【サービス残業】介護職員の不払い残業の4つの原因と解決策を紹介!
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【@しまぞー】です。
私の記事は、介護施設・事業所に入職する新人や施設系に転職する方に役立つブログにしようと心がけて書いています。
今日は介護事業所、施設における介護職員の残業にスポットを当てて記事にしました。
私の経験やアンケート(統計)を参考に、ランキング形式で残業に関しての原因を4つ上げ考察しました。
まず残業は労働基準法36条(サブロク協定)によって1日8時間以上、週に40時間以上どちらにしても、上回ればその分が残業時間になります。
※変形労働時間制度は、一旦抜きにして考えます。
- サービス残業の原因を1位から4位。どのような業務があるのか?
- 残業代が支払われるケース
- 介護職員はどのくらい残業しているのか?
- サービス残業の多い職場から逃れる,避ける方法
※青い文字をタップすると該当箇所に移動します・
上記4点を中心に考察します。
私が経験した残業時間と支払いについて
サービス残業経験談
実際、大変だったのは特別養護老人ホームのショート夜勤採用の施設でしたね。
早番出勤7時から遅番退勤22時までの通しの残業を含めた就労時間が結構ありました。ほんと勤務終了後の時間になると「体がへとへと」でした。
ただ私の経験では、一か月の残業はあっても20時間程度です。つまり残業時間は勤め先の職場にもよります。
また、残業はあってもサービス残業なのかは、職場、ユニット、施設・事業所、法人によるとしか言いようが無いです。
もちろん、サービス残業は違法です。
サービス残業と残業代が支払われる残業
大まかにサービス残業と残業代が支払われる残業を挙げると
- 主なサービス残業のケース
-
- 明らかに仕事が遅い。
- 自分の都合で職場に残っている。
など、個人の原因によるもので、逆に仕事をしている職員に話しかけていたりと、はっきり言って仕事の邪魔をしているケースも目につきます。
- 支払われる残業
-
- 前もって残業を言い渡されているケース
- 仕事を休まれた職員の穴埋めのため、上司から指示があったケース。
それでは統計によるサービス残業の原因ベスト4を見ていきましょう。
それぞれの残業の原因に対して私の経験談が載っていますのでぜひご覧ください!
まず、残業はどうして起きるのか?ここにアンケートを取った資料がありますので紹介します。
介護施設で働く労働者のアンケート調査(不払い残業の主な業務)
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サービス残業原因1位:介護記録の作成・確認(70.8%)
残業の原因での1位【記録の作成】の理由は、利用者の見守りをしながら記録を記入しなければならないので記入する時間を作るタイミングが難しいのです。
記録の作成はパソコン、手書きがあります。私の経験ではどちらにしても残業の原因にはなります。
また、同じ内容の記録を転記する作業が残業の原因でもあります。
介護の記録の種類は?
介護記録の種類は以下の通りです。
- 入居者の日中のご様子の記録
- ケアプランの内容の記録、
- 事故報告書、ヒヤリハット報告書、
- 排泄の記録
- 食事の記録
特に介護職員が残業になる原因の記録は、「入居者の日中のご様子」です。
手書きの介護記録が残業の理由
この手書きの記録で残業する方は、とても仕事に対して真面目に取り組んでいる方が多いです。終業後じっくり入居者のご様子を記入したいのです。
もちろん記録は業務の一環ですが、介護職員の業務で優先されるのは入居者のケアが第一と考えて業務中に記録をなかなか書かない職員がいます。
フロアの見守り、排泄介助、入浴介助、食事介助です。つまり記録を書く時間を作るにはその合間をぬって記録を書かなければなりません。
記録を書く際は、どうしても入居者を見守りながらの作業となります。
また記録は、特別養護老人ホームのユニット型であれば1ユニット10名で、記録を詳しく書けば書くほど時間もかかります。
休憩中に時間を削って記録を書く、さらに慣れていない方は、終業後記録を書く事で残業になります。このようなケースでの残業代が支払われるケースはあまり見たことありませんね。
パソコンでの介護記録が残業理由
年配の介護職員の方に多いケースです。パソコンの操作になれていない事が原因です。
またパソコンの設置位置に原因があるケースです。というのはパソコンが、スタッフルームに設置してある場合、手書きのように見守りをしながら作業することができません。
その場合は他の介護職員のフォローを待つことになるので、限られた時間に記録を打ち込まなければなりません。
ヒヤリハット・事故報告書の記録を終業後に記入するケース
夜勤明けなどに、仕事に追われながらヒヤリハットや事故が起きた場合は、仕事中に記録を書くことができないケースが多いです。
その場合は、夜勤明けのどっと疲れた状態で記録を書くことになります。
「ホントに無駄な作業」と感じている職員は多いと思います。
サービス残業原因2位:ケアの準備片付け(37.9%)
終業時間にもよりますが、例えば早番が上がる16時台ですと、ゴミ出しやオムツ交換、記録の記入、物品の補充などの時間と重なるケースが多い。
その後残る職員の事を考えてなかなか時間通りに終業出来ない事があります。
サービス残業原因3位:利用者へのケア(30.6%)
早番の終業の際、引き継ぎのケースによる残業の発生についてお話しします。
16時台の排泄介助を終わらせて、もしくはその途中で他の職員に引き継ぎ終業するパターンが多いかと思います。
上がる職員は仕事が途中の場合、後の職員に引き継がなければなりません。その際に引き継ぐ職員から、「もう上がっていいよ」と声をかけないと終わらせづらいのです。
しかし最悪なのが、「もう帰っていいよ」と声をかけときながら、後になって「あの人、仕事の途中で帰っちゃうのよ」と周りに吹聴する嫌味な職員がいます。
このような職員が人間関係を悪化させる原因の一つでもあります。もちろんそうなると「上がってもいいよと」言われても誰も帰れなくなる最悪な職場環境になります。
サービス残業原因4位:会議・委員会・研修の出席(31.0%)
特別養護老人ホームは委員会が多いです。
- 事故対策委員会
- 身体拘束委員会
- 感染症対策委員会
- 褥瘡(じょくそう)対策委員会
委員会は、ユニットごとの介護職員に割り振ります。
委員会や会議は時間が合えば、休日出勤扱い、残業扱いとなり残業の賃金は発生しています。
もちろん休みの場合、時間が合わない場合は、代わりの職員が参加する事が多いです。
しかし、中には委員会の出席のため
- 夜勤を朝9時に終業した当日、夕方から始まる委員会に再度出社する職員
- 通勤時間が2時間かかるために帰宅せず施設・事業所の休憩室で仮眠し委員会に参加している職員
このような職員がいたのを覚えています。
実際,介護職員がどのくらい残業をしているのか?その実態
この表からも介護職員の残業はどの業態でも、5割弱は残業時間が0時間です。
私の経験からも、介護の残業は一般的な企業よりは少ない仕事だと思います。
サービス残業の多い職場から逃れる,避ける方法
サービス残業の多い職場で働いていて、どのように逃れるのか?それぞれのケースを紹介していきます。
上司に相談する【解決度:低】
まずサービス残業の問題は、その組織が抱えている問題であるケースが多いですね。
そのため、私の経験からその上司がサービス残業を奨励もしくは黙認しているケースが多いでしょう。
上司の上司である主任や施設長に相談も考えられますが、
組織的な問題であれば解決は難しいです。
労働組合に相談する【解決度:中】
ある程度大きな企業であれば、企業内の組織として労働組合があります。その場合は、労働組合に相談でき解決に繋がるケースもあるでしょう。
しかし、介護の企業は零細企業や単体の法人が多く、労働組合がない法人が多いです。
その場合、「ユニオン」という企業の枠を超えた労働組合の組織を利用する手もあります。ただしユニオンは外部組織のためあなたの所属企業と対立することになります。
その場合、個人の問題は解決したとしても後々遺恨を残して関係が悪化してしまいます。
私の過去の記事に「介護の労働問題は組合に加入しても解決しない,むしろ「ドツボ」にはまるお話」という内容の記事があります。参考までにどうぞ。
労働基準監督署に相談する【解決度:中】
国の組織として厚生労働省管轄の労働基準監督署が自治体にあります。労働環境に関する相談を受け付けている組織です。
偽名で通報、相談できるので相談してみるのは良いでしょう。確かに労働基準監督署が動いて違法な残業を行っていると認め動くとなると、組織、法人に対して指導や是正勧告がなされた、などニュースになり徹底的に動いてますよね。
ただし労働基準監督署の問題は、全国でみて監督官が少ないので、なかなか動いてはくれないのです。
労働基準監督署に相談するとアドバイスを頂けます。その場合、結局は上に記載した上司や組合に相談となってしまいます。
しかし、通報を入れるだけでも記録が残るので相談をしてみてください。その場合は、サービス残業の記録を集めてスムーズに相談ができるよう資料を揃えて相談をしてください。
働き方を変える【解決大】
ただし、勤め先と交渉が必要
派遣社員やパートへ雇用形態を変える。ある程度ブラックな職場でも派遣社員やパート勤務者にたいして残業をさせることは出来ません。
特に派遣社員は、雇用主が派遣会社になるので勤め先の施設が勝手に残業をさせる事ができないのです。
派遣会社に相談するならこの2社
弁護士に相談する【退職覚悟で解決大】
例えば、毎日サービス残業を2時間しているとして月22日を12カ月、2年間とします。
その場合、時給換算で1500円とすると合計:158万円です。
弁護士費用が「着手金20万円と成果報酬が10%程度」なので合計35万円。
つまり、計算上は弁護士に依頼した場合、120万円は戻ってくるでしょう。
弁護士YouTuber岡野武志さんの動画を紹介します。
下の記事は退職時に関わる「介護職員が退職する際の「手続きと注意点」を詳しく解説!退職理由記事付き」記事です。
結局個人ではサービス残業やブラックな職場を変えることは不可能。
もうサービス残業のある職場で働きたくないなら、次の就職活動には転職のプロに聞いてみるのがベスト!
【環境を変える】介護専門の転職エージェントを利用し転職
サービス残業のある職場を避ける転職のために、私がおすすめする介護専門の転職エージェントはこの2社。
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また、転職エージェントを2・3社掛け持ちで利用するのも、かしこいエージェントの利用方法です。
下の記事では介護職の転職エージェントをランキング形式で紹介しています。
転職エージェントにはそれぞれの強みや特徴があるので、内容を詳細に比較した記事をぜひご覧ください。
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