介護職で月30万円以上稼ぐには?給料をアップさせるための7つの方法を紹介!
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
今日では低賃金と言われる介護職ですが、中には給料を上げられる制度や方法を知らないで給料が上がらないと嘆いているケースもあるようです。
そこで今回は、介護職で月30万円以上稼ぐ7つの方法を紹介します。
- 介護職員で給料が低いと思っている方
- 今介護職員で転職を考えている方
- これから介護へ転職を考えている方
本記事では「月30万は欲しい方」、「介護の職業で給料アップをしたい方」とって、本記事の給料を上げるための7つの条件は必見です。
現状より給料アップ間違いなし!
月額30万円以上は確実ですので、ぜひ参考にしてください。
それでは、それぞれの方法を詳しくみていきしょう。
①:転職で介護の業態を変える
居宅系より施設系に転職
全部が全部ではありませんが、傾向としては居宅系事業所よりも介護施設系の方が給料が高いです。
居宅とは、デイサービスや訪問介護の事で施設系と違うのは夜勤がないことです。
介護施設なら月に夜勤は5.6回入ります。
施設の夜勤1回当たり8千円から1万円程度の夜勤手当が付くので夜勤の無い居宅サービスとの差は大きいでしょう。
また体力的にも、施設系はハードなところが多いので、給料は高い傾向にあります。
私の経験では、4年目まで居宅サービスのグループホーム、小規模多機能居宅事業所に在籍してましたが、
月給が21万程度、年収270万円でした。
その後、介護老人保健施設で年収350万円。更に処遇改善加算などの影響もあり、年収が413万円まで上がりました。
詳しくは私の給料明細の記事で、年収を140万円あげた記事があります、興味のある方はご覧ください。
他サイトの記事でよくあるのが、給料明細公開といって自分でExcelを使って明細を作り見せている方がいますが、私は現物の給料明細を公開しています。
賞与より基本給の高い施設に就職
極端な例ですが同じ賞与の金額が50万円でも、基本給が50万円なら『1か月分』、基本給が25万円なら『2か月分』になります。
ここで問題!
同じ年収で基本給が高い方が良いのか?賞与が高い方が良いのか?
A:基本給が高い方が良い。
B:賞与が高い方が良い。
今後の給料アップのためにはどちらがいいのか?
解答
A:基本給です。理由を2つあげます。
- 賞与は、企業の業績給なので業績次第で大きく変動する。しかし、基本給を大きく下げることはできません。ハローワークに確認したところ、10%程度の削減は問題ないと言われました。また、賞与を下げることは労働基準法的にも問題が無い。
- 賞与は基本給をもとに算出している。そのため”基本給の2か月分”とした場合、基本給が高い方が、賞与の上がる額も高くなる。
福利厚生の良い職場に転職で給料アップ
福利厚生項目 | 月額 | 年額 |
---|---|---|
交通費 | 3千円から5千円 | 3万6千円から6万円 |
独身寮(首都圏借上げ社宅) | 5万円程度 | 60万円 |
住宅手当(首都圏) | 2万円程度 | 24万円 |
扶養手当(2人~3人) | 2万円(平均) | 24万円 |
合計 | 9万5千円 | 114万円 |
福利厚生に関しては、条件により違いが出てくるのはもちろんのこと、企業によっても大きく差がありますので転職時は要確認事項です。
基本給、プラス上記表の福利厚生で、介護職で月30万円以上稼ぐことが可能です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
交通費
交通費は電車やバスは実費で、これは普通の企業と同じです。
ただ、特別養護老人ホーム等の施設系では、車通勤の許可が多いです。
車通勤の場合は、距離✖単価で交通費を出します。
しかし、私の経験ですが、単価により同じ距離で8千円出るところもあれば、同じ距離で3千円しかでないところもあります。
独身寮
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設の介護保険施設では、独身職員の住宅用のアパートがあります。
私のような首都圏の住まいですと、ワンルームの賃貸でも月5万円はします。
住宅手当
収入を上げる大きな手当は、住宅手当です。どのようなケースで出るのかというと
- 無条件に1万5千円支給される職場がありました。
- ほとんどの施設は賃貸であれば支給されます。
- 持ち家でもローンが残ってる場合は手当がでるところもありました。
- 持ち家の場合は多くの法人では住宅手当はでません。
私は、妻帯者ですが妻が働いているので扶養していません。
もし子供が2人いて扶養しているなら扶養手当が付きます。
また、私は持ち家なので付かないですが、賃貸なら住宅手当が付くところが多く、年収アップになります。
住宅手当(平均) | 月額2万円 |
扶養手当
扶養手当の平均
扶養手当(家族手当) | 金額(月額) |
配偶者 | 1万円から1万5千円 |
子供(一人当たり) | 3千円から5千円 |
合計:扶養手当配偶者1名、子供2名 | 2万円(平均) |
住宅手当と扶養手当の合計で年収50万円アップ
つまり、福利厚生により扶養家族が3人で賃貸住宅なら、住宅手当と家族3人の扶養手当で、
上記①24万円+②24万円≒合計50万円、年収は大幅にアップになる計算です。
介護の転職エージェントを利用し給料アップ
現実的に給料アップを図るなら、実は転職エージェントを利用することが一番なんです。
- 担当者(コーディネーター)が付き、給料の交渉などを代行してくれる。
- 給料や福利厚生がどの程度なのか、業種業態や職場ごとの相場を確認できる。
- 資格やキャリアアップの条件によって収入の交渉ができる。
介護は”、業態”、”地域”、”資格の有無”によって収入や手当が大きく違ってきますので、相場を聞いてみましょう。
給料アップをはかるなら、私のおすすめ転職エージェントは
マイナビ介護職です。
マイナビ介護職は、私の年収を140万円大幅アップさせてくれたエージェントだからです。
╲給料アップに強い転職エージェントを2社紹介!/
この2社には大変お世話になりました。
給料アップ! | ポイント! | しまぞー詳細記事 |
公式ページ | 給料が高く福利厚生が充実している案件が多い 条件の良い大規模な施設系の案件を厳選して保有 | 詳細記事 |
公式ページ | 営業力が強く条件の良い案件を多数保有している 400万・500万・600万円求人が多数掲載 | 詳細記事 |
転職エージェント体験談!
下の4つの記事は、私が転職エージェントを利用した時の経験談です。特に2番目は、私が転職活動をしていたのを当時の在職中の施設管理者にばれてしまう恐怖の体験談です。
転職活動の際にはぜひご覧ください!
②:雇用形態変更する
パートアルバイトから正社員へ
パートアルバイトの時給は首都圏内であれば、1000円程度です。
週5日で8時間の常勤とすると1000円×8H×22日=176,000円
パートアルバイトは賞与が寸志程度の法人が多いので、年収220万円程度でしょう。
正社員の年収は、上の表より300万円です。
正社員の場合は賞与がしっかりとでる、夜勤があるなどの理由でパートアルバイトと比較すると80万円近く上がってますね。
派遣社員から正社員へ
派遣社員と正社員を給料面で比較すると長期的に見れば、正社員の方が条件は良いでしょう。派遣社員は正社員にある賞与がありません。
私の経験では、特別養護老人ホームの給料体系は、定期給よりも賞与の比重が大きい法人が多く、中には年間で100万円近く賞与がある法人もあります。
ですので、派遣社員の中には少なからず正社員を希望する職員はいます。
- 一旦、派遣会社を退職して正社員の求人を探す
- 派遣社員で派遣先を探す際に「紹介予定派遣」という派遣方法で勤める
少し紹介予定派遣の仕組みを説明しますと、紹介予定派遣という働き方は正社員になることを前提に派遣として働くシステムなのです。
このシステムの良さは、派遣社員も派遣先(介護施設、事業所)も、しっかりその職場にその職員が合うか適性を見ることが出来る点です。
職員、派遣先双方が、正社員になることに合意する、これが紹介予定派遣です。
③:個人の能力が認められる
給料アップを狙う場合、大きな施設の方が有利という印象があると思いますが、一概にそれが当てはまるわけではありません。
むしろ小さな事業所で必要な人材になり、こう言っては何ですが「社長のお気に入り」で、他職員には内緒で給料が高い方がいるということです。
私が知っているその職員は、処遇改善加算制度の以前に、私が月額19万円の時、管理者よりも高い月額30万円以上の給料を貰っていました。
大きな施設の場合は、管理者などの裁量だけで給料を大幅にアップさせるというのは難しいでしょう。
社長の裁量による給料アップが可能なのは、小さな事業所の特徴だと思います。
もちろんどこで働いても給料アップの交渉を出来ないわけではありません。むしろそこまでできる自信がある方のほうが私は尊敬しますが。
要は、大きな事業所・施設だけが給料が良いというわけではなく、
「努力次第で小さな事業所でも給料アップは望めますよ」ということです。
④:資格を取得する
介護の資格の種類
- 介護初任者研修(介護職になる時必須ではないが、この資格がないと施設などでは身体介護をさせない、訪問介護では必須の資格)
- 実務者研修(介護福祉士受験の必須資格)
- 認知症実践者研修
- 介護福祉士(国家資格)
などなどあります。
上記の資格の中で資格手当が出るのが、国家資格の介護福祉士です。
この国家資格は、雇う法人側も抱えている職員の中で介護福祉士の在籍の割合が5割以上などといった体勢を整えることによって、条件付きで利用者より加算(追加の売り上げ)が取れます。
そのため、法人も資格手当を付けるなどの対策で介護福祉士の人員を確保しています。
しまぞーの介護福祉士手当
- 介護福祉士手当(職能給手当)・15,000円
- 介護福祉士処遇改善加算・・・・12,000円
- 介護福祉士資格で基本給アップ・20,000円
①+②+③=(月額合計)・・・・47,000円
つまり介護福祉士の資格を取得すると月収が5万円近く上がりました。年間60万円プラスになります。
介護福祉士が優遇される理由
なぜここまで介護福祉士の資格取得による優遇が認められるのかというと、それは介護独特の離職率の高さです。
しかし介護福祉士は、少なくとも4年間、低賃金や職場環境の悪さを乗り切ったことに対する信頼感があります。
笑い話ではなく、私はホントにそう思います。
⑤:リーダー、施設長、本部へ移動など役職に就く
ユニットリーダーに出世
私の経験では、特別養護老人ホームはユニットリーダーになると、手当が1万円程度付くところが多かったです。
ただ、このリーダー手当はあまり宛てにならないところが多いようです。私の知る限りでも手当がつかない施設もありました。
施設長に出世
施設長に介護士がなれるのは、民間のチェーン展開している大手企業の子会社が運営しているところが多いので、出世を目指すなら大手企業の子会社が狙い目です。
新卒は幹部候補として採用されていることが多いので管理職になりやすいですが、中途採用でも管理者経験者なら管理職にはなりやすいでしょう。
また私の知る限り、既存の管理者が退職する際に、その管理者が認めた(お気に入りの)介護職を管理者に推薦していました。
本部へ移動し出世
さらに、民間の大手企業の系列であれば
管理者→エリアマネジャー→本部への異動で→課長→部長と出世することにより、年収が大幅に上昇していくケースもあります。
なぜかというと、運営者の社会福祉法人は単体で施設を運営しているところが多く、管理者は縁故関係者、リハビリ職が多い印象です。
⑥:特定・処遇改善加算により年収大幅アップ
介護職員には国が低賃金の改善策として、処遇改善加算と特定処遇改善加算というふたつの制度があります。
介護事業所と施設の加算取得条件に、研修の実施や職場環境の良さ違いによるキャリアパス制度があります。
ランク分けされ高いランクほど加算が取れるという制度です。
介護事業所と施設は、その加算により国から得た報酬を介護職員を中心に分配します。
その加算金額は例外を除いて全て介護職員に分配されます。
月収6万円上がった処遇改善加算
私が処遇改善加算で、6万円近く上がった給料明細を紹介します。
※下記で紹介する記事、居宅から施設に転職して140万円アップした給料明細です。
処遇改善加算は下の写真の緑色二か所です。
左側:介護福祉士資格所有者の処遇改善加算=11,600円
右側:一般の処遇改善加算=46,000円
この2種類合計 =57,600円が、私の1か月の処遇改善加算です。
特定処遇改善加算
2019年10月より10年勤続介護福祉士は、月収8万円アップもしくは年収440万円という制度ができました。
ただ、制度が始まると介護福祉士全員がこの収入アップの対象者にはならない。大きな施設でも数名のみ該当している状況です。
特定処遇改善加算の記事を紹介します。
下の過去記事「特定処遇改善加算により介護福祉士はいくらもらえるのか考察しました!」では、特定処遇改善加算について詳しく解説しています。
⑦:看護師やリハビリ職など他の職種を目指す
私の知る限りあまり人数は多くないですが、介護職から看護師になった方、リハビリ職になった方、社会福祉士になった方はいらしゃいます。
介護の上位資格云々ではなく、勉強して新たな医療福祉の職業に就くために頑張ってい方は見ていて素晴らしいと思います。
転職・就職を考えている方へむけて・・・
転職しようかな…と思ったら、まずは転職エージェントに無料相談
職場の人間関係に悩んでいる。会社に不満があるなど、このような悩みを解決するなら、ぶっちゃけ転職するのが一番現実的です。
転職したほうが良い理由
なぜ転職した方がいいと言えるのでしょうか?
- 給料の良い条件で探せば、収入が増える可能性大
- 職場の環境は個人では変えられない
- 転職をすれば人間関係をリセットできる
- 悩みが継続すると精神的な負担から病んでしまう可能性がある
また、介護の職業が求める人材は能力より人柄重視です。さらに、介護業界が慢性的な人材不足のため、転職しやすい環境です。
私は介護職での転職を数多く経験していますが、転職のデメリットはほとんどありませんでした。
転職意思が決まったら転職エージェントに相談!
転職を一番楽に成功させるには、転職エージェントというプロに相談することです。
私の経験から、特に異業種から介護職へ転職する場合は、最初の就業先が肝心です。
何故かというと・・・
良い職場環境には良い仲間、良い指導者がいるのが常で、その出会いによって介護の仕事を続けることができるかの分かれ道。
また介護の職業は、仕事内容は同じでも介護の施設事業所によって
- 受け取れる給与が違う。
- 給与上げるためのキャリアアップに差がある。
そのため最初の第一歩を、介護の業界をよく知っている転職エージェントのアドバイザーに相談することで転職の失敗のリスクを低下させることができます。
では、数ある転職エージェントの中でどこが一番おすすめ?
と問われると、それはレバウェル介護(旧:きらケア
介護の転職エージェント一押し、レバウェル介護(旧:きらケア)
転職活動には、介護専門の転職エージェントである「レバウェル介護(旧:きらケア
>>レバウェル介護(旧:きらケア)の無料の相談・登録はこちら!
\カンタン1分登録/
非公開求人が多数登録
レバウェル介護(旧:きらケア)の求人数は最大級の19万件。
多くの求人の中から専任コンサルタントが、あなたにベストな求人を紹介します。
また転職エージェントの中でも珍しく、無資格・未経験者が応募できる求人があるのも特徴です。
なぜならレバウェル介護(旧:きらケア)では、介護の入り口の資格「介護初任者研修」を無料で受講できる制度があるからです。
そのため、施設、介護事業所から高い評価を受け、レバウェル介護(旧:きらケア)には多くの無資格・未経験OKの求人が集まってきます。
「これから介護に就職する方」はもちろん、「今、介護職で職場環境に悩んでいる方」におすすめできるのが、
「レバウェル介護(旧:きらケア
とはいえ、ブラックな環境は避けたいですよね。
もちろん、全ての介護の職場が悪いとは言いませんが、職場環境が悪いところはあります。
しかし、きらケア介護は専任のコンサルタントが紹介企業を入念にリサーチし、不安なあなたをしっかりサポートします。
>>レバウェル介護(旧:きらケア)の無料の相談・登録はこちら!
あなたが以下のような状況で誰かに相談したいなら
- 介護の仕事に興味があるので話を聞いてみたい
- サービス残業はもう嫌だ
- もっと休みがある施設で働きたい!
レバウェル介護(旧:きらケア
\カンタン1分登録/
未経験から経験者まで
更にくわしい「レバウェル介護(旧:きらケア)
一番のおすすめ転職エージェントはレバウェル介護(旧:きらケア)ですが、他の転職エージェントにもそれぞれの強みや特徴があります。
また、自身に合わないエージェントに絞って転職活動を行うと、その結果、合わない職場を紹介されてしまうという残念なケースも…
そこで下の記事では、介護専門の転職エージェントをランキング形式で紹介しています。その特徴と内容を詳細に比較した記事をぜひご覧ください。
ランキングの比較内容から、あなたが望む条件を強みにしているエージェントを2社程度に選んで利用するのが転職の成功の近道と考えます。
今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。
良かったらスマホにブックマークしてください。とても励みになります。
今日のサービスショット!