介護施設のユニットリーダー、理想の上司はこうあるべき!
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
本記事ではリーダー職についてその役割を解説したいと思います。
そのため、介護でのリーダーの役割は私なりに理解しています。
本記事は、これからリーダーになる方、現在リーダーをされている方にも読んで頂けると幸いです。
リーダーとは職場でリーダーシップを発揮する人
そもそも(ユニット)リーダーとは、リーダーシップを発揮する役割を担った人のことを称します。
リーダーシップを具体的に表せば、目標(ビジョン)を持ち、部下にビジョンの達成までの道筋の提示を行い、意識の共有を図ります。
つまり、リーダーシップとは「指導力・統率力」などと表現されます。ある一定の目標達成のために個人やチームに対して行動を促す力のことです。
また、リーダーと管理者の違いはと問われると、それはマネジメントの内容です。
- リーダーのマネジメントは人を使う。
- 管理者のマネジメント人、物、金を使う。
そこがリーダーと管理者との違いといえるでしょう。
リーダーの2つのタイプ【権威型】と【サーバント型】とは
昨今リーダーシップの取り方も時代とともに変わってきているようです。
それは、以前はリーダー自ら組織を作り引っ張っていくタイプでした。
しかし最近では、部下がリーダーをみこしに担いで組織運営される「サーバーント型タイプ」が多くなっているようです。
権威型(支配型)リーダーシップ
権威型(支配型リーダーシップ)は、従業員がリーダーを支えて、リーダーが中心となって組織を動かしていく、引っ張っていくタイプです。
つまり、リーダーが部下の職員を「俺について来い」と言うタイプです。
昔からあるリーダーシップの取り方です。
デメリットは、支える従業員の自主性が育たない傾向にあります。
サーバント型リーダーシップ
サーバントは召使いのことです。リーダーのビジョン、ミッションに対してそれぞれの職員がその理念のために、それぞれ職員の自主性で動いていき、それをリーダーが後押しするタイプです。
昔は権威型(支配型)リーダーシップで組織を動かしていたのがオーソドックスでしたが、今はサーバント型リーダーシップに移行しているようです。
どちらかと言うと古い方が権威型で、
これからはサーバント型のリーダーシップの取り方が主流になっていくと思われます。
以前の上下関係を重んじた強いリーダーシップをもとにした組織運営から、リーダーは周りの職員のモチベーションを上げながら目標を達成する。
つまり人間関係を重視した組織運営に変わってきているようです。
リーダーシップを図る上でのポイント
- 部下に目標達成のためのビジョンを示す。(ビジョンはリーダーの考える職場環境、サービスを示す。
- 自分(リーダー)のビジョンが実現するように、介護職員のモチベーションを維持しながら励ます。
- ビジョンを実現するにために、問題・障害となる部分を解消させていく。
経営学の巨人ともいわれる「ピーター・ドラッカー」の言葉を紹介します。
「組織の方向性を示す指導力、優先順位を決める判断力、基準を定める決断力——それらを“仕事として”発揮できる人が「リーダーシップのある人」なのだ。
経営学者「ピータードラッガー」によるリーダーとは
リーダーシップ」≠「生まれつきの才能」ではない
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である。
もちろん、妥協することもある。
更にリーダーの第二要件として「責任」をおう事です。
ドラッカーは「現代経営学」「マネジメント」を発明。彼の経営論やリーダーシップ論は、今でも多くのビジネスパーソンたちから支持を集めています。
ユニットリーダーを見てきてどうだったのか?
統率力や指導力に関しては、リーダークラスは持っている方は多いです。
そのようなリーダーのいる職場環境は良いですね。
私が勤める特別養護老人ホームでは、リーダーは10年介護をしている方など知識・技術力が高いです。
ただあまり現場に顔を見せない管理者などがいる施設では、人事権がある自分のひいきにしている数年経験の若手を抜擢してしまいます。
その結果、施設長の言いなりの若い職員をリーダーに抜擢して、身内で固めてしまうケースがありました。
若い人が問題なのではなく、明らかに経験不足からくる「指導力・統率力」が足りない方も多いです。
リーダーはコミュニケーション能力を活かして陣頭指揮にあたるのも仕事です。
接客業でコミュ障?
特別養護老人ホームなどの施設系は、コミュニケーション能力を第一とは考えていないところがあります。
黙々とおむつ交換とトイレ誘導して1日の仕事が終わる方います。
ただそのような方がさすがにリーダーにはなれないです。
コミュ障がビジョンを示してマネジメントするのは無理ゲー、致命的でしょう。
リーダーは大変な仕事だと思います。これだけ安月給と言われ、何かあったら辞める職員がごろごろいます。
基本リーダーがシフトを組むので、人員が不足する日に他ユニットとの連携と調整も大切です。
リーダーの介護技術に関して
2.3年目のリーダーは抜きにして、一般的にリーダーは技術力は高いです。麻痺者や拘縮者の介助方法、基本に忠実です。はっきり言って事故れないのです。部下に失敗を見せられないでしょう。
ここで私の妻が勤める社長が言っていた言葉を紹介します。
「上司は、現場に出ない方がいい。何故か?」
上の者が部下に失敗を見せると「権威力が落ちる」からだそうです。
理想のリーダーのイメージ
【山本五十六の言葉に】
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」という言葉があります。
人を育てる上で非常に大切なのは、褒めて長所を伸ばしていくこと重要です。
山本正十六の言葉には、部下を育てる時の基本プロセスが詰まっていると言えます。
「手本を見せる」、「説明し、また部下の疑問に答える」、「実際にやらせる」、「結果がどうあれ、その部下の仕事の中から長所を見つける」、こうしたプロセスです。
もちろん、時には叱る必要もあります。しかし、それも基本の育て方がしっかりとしていなくては、部下には受け入れがたいものとなってしまいます。
相手の長所を見つけることは、優れたリーダーには欠かせない能力だと言えるでしょう。
介護のリーダーで力を発揮していない方
- まず、仕事がシフト表の作成しかしていない。
- 統率力が無くいわゆる「お局」の言いなり。
- 職員の意見を聞くのいいが、一方的な訴えだけを聞いて解決しない、できない。
このような方が多いですが、下に付くと大変ですね。
特別養護老人ホームのリーダーは介護保険の配置義務です。
リーダー研修を受けてその職種についているはずです。
残業の削減は重要ですが、帰宅後も介護に関する知識の向上のため勉強しましょう。
ただかわいそうなのは一般の職員と収入が変わらないのです。
リーダー手当てがつかない施設もあります。
今年度の定期昇給が、1500円です。リーダーに「責任」を持たせるならば待遇面で優遇しなければならないと思います。
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