中高年50歳からの楽しい介護職

介護に転職を考えている中高年に向けて、介護の仕事内容やお役立ち情報を紹介させて頂きます。

私の参加するヤフー知恵袋の質問なぜ【介護職員は離職率】 が高いのか?

特別養護老人ホームの介護福祉士です。

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つい最近私が参加しているYahoo知恵袋に、この様な質問がにありました。

【質問】

介護業界の現状はどうなってますか?

今後国はちゃんと対策をしてくれますか?
これから介護職の需要は高まるのに、なぜこんなに待遇が悪いんでしょうか?
せめて看護師くらいのお給料は貰っても良く無いですか?
人手不足の原因なんて明白なのになぜ放ったらかしなんですか???

この質問に対して考察していきます。

  厚生労働省(介護人材需要表) 参考資料①

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確かに2025年に向けて介護職員は37.7万人不足すると予想されています。

今後の高齢者人口の見通し。厚生労働省 参考資料②

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この表を見て頂くと2025年には65歳以上の高齢者の人口の割合が全人口の

30.3%です。この高齢者の増加は2050年になっても続いていきます。

介護職員の給与の賃金アップ 厚生労働省の統計 参考資料③

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上記の数字を見てください。
低賃金と言われる介護職員の給料は、平成28年と平成29年を比べると、1万円以上増加しています。
処遇改善加算の支給の効果もあります。

 

デフレの世の中、国の施策により給料が上がっているのも介護業態の現状です。

厚生労働省 離職率 参考資料④

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【注】この統計は厚生労働省が、ランダムにアンケートを取った結果です。

   全国全ての介護職の統計ではありません。

 

上記の表を見ると介護職員の1年間で5424人しか増加していない

介護職員の1年間の採用者数は22992人です。

介護職員の1年間の離職者数は17568人です。

つまり22992人ー17568人=5424人しか増加していません。

 

www.shimazo3.com

介護職員が増加しないのは、なぜなのでしょうか・・・

 少子高齢化による生産年齢人口の減少

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生産年齢人口は、働ける世代(15歳から64歳)の人口の事です。

上記の表を確認して頂くと、総人口は1986年から2016年までの間に528万人増加しています。

 

しかし知らない生産年齢人口(15~64歳)は、

ピーク時(1997年)8,699万人。から徐々に減少しています、

2016年には7,665万人と650万人減少しています。

この表から、介護職員の減少も、生産年齢の減少が大きく影響しているのが伺えます

介護職の他産業との勤続年数の比較

 

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(表)介護労働の現状(厚生労働省)
この表からも、明らかに全産業の平均勤続年数が11.9%に対して、介護職はその半分の勤続年数になっています。つまり介護職の勤続年数は他産業と比べて低いのです。

私が考える離職率の低い原因

 

確かに女性が多い職業ですから、結婚・出産・育児の関係で退職するケースもあると思います。

しかし私は別の角度で問題提起したいと思います。

それは参考資料②で確認すると給料が上がっている、しかし離職者が多い。

この原因は介護現場の職場環境によると思います。

 

昔は高齢者の割合、人数も数なく更に低賃金の為、ホントに介護を好きな人がこの介護の業界を支えていました。

ここが問題です。

 

介護職員処遇改善加算により給料が上がる、高齢者が増えた事によって、介護職に人材が流れるようになった。

介護施設、事業所も、採用するにあたって選んでられない、多少目をつぶっても人材を確保しています。

なぜ介護職員が離職するのか?それが問題なのです。

 

昨今は、介護職員の賃金も東証一部上場会社をのぞいた企業の平均賃金と、ほとんど変わらない水準まで上がっているようです。

介護職員の需要が高まり、給料が上がる、ここまでは良いのです。
しかし、誰でもできる仕事に、良質な人材だけでなく、あまり宜しくない人材まで流入していると考えます。

堀江貴文の名言集より引用

良い人脈とは、人の流れなのだ。いい人の周りには、いい人が自然と集まってくる。だから一人いい人と付き合っていると、その人を起点にいい出会いが次々に起こってくる。

 

中卒、高卒、ヤンキー、犯罪者でも出来る仕事内容です。

あまりにも違い過ぎる環境の中で育った人間同士が、一緒に仕事をする環境にあります。

まともな人間はその職場環境に驚き、去っていく方も多いと思います。

そうすると、あまり必要とされない人材ばかりが残る環境になります。

 

 

一般サラリーマンにとって、この業界に転職する方の多くは、私同様、その幼稚で一般社会常識とかけ離れた、職場環境に嘆いている方多いです。

 

 この逆が介護の人間関係にあると思います。

 

尊敬できる上司がいない。

これが原因で介護職員の退職率の高い、なかなか増えない介護職員の理由です。

ただ国も手をこまねいているわけではありません。

高齢化2025年問題での国の対策を3つ上げます。

 介護職員の処遇を改善する。 

私の勤める 特別養護老人ホームなら、無資格で入ってきても年収330万円位は最低貰えています。
私は介護福祉士ですが410万円位です。この金額なら一般サラリーマンと同じ位です。
国は処遇改善加算と言う制度で年間一人当たり、平均ですが37000円支給しています。

 


更に今年の10月の消費税増税導入時にはぞれを財源として(1000億円投入)
勤続10年の介護福祉士には月額8万円支給されます。この制度はまだ内容が固まっていません。


だた介護福祉士(150万人)だけに支給しても月額6万円は支給できるほどの財源です。支給対象は広がると思われます。
例えば私が8万円更に貰ったとしたら年収は軽く年収500万円オーバーです。

 介護ロボットの導入

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 株式会社イノフィスさんのマッスルスーツです。50万円します。

今でも大きな施設には、入浴介助に機械浴を導入しています。

しかし介護職員が一番体を壊すのは、移乗介助です。腰椎を痛めて離職する方も多いです。この問題を解決するには、上記の様な介護ロボットを利用して介護職員の体力的な問題を解決しなければならないです。

外国人労働者の起用

 

介護職の深刻な不足を補うため、その解決策のひとつとして外国人労働者の起用が上がっています。

ただ外国人を起用すれば良いと言う訳ではないと思います。

 

日本で働く外国人には、日本の文化、習慣を学んでいただくのも高齢者介助にとって必要な事だと思います。

最後に

 

質問者様は、看護師と比較してますが、看護師は学校を卒業して試験を受けなければ看護師免許を取得できません。命にかかわる仕事をしているのです。
介護士の給料が、困った時に頼りになる看護師の給料より高ければ、今度は病院の看護師が不足し大変な事になるでしょう。

 

 今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。

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