフへの引継ぎのために、残って仕事をしてしまうことがあります。
委員会なども、委員会の時間は残業が付きますが、委員会の情報収集のための時間がサービス残業になってしまうケースがあるのです。
しかし、介護の職業の残業の度合いに関しては、よほど人手が足りない職場でない限り、他の職業よりも少ない方だと思います。
介護職の残業に関する調査をご覧ください。
上記の表からも残業がないという回答は50%近くありました。
介護職の残業に関してさらにくわしい記事「【サービス残業】介護職員の不払い残業に関して,原因ベスト4その実態」を紹介します。
②何時も職員が足りない
介護職は離職率が高いと思われがちですが、実際の離職率は
- 2020年の段階で14.9%
- 最大値は19%
- 全産業平均が14.2%
最大値から2020年の段階で緩やかに離職率は低下しています。
ですので、全産業の平均と同じ位のレベルまでになってきており、これは介護職の待遇が改善されてる結果ともいえます。
ですが、ブラックな介護施設では待遇の改善がされておらず、職員を消耗品扱いにする傾向が強いです。
介護の人員配置基準は「利用者と介護・看護職員の比率が3:1」ですが、現実的には多くの施設で人員が足りていないようです。
安定して職場を運営する為には、人員配置基準以上の職員が必要ですが、ブラックな介護施設では定着率も低いため、常に人員不足になります。
その結果、直ぐ職員が辞めてしまい、職員が足りないブラックな介護施設は環境が変わることがありません。
下の記事では離職率に関して「なぜ介護職員は退職者が多く離職率が高いのか?」と題し、辞める理由と5つの対策を記した内容となっています。
③有給休暇が取得しづらい
有給休暇に関しての法律を見てみましょう。
就労後6か月を経過すると年次有給休暇(半年就労後10日間)が付与されます。
※パートに関しても週の所定労働日数によって1日から4日間付与されます。
更に1年経過後には、有給休暇を新たに11日間付与され、最大で6年半を経過後には、20日間付与されます。
労働基準法が改正され、2019年4月から全ての企業において、年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇を付与した日から1年以内に5日分、使用者が時期を指定して取得させることが義務付けられました。
くわしい付与日数などは厚生労働省の有給休暇の付与日数に関する内容を記載されたサイトをどうぞ
また、職場に取得しづらい雰囲気があるような場所はブラックな施設といえるでしょう。
では、どのように職場の有給休暇の取得状況を確認するのかというと・・・
上記の通り施設は職員に対して年間で最低でも5日間は与えなければなりません。1ユニット5人の職場ですと25日間はシフト表に誰かが有給休暇をとっていますよね。
有給休暇など法律に関する記事をまとめた「介護にかかわる【労働基準法】を7条選んで解説!介護関係者必見」をご覧ください。
④労働契約条件と入社後の労働環境が違う
入社に当たっては使用主(施設)と労働者で上記の労働契約書を結ぶことになります。
- 勤務時間
- 基本給
- 有給休暇
- 定年
- 社会保険
労働契約書には、上記のようなさまざまな契約の内容(法的な約束事)が記載されています。
働いてからこの契約内容に違いがある場合は、法律違反でありブラック施設といえるでしょう。
労働契約に関しての注意点などはこちらの記事「介護職員が転職で労働契約を結ぶ際,無期雇用を確認すべきその理由!」をご覧ください。
⑤介護職に違法な医療行為をさせている
介護職が医療行為をするのは違法です。医療行為をして警察に捕まったこともあります。
しかし、ブラックな介護施設では看護師などの医療職も不足しているため、本来は看護師がすべき業務内容を介護職員に任せてしまうケースがあります。
爪切りや耳掃除を例に挙げると、爪が厚かったり、耳垢で耳の穴が塞がれてしまっているような場合、基本的に介護職はケアをすることができません。
ですが、研修をしていない状態で介護職員が実施をすると違法行為となります。
上記のとおり、研修を行えばできる医療行為もありますが、ブラックな介護施設では研修をする時間の確保も困難です。
では、介護職の医療行為についてもう少しくわしく見ていきましょう!
- 体温測定
- 自動血圧測定器による血圧測定
- 動脈血酸素飽和度を測定するためのパルスオキシメータ装着
- 軽微な傷(切り傷、擦り傷、やけど等)の処置
- 医薬品の使用の介助(皮膚への軟膏の塗布、点眼薬の点眼、一包化された内用薬の内服、肛門からの坐薬挿入、鼻腔粘膜への薬剤噴霧)
- 爪切り
- 歯ブラシや綿棒等による口腔ケア
- 耳垢の除去
- ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てる
- 自己導尿の補助
- 市販のディスポーザブルグリセリン浣腸器を用いた浣腸
介護職ができない医療行為
摘便、インスリン注射、血糖測定、床ずれの処置、点滴の管理
引用:厚生労働省通達
引用:介護福祉士は医療行為ができる?医療行為の内容や注意点を解説!(健達ねっと)
医療行為は、専門的な知識が必要でそのための資格が必要です。介護職員が行うのは違法行為です。
また、介護職員が医療行為を代行すると、職場がまわっていると上層部は思ってしまい、より人員補充への危機感が薄くなってしまいます。
以前、介護職員が医療行為である利用者へのインシュリン注射をしてニュースになったケースもありました。
医療現場では看護助手が医師法を無視した危険な仕事をさせられる現場があります。その内情を暴露しているYouTube動画をご紹介します。
動画内では、医師や看護師の経験談として違法な現場を話されています。看護助手を希望される方は気を付けなければなりません。
⑥パワハラ、職員間のいじめが横行
介護職の特徴として
- 様々な世代が上下関係なく働いている
- 前職や生活環境が違う職員が混在している
上記のような特徴は、いじめやパワハラが起ってしまう原因のひとつといえるでしょう。
介護の現場から幼稚ないじめやパワハラに関してのリテラシーの低さを感じることも少なくありません。
ブラックな介護施設の特徴の一つに「変化をすることを嫌う」という点があります。
ブラック施設では、「職員への報酬」、「心身の負担」などの問題点を改善しようとする意識も少ないです。
現状に満足し、今のやり方が正しいという考え方のもとだと、変化を嫌う職員が横行しているケースが多く、その結果新人が入るといじめやパワハラの対象となってしまいます。
悪い先輩職員による新人を責めやすい環境がいじめの温床になっていて、それに耐えられない職員は、周りからは「ウチの職場には合わなかった」と判断されてしまいます。
ブラックな介護施設では、改善案などの提案を出す職員に対しては「うちにはうちのやり方がある」と、変化を嫌うた環境もあるといえるでしょう。
介護の質を維持する為には、一定以上の作業量が必要なのですが、それを人員不足の状況でありながらも、現状の継続にこだわるため、職員に負荷を多大にかけていきます。
心身への負荷が強く、改善されることのない職場ですので、退職率は非常に高いです。
いじめなどの職場環境が悪くなる象徴である「お局」の記事「介護現場で気を付けるべき存在【お局】について私の経験談!」をぜひご覧ください。
⑦ダメな施設長の存在
まず、介護施設・事業所の管理者になる方の特徴として
- 看護師
- リハビリ職
- 違う業界から来た管理者の経験者
- 運営者の近親者
介護職の経験者から管理者になる方が全くいないとは言いませんが、上記4つの経験者から管理者になる方が多いという印象です。
上記の特徴としては、介護職としての経験が少ない。つまり、たたき上げの介護職経験者が出世して管理者になることが少ないといえるでしょう。
その弊害として現場を知らない管理者と現場の介護職との間にあつれきや不満が生じやすくなります。
そういった状況は、職員の仕事に対する興味が無くなり、仕事が単なる作業と化す原因になるといえます。
こういったことも、介護職のブラックな職場が生まれやすい原因の一つだと考えます。
また、介護では大手の企業以外の個別の施設では、研修などが充実していないため、なかなか良い役職者が育たないという現状もあります。
国や自治体において認知症基礎研修を義務づける制度が始まります。
>>令和3年度より全ての無資格(医療・福祉関係の資格)の介護職員に、認知症介護基礎研修の受講が義務付けられました。(経過措置期間:3年間)
また、介護職の出世として、リーダーや主任といった役職はありますが、その役職に出世してもそれほど収入が増えないのが現状で、現場責任の大きさに比べて、あまり魅力を感じない役職といえるのです。
下の記事は「介護職員が辞めていく施設の管理者は優秀です。」と題し、職員が辞めていく施設はなぜか優秀な管理者になるという内容です。
⑧利用者に対する介助が雑
ブラックな介護施設では人手不足であるため、教育の時間の確保がされていないケースが大半です。
介護技術などの研修がおこなわれていません。
指導職員もいない現場では、介護技術が身に付かないため利用者に対する介助が雑になり、質の良い介護が提供されていません。
厚生労働省からは、介護施設を運営していく上では、研修の体系化や継続、キャリアアップ等の方法を示していくことが大切とされています。
加算の対象にもなっていますし、例えば事故を予防する安全管理や身体拘束に関しては、一年に二回以上は研修をしなければなりません。
ですが、ブラックな介護施設では研修などは行われていないため、介護技術を身に付けられない職員が多いです。
教育係に対しても、職員に教育・指導をするための教育が必要なのですが、ブラックな介護施設は対応ができていないので、教育されていない職員のみになっていきます。
教育係や指導係がしっかりしていない場合もありますが、そもそも教育のための指導を受けていない場合が多いのです。
介護施設の人間関係に関する記事「介護施設職員の【人間関係】が悪いという噂は本当ですか?7つの理由」があります。良かったら読んでください。
過去記事に「新人指導介護職員が新人を辞めさせない【教え上手な教え方】7つの方法」があります。参考にして頂けたらと思います。
⑨キラキラ系や理想論がはびこる
ブラックな介護施設では、介護に対する主な思想として、いわゆるキラキラ系や理想論がはびこります。
キラキラ系や理想論は一見正論に見えますが、その結果がどうなるかを想像していなくて、職員に負荷を多大に押しつける。などの特徴があります。
これらの思想を実現するための労力や時間の報酬はどうなるのか。そもそも、その時間内に施設で配置できる人員の仕事量を超えている。という現実は意識されていません。
その為、サービス残業や業務前の出勤などが当たり前になり、無休で働くなどという場面も出てきてしまいます。
福祉は施しのイメージもありますが、私達介護職員にとっては生活の糧を得るための仕事ですよね。
キラキラと言われても抽象的で分かりづらいですが、例えば、あなたは利用者である高齢者が好きで介護職に就いたとします。困っている利用者のために時間外でも付き合う。
しかし、その仕事内容はあなた以外でもできる仕事です。時間外にならないようなシフトが組まれるはずです。
キラキラ系の職場は職員のやりがいに付け込み、本来改善しなければならない人員不足の環境を、職員の自己犠牲で補っている職場といえます。
つまり、やりがい搾取
サービス残業の常態化は、働く介護職員の時給を下げることになり、自分の仕事の価値を落としていることにもなるでしょう。
その結果、職員の生活の質も低下していき、疲労により思考の正常化も妨げられてしまいます。
SNSなどで介護職員同士の交流もされていますし、職場の比較情報もネット検索で知ることができます。
介護施設ではホワイトな職場は少ないため、あなたにとっての良い職場には巡り会いにくいのが現実ですが、今の生活を変えることはできるのです。
介護職員の需要は高く、現在待遇も改善されてきていますので、今の職場の待遇は平均的であるかを考え、判断していくことが大切です。
ブラックから逃れるには、あなたが職場の環境を変えるか、そこから外れるかしかないです。しかし、職場の環境を個人で変えるのは非現実的だし、周りを巻き込むのも疲れます。
やはりブラックから逃れるためには転職しかないでしょう。
ホワイトな職場に転職するなら介護専門の転職エージェントを利用するのがおすすめです。ホワイトな職場の紹介に特化した転職エージェントは「レバウェル介護(旧:きらケア)
⑩極端に給料が低い、もしくは高い
介護施設では、給料が高くても安くてもブラック施設になりうるのです。
給料が低いブラック施設
サービス残業があれば、本来なら賃金として支払われる金額が支払われずに、給料が低くても施設が運営されている状態。
給料が高いブラック施設
給料が高い要因の事例をおおまかに説明しますと、一番いい例が介護処遇改善加算分です。介護施設の売上は「稼働率×部屋数×介護度」です。この数字には上限がります。
これに加算率をかけた数字が処遇改善加算の総金額です。
この総額を介護職の人数で割るので、職員の人数が少なければ一人当たりの受取金額が大きくなります。
これにより給料は高くなりますが、人数が少ないので介護職にとっては過酷な環境、つまりブラック施設となりうるでしょう。
ブラックな職場から逃れる方法
ブラック施設で働いていて、逃れるにはどのような方法があるのか紹介していきます。
退職代行を利用する
自身がブラック判定し相談する人もいないなどの状況に陥っている、退職を希望するなら退職代行を利用する手もあります。
私の過去の記事に「介護職員が退職時に退職代行を利用するメリット・デメリット」があります。退職代行は、1~2万円ほどであなたの退職時に代行で連絡をしてくれます。それぞれ特徴があるのでぜひご覧ください。
直ぐにでも辞めたい方には退職代行を利用するのがおすすめですが、お金をかけたくない方や、多少時間のある方には無料の弁護士相談などもあるのでご紹介します。
弁護士に相談する
弁護士YouTuber岡野武志さんの動画を紹介します。
下の記事は退職時に関わる「介護職員が退職する際の「手続きと注意点」を詳しく解説!退職理由記事付き」記事です。
ブラック施設から逃げる算段がついたら、次は転職ですね。
もうブラックな職場で働きたくないなら、次の就職活動には転職のプロに聞いてみるのがベスト!
【無料】ブラック施設を逃れるために介護専門の転職エージェントを利用する
ブラック企業を逃れる時は、次の就職先を決めてからの方が安心ですよね。
その時は、介護専門の転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントは登録から利用まで全て無料です。エージェントの担当者から、就職希望先の情報を得るだけの利用でもかまいません。
ブラック施設への就職を避けるために、私がおすすめする転職エージェントは、ホワイトな施設・事業所の紹介に強いこの2社。
それぞれご紹介します!
レバウェル介護(旧:きらケア)の求人は、福利厚生面が整った施設・事業所が多いです。また、月給33万以上の好条件もあり、私の経験では職場環境が良い職場だと給料も高めです。
まずは、担当者に不安なところ、知りたい情報を聞いてみてください。
担当者とのやり取りが重要で、良い関係を築ければ、きっと良い職場が見つかるまで親身にアドバイスをしてくれるでしょう。
\就職後の相談までフォロー/
簡単1分無料登録
更に詳しくレバウェル介護(旧:きらケア)を知りたい方は詳細記事をご覧ください。
マイナビ介護職の最大の強みは、大手転職サイトのマイナビの系列であることです。マイナビ介護職自身も全国に支社があるので、地方でも求人が多数あるのが特徴です。
求人が多いということはそれだけ選択肢が多いのです。そこで担当者がそれぞれの施設、事業所の情報を得ているので、それぞれの求職者に合った職場を紹介することが可能となっています。
ぜひ登録いただいて、マイナビ介護職の担当者と一緒にご自身が希望する良い職場環境の求人を探してみてください。
\良い職場環境の相談受付/
簡単1分で無料登録
さらにくわしく【マイナビ介護職】を知りたい方は下の詳細記事をご覧ください!
また、転職エージェントを2・3社掛け持ちで利用するのも、かしこいエージェントの利用方法です。
下の記事では介護職の転職エージェントをランキング形式で紹介しています。
転職エージェントにはそれぞれの強みや特徴があるので、内容を詳細に比較した記事をぜひご覧ください。
ブラック施設の見極め方
それではブラック施設を見極める方法を紹介していきましょう!
SNSなどに悪い評判はないか?
Google検索で2チャンネルやヤフー知恵袋、SNSなどで叩かれている企業でないか確認してみましょう。
ただ、そのような媒体はウソや嫌がらせ、誹謗中傷も多いので注意は必要です。
口コミサイトで評判を見てみる
転職活動時にブラック施設を見極める方法として使っているのが、今回ご紹介する無料の口コミサイトの転職会議です。会員数が700万人でサラリーマンの12%が利用している口コミサイトです。
知りたい企業の情報を、その企業で実際に働いてきた経験者の年収とかやりがい、スキルアップや福利厚生、ワークライフバランスや女性の働きやすさなどが口コミ情報として掲載されていて確認することができます。
\\転職会議//
企業は人材を採用する時には反社チェックを行います。その逆に求職者側も企業のブラックな口コミがないかチェックをしましょう!
ブラック施設を見学で見極める
ブラック企業を見極めるために、面接時には、ぜひ施設見学を申し出て頂きたいです。
特に気にすべき点は、フロア内の衛生面(整理・整頓・清潔・清掃)と職員の身だしなみを見て頂ければと思います。
そこで、衛生面や身だしなみについての過去記事を2つご用意しました!
私の記事で面接・見学の際に気をつけるべき「面接・見学で,良い介護施設の職場環境を見極める11のチェックリストを公開!」があります。ぜひご活用ください。
Twitterで記事を紹介したところ施設見学の重要性について
リツイート頂きましたのでご紹介します。
ブラック施設を面接で見極める
私の面接での経験でブラックだなーと感じた内容をご紹介します。
過去、Twitterで下記のような面接での経験をtweetしたので紹介します。前提として介護の施設では、夜勤時、2階建てならそれぞれの階に夜勤者を配置しています。
Twitterでの限られた文字数での内容なので、もう少し状況をくわしく説明すると、その介護施設の面接担当者に、その施設は2階建ての建物でありながらも夜勤は一人での対応だと言われました。
そして、その理由があり得ないのです。その面接担当者は、「うちの職員はみな注意力を鍛えている」と自慢していたのです。
態度も横柄でしたし、実際いくら耳が良くても、1階で見守りしていた時に2階で入居者が倒れた音を聞いて駆けつけても間に合いませんよね。
かなりヤバい施設としか思えませんでした。
実際、このような施設や事業所はあるわけで、面接でしっかり見極めるために面接官の話の内容や態度にまで注視しなければなりません。
また、面接では交通費やユニフォームの福利厚生面に関する質問を1・2問質問してみて、その回答をはぐらかすようなら少し危険ですね。
また、即日で内定が出るような企業は、よほど人手が足りないのかと勘繰ってしまいます。
介護の面接に役立つ「介護へ転職する際,面接で聞かれる【質問と採用への対応策6選】」をご用意しました。
ただ、施設見学や面接でブラックなのかが完全に分かるとはなかなか言い切れません。
労働条件でブラックなのかを見極める方法
ブラックな労働条件例①基本給が低い
例えば、年収の総額が同じでも基本給が高い方が良いのか、賞与(基本給の倍率)が高い方が良いのかと言われると・・・
- ここで問題!
A:基本給が高い方
B:賞与が高い方
今後収入アップのためにはどちらが高い方がいいのか? -
解答
A:基本給です。理由を2つ上げます。- 賞与は、企業の業績給なので業績次第で大きく変動します。しかし、基本給を大きく下げることはできません。
ハローワークに確認したところ、
・基本給は10%程度の削減が限界。
・賞与を下げることは業績にもよるので問題が無い。 - 賞与は基本給をもとに算出しています。そのため”基本給の2か月分”とした場合、基本給が高い方が賞与の額も高くなります。
- 賞与は、企業の業績給なので業績次第で大きく変動します。しかし、基本給を大きく下げることはできません。
下の記事は私の給料明細と源泉徴収票を載せた「現役介護福祉士の給与明細を暴露!年収を【140万円】上げる具体的な方法」ですので、興味のある方はどうぞご覧ください!
ブラックな労働条件例②:夜勤の回数が多い
概算で労働条件を出してもらった際に、もう一点気を付けて欲しいのが夜勤の回数。4回.と6回を比べると、回数の少ない4回の方が良心的です。
なぜかというと、ロング夜勤だとして月の夜勤回数は多くて8回程度でしょう。
実際月に夜勤8回予定がある場合、夜勤4回分の労働条件なら、残り4回分の給料が増える見込みがありますよね。
しかし、労働条件に夜勤6回分の記載だと、提示の段階で夜勤回数4回よりも2回分増やして、金額を多く見せられている、かつ実際月の夜勤回数が8回予定の場合、残り2回分の給料しか増える見込みがありません。
そのため、労働条件には夜勤回数が少ない表示の方が良心的な職場といえるのです。
介護施設は夜勤が2種類あります。「介護施設の夜勤は、ショートとロングどっちが良い?」よく読まれる記事なので興味のある方はどうぞご覧ください、
ブラックな労働条件例③:給与条件に残業時間が見込みで入っている
下の2つの画像は、過去に面接を受けた際の給与条件の概算を各介護施設に出していただいた時の現物の用紙です。
私が年収400万円と希望を出した際の内容です。
【A施設】労働契約前の概算給与条件
【B施設】労働契約前の概算給与条件
ちなみに、
左A施設の概算年収≒3,760,000円
(スマホは上)
右B施設の概算年収≒3,900,000円
(スマホは下)合計不記載 年収は手計算による
一見すると、B施設の総額がA施設より14万円高い390万円となりますよね。
ところが、見て頂きたいのが残業代。
普通、想定される見込みの残業代などを概算に入れないです。
入れれば入れるだけ総額は増えますから。B施設はこの残業代だけで月あたり2万円以上、年収で20万円から30万円は増やして見せています。
本記事は以上になります。
今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。
良かったらスマホにブックマークしてください。とても励みになります。
今日のサービスショット!