こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
理由はどうあれ今の介護の職場を辞めたいと思っているあなた。
しかし、「どのように辞めたらいいのかわからない」という方に向けて、今回の記事では退職時の大切なポイントを紹介します。
退職や転職に関しては、大手転職サイトを見れば一般的な事柄は理解出来るでしょう。
しかし、私のような経験者目線での記事は少ないと思います。
介護職を8回転職した私の経験談を是非読んで頂いて、あなたに起こっている問題の解決にお役に立てればと思います。

しかし、私のような経験者目線での記事は少ないと思います。
介護職を8回転職した私の経験談を是非読んで頂いて、あなたに起こっている問題の解決にお役に立てればと思います。
本記事で書かれている内容【辞めたい時に押さえておく手順】
※青いリンクをクリックしていただくと該当箇所へ移動します。
【手順①】退職前に確認,介護職員の辞めたいと思う主な理由とストレス解消法





最初に、本当に辞めても良いのか?ベストな選択なのか考えるべきでしょう。
この章では、介護職員がどのような理由で辞めたいと思っているのか?厚生労働省が調査した統計があるので紹介します。
そして、介護職員が抱える”ストレスの解消法”を記載した私の経験談の記事があるので退職意思を決める前に読んで欲しいです。
介護職員の辞めたいと思う主な理由


- 職場の人間関係に問題
- 結婚・出産・妊娠・育児のため
- 法人の理念や運営のあり方に不満
- 他に良い仕事・職場があったため
- 自分の将来の見込みが立たなかった
- 収入が少ない
- 腰が痛くて辛いので身体介護が少ない業態
- 生活支援だけの仕事を探す
- 介護技術を磨きたいので施設に移る
上記の退職理由①から⑤が、厚生労働省の統計によりはじき出された介護職員の辞めたい理由です。


この>>介護職員の離職率と退職理由の記事を読んでいる方の多くは、辞めたいと感じているために検索されたのでしょう。
もちろん記事では、手順の②と③では具体的な手順とポイントが記載されています。
介護職員のストレス解消方法(体験談)
しかし、ここで先に進む前に一度思い返して欲しいのが、あなたにとって転職が一番の解決方法なのかということです。
仕事は好きだけど、「今の職場の環境が嫌だ」というのが介護職の特徴であると思います。私もこのような状況に陥った時は大きなストレスを抱えていました。
>>ストレスを感じた時の私の解消法を書いた記事を紹介します。


もうひとつ、介護職員が転職を繰り返すリスクについて解説した記事を紹介します。
>>介護職は転職を繰り返すとどのような影響があるのか解説します


【手順②】介護施設を辞める前に転職先を決めてから退職


次の職を確保してから退職の意向を示す



私と同じ中高年にとって、転職先が決まってから退職することはとても重要です。何故かというと、退職後いざ就職活動を始めても、なかなか次の職が決まらないのです。
今のご時世、40代50代の中高年が必要とされる仕事は限定的です。また、リストラされて就職活動をしている方も多いでしょう。
>>関連記事:さ~来い!リストラ転職組、俺が介護で鍛えてやる!介護士不足2025年問題が解決
- 団塊ジュニア世代ため人口が多い
- 40・50代はリストラされる世代
- 後10数年で退職する将来性が低い世代
※ただし、介護職での転職は経験者ほど優遇されるため、条件の良い施設・事業所への転職の難易度は低い。つまり、転職しやすいのです。


転職先が決まっていないケースでの悲劇



律儀に退職してから次の転職先を考えているようでは遅いです。失業手当の受給を見込んでの退職では、いざ転職活動を始めた時に痛い目に合うこと間違いなしでしょう。
退職後の転職活動はなかなか次が決まらない事が多いため、心理面でも辛いのです。
退職後の転職活動は、相手企業から賃金を安く叩かれるケースが多い。中高年で転職を経験している私としては、ここはおさえておいてほしいです。
ですので、退職の意思が決まっているのなら、まずは転職エージェントに登録をして次の転職先をについて相談したり、探してもらうのがベストです。



転職を一番楽に成功させるには、転職エージェントを利用することです。しかも無料。
目的別におすすめのエージェントを紹介します。
更にランキングを詳しく知りたい方はコチラの記事をどうぞ
⋙現役介護士がおすすめ【介護転職エージェント】を比較しランキング!


一般企業から介護職へ転職する方へ
介護職に転職する際、どのような方法があるかを3つ挙げます。
- 転職サイトや転職エージェントも登録利用する
- 複数の企業に就職活動を行う
- ハローワークを利用する
そもそも、中高年が同業種へ転職するのは、今までの仕事のスキルを活かした転職が出来るからでしょう。そのような方は退職前に条件のいい就職先が決っています。
ジョブチェンジ(異業種への転職)について
退職する現在の職業から異分野へ転職する「ジョブチェンジ」をする方は、なかなか就職が決まらないケースが多いようです。
退職後にハローワークに行って転職活動する多くの方は、退職してから就職先を探していると思われます。
実際にハローワークで「ジョブチェンジ」の転職活動をした我が身としては、なかなか厳しい現実がありました。
ハローワークに来ている周りの求職者を見ると、暗い感じで活力がない光景が見てとれました。
このハローワークで転職活動を行って思ったのが、「自分は何をしているのだろう」、「なかなかいい仕事がないな」という疲弊感(ひへいかん)でした。
何度も何度もハローワークで求職活動をしても、なかなか転職先が決まらない人々の疲弊感がハローワークにただよっていました。



ハローワークの職員の方達は、転職の経験など少ないでしょうから、転職活動の辛さは味わっていないので求職者の気持ちが分からないのです。
私の経験でも、ハローワークの職員は、ただ事務的な対応をしているだけなのが目につきました。
そして、中高年がハローワークで求職者に紹介される業態は、圧倒的に人員不足の介護職となります。




【手順③】退職の意思表示は誰に?


退職の意思を示す相手は、上司にあたるリーダー・主任



私の経験からすると、退職の意思が固いなら上司への相談はせずに退職届を渡すのが良いでしょう。
退職届を出す前に上司との相談を間に入れてしまうと、引き留めなどに合ってしまい退職しづらくなってしまうケースもあります。
退職届に記入する退職理由は「一身上の都合により」で構いません。
たいていの場合、退職届を出す際に上司と面談をすると思いますが、その時に話す理由は、具体的な理由を正直に話しても良いと思います。
>>退職意思がなかなか伝えられない場合は退職代行の利用を検討


【手順④】確認すべき退職に関する法律,制度


退職に関する民法の規定
民法627条の規定により、少なくとも、「退職日の2週間より前」に退職の意思を示し退職届を提出しなければなりません。
就業規則で退職についての内容を確認
また、就業規則にも退職に関する規定が書かれています。
就業規則には2週間ではなく、企業側から考えられる引継ぎ期間や人員の募集により充足するまで考慮された、長めの3か月程度の期限を設けているケースが多いようです。
民法の規定と就業規則のどちらを優先すべき?
この答えとしては、「法律(民法627条)>就業規則」となります。
私の介護での退職経験では、1か月の間を取って退職していました。だいたいは施設の意向に従って退職日を決めていましたね。
正直な話、施設・事業所の方も退職希望者に、それほど長く在籍してもらってもしょうがないと思っているでしょう。
特に新人のケースでは、入社から最初の3か月はみっちり指導が入ります。
要は新人には更に指導する人手を使っているわけで、早く辞めてもらった方が費用的な無駄を省くにも良いからです。
自己都合の退職と会社都合の退職の違いについて
- 自己都合の場合
-
失業手当を受給するのに7日間の待期期間と3か月の給付制限がある
- 会社都合の場合
-
7日間の待期期間のみ
この違いについては私の過去記事にありますのでリンクを張ります。
↓ ↓
介護職員が退職する際の「手続きと注意点」を詳しく解説!


上の青いリンクをクリックすると自己都合と会社都合の違いについて記載したページに飛びます。


次に病気が原因で退職せざるを得ない時、知っておくべき制度「傷病手当給付」について解説します。
退職に関わる傷病手当給付金について
皆さんの中にも聞いたことがある方が多いと思いますが、簡単に説明しますと、以下の場合「健康保険」から、お金が支給される制度があります。
- 業務外でけがや病気になった方で、休職しなければならない状態になった時。業務内の場合は労災対応
- 療養のため働けない方、労務不能(多いのが精神疾患)
- 医師の診察、診断書が必要
- 4日以上仕事を休んだ場合対象となる
- 受給期間は最大で1年6か月(法改正がありましたので詳しくは全国健康保険協会のサイトでご確認ください
- 退職日は出勤してはならない
>>傷病手当金について | よくあるご質問 | 全国健康保険協会
詳しい内容を知りたい方のため、全国健康保険協会の傷病手当金のサイトを紹介します。ただし、独自で健康保険を運営している企業もあります。
その場合は、独自の健康保険の対応になりますのでご了承ください。(独自の保険の場合、全国健康保険協会より1割増し等、手厚い制度の健康保険もある)
そちらの記事では、退職する際の「有給休暇を現金で買い取る話」、「自己都合や会社都合の違い」などのお得な情報を解説しています。
- 退職する際は法律と就業規則にのっとり退職手順を踏む
- 有給休暇の買取が出来るケース
- 自己都合退職で失業給付制限期間を無くす方法
- 転職の際は必ず給料アップを図る
- 退職代行サービスについて※青い文字は、直接そのリンク先へ案内しています。興味のある見出しへどうぞ!
※青い文字をタップすると該当の記事の見出しに移動します


こちらの記事も併せて読んで頂ければ、辞める際の手続きをスムーズに行うことが出来るでしょう。
最後に、転職・就職を考えている方へむけて・・・
転職しようかな…と思ったら、まずは転職エージェントに無料相談
- もっと給料を上げたい
- 職場の人間関係に悩んでいる
- 法人の運営に不満がある



ぶっちゃけ、このような職場の悩みを解決する一番現実的な方法は転職することです。
転職を一番楽に成功させるには、転職エージェントというプロに相談するのが良いです。しかも無料。
では、数ある転職エージェントの中でどれが一番有利なの?と問われると、おすすめは(マイナビ介護職)です。
私が実際に利用して分かった”マイナビ介護職”の7つのメリット



更に詳しい「マイナビ介護職」のおすすめ理由を、下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
>>しまぞーおすすめ転職エージェント,【マイナビ介護職】を紹介


\4割が非公開求人/
私の一番のおすすめ転職エージェントはマイナビ介護職ですが、他の転職エージェントにもそれぞれの強みや特徴があります。
また、自身に合わないエージェントに絞って転職活動を行うと、その結果、合わない職場を紹介されてしまうという残念なケースも…
そこで下の記事では、介護職の転職エージェントをランキング形式で紹介。その特徴と内容を詳細に比較した記事をぜひご覧ください。
ランキングの比較内容から、自身が望む条件を強みにしているエージェントを2社程度選んで利用するのが転職の成功の近道と考えます。


今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。
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