こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。

私は介護歴10年
グループホーム2か所、
小規模多機能居宅介護2か所
介護老人保健施設1か所
特別養護老人ホーム3か所
合計4業態8か所経験しています。
恐らく、私は同じ職場の介護職員よりは、多くの施設・事業所を経験していると思います。
その為、介護業態別の仕事内容の違いが分かります。
私の経験が、これから介護職に転職する方、特に私と同様の中高年の方に、役立てればと思ってブログを書いています。
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介護職員の賃金アップの現状は?上がっている?


まず、下の表で介護士の賃金を見てみましょう。


引用元:厚生労働省平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
つまり、国の介護職員の処遇改善加算という政策により、賃金は毎年増加しています。
デフレ状況の中、国の施策により給料が上がっているのも介護業態の特徴です。
給料アップに役立つ記事を5つご用意しました。興味のある記事ありましたらご覧ください!










介護職員の勤続年数の現状
介護職の他産業との勤続年数の比較


この表によると、全産業の平均勤続年数が11.9年に対して、介護職はその半分、5年台と低い勤続年数になっています。
つまり、介護職の勤続年数は他産業と比べて低いということが分かります。
平成30年(2018年)労働安定センターの調査による介護職員の離職率
それでは介護職の離職率を見てみます。


引用:平成30年度介護労働実態調査公益財団法人 介護労働安定センター
事業所における介護労働実態調査
この調査では、介護職員の離職率は正規社員と非正規社員を合わせて平成30年:16.2%です。
一般企業の離職率は平成28年:15.0%です。
調査により介護職は一般企業に比べて離職率は1.2ポイント高くなります。
(ただし、比較は一般企業が平成28年に対して、介護職は平成30年になります。)


ただ、私の経験上の実感として、特別養護老人ホームだと、離職率が20%を大幅に超えていたと感じました。




上記の表より
- 介護の事業歴が比較的新しい3年未満の事業所の離職率が27.1%と高い。
- 事業所の職員が少ないほど(9名以下)離職率は22.0%と高い。
- 法人規模も少ないほど(49人以下)離職率は高い。
それでは、介護職員の退職理由から見ていきます。
介護職員の退職【辞める】・離職者の主な6つの理由







厚生労働省の統計では、上記のような退職理由になります。主な理由を詳しく解説していきますね。
【退職(辞める)理由①】職場の人間関係に問題
人間関係の悪さが介護職員の退職理由の第1位です。
私の経験では、居宅系の職員の間では、あまり人間関係が悪い事業所はなかったです。
しかし、施設系に転職するとほとんどの施設で、人間関係は悪かったです。
- お局の存在による、うわさ話といじめが横行しています。
- あいさつがない。無視される。そのことからかもし出される悪い職場の雰囲気。
- 医療系の職員による上から目線のきつい指示。
あなただけではありません。介護職員のみんなが感じていることです。


【退職(辞める)理由②】結婚・出産・妊娠・育児のため
これはしょうがないですよね。ただ、退職までしなくても育休で休まれる方はいました。
もともとが女性の職業であったので、どの施設でも退職原因としてあるでしょう。
今の時代、生活していくには夫婦で共働きが当たり前です。
その点介護現場では、私の経験でも育休の受け入れ態勢は出来ている職場が多いと思います。


【退職(辞める)理由③】法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満
- 介護士はサービス業、ファーストクラス、一流ホテル並みのサービスを目指せ!
- 不平、不満を言うな。語るなら夢、希望、愛を語れ!
- 今の時代、ちゃんと働く、しっかり働く、くらいではだめ。ガンガン働く、バリバリ仕事せよ。
こんな法人の運営方針があったら辞めますよね(笑)
【退職(辞める)理由④】他に良い仕事・職場があったため



この退職理由で多いのが、介護ならいつでも戻れるから、やりたいことにチャレンジするというような理由です。私の経験でも実際に辞めていった30代の方が数名いました。
もちろん、昨今の介護職の労働市場は需要があり、もっと条件の良い仕事を見つけて転職、退職する方もいます。


【退職(辞める)理由⑤】低賃金,年高序列で上がる賃金体系ではない
ここで出てきました。若いうちは年収が300万円から400万円と一般社会と比べてもそれほど低い収入だとは思いません。
しかし、年齢を重ねて40歳代になったときに、他の仕事と比べると賃金が上がらない介護職は子供がいる家庭では厳しい収入です。


【退職(辞める)理由⑥】仕事を教えてくれる人がいない
新人が入ってもほったらかしにされる。
私の職場にも、4月に新人が入りましたが、その新人が「教えてくれる先輩がいない、誰も教えてくれない」となげいていました。
みなさんも経験ありませんか?入った途端に先輩が次々に辞めていくようなこと。
お世話になった先輩が1か月程度でやめてしまい、その途端職場の雰囲気が変わり悪くなってしまうことってありますよね。
最近の介護士は、人員不足もあり、スピードを重視していて、教育まで行渡らないのが現状でしょうか。
これでは新人が入ってもやめてしまいます。
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介護職員を辞めさせない職場環境の作り方【5つの対策】


- 介護職員を増やす
- 介護職員の業務を減らす
- 介護職員の給料を増やす
では、どうしたら退職者を出さない職場環境になるのでしょうか?
5つ挙げてみました。
【対策①】教育係をつけて、基礎からしっかりと教える
ここで重要なのが、教えることで仕事をさぼれると考えている方がいます。指示を出して楽をする方がいます。
指導担当者をしっかり選択すべきです。


【対策②】職員同士挨拶をする
挨拶をするのは当たり前のことですが、出来ていない職員がいます。挨拶しても返さない時は嫌な思いになりますよね。
【対策③】笑顔で会話をする
もちろん、入居者様をほったらかしにして会話をするのではなく、入居者、職員が笑顔で会話ができている環境が離職を少なくできると思います。
【対策④】サービス残業をさせない
介護職のあるあるです。
- 上司が残業するから帰りづらい。
- 記録を就労後に残って書く。
- タイムカードを押してから仕事をさせる。
これらの習慣を無くすことが出来れば、離職率や退職者をだいぶ減らせると思います。


【対策⑤】上司が部下と面談する
職員がどのように仕事や職場を思っているのか聞く機会を設けていただきたい。
仲のいい、よく話しかけてくる職員だと、コミュニケーションが取れるのは当たり前です。
話下手な方もいます、職員はみな戦力になっていることを考えて、気にかけてあげるべきだと思います。
上司は、そのような気遣いのできる人であってほしいです。


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