【2020年10月25日更新】
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
介護へ転職、就職した皆さんは
「オムツ交換さえできれば、もう介護職として一人前、どこでも通用するぞ!」
と同僚や先輩から言われることもあると思います。私が参加していたヤフー知恵袋の回答者にも多く言われていました。
それだけオムツ交換は、介護では重要な「きも」とも言える介護技術です。
オムツ交換は、介護職員特に施設系はバンバン使います。居宅系は利用者の中に2から3名でしょう。
今日は施設系の新人さん、居宅系の介護職員向けに、介護の肝「おむつ交換」を画像で解説していきたいと思います。
✔ 最後に動画もありますので、今回の記事で確認しながら覚えていただくと、更にわかりやすいと思います
- 【オムツ交換】の準備【ここはとっても重要】
- 【オムツ交換】おむつのテープ面を4か所を折り返す
- 【オムツ交換】使用中のオムツを広げる
- 【オムツ交換】陰部洗浄
- 【オムツ交換】水分を拭き取る
- 【オムツ交換】仰臥位から側臥位へ
- 【オムツ交換】おしりを拭く
- 【オムツ交換】手袋を外すタイミング
- 【オムツ交換】古いオムツを外す
- 【オムツ交換】尿失禁を防ぐためのに
- 【オムツ交換】綺麗におむつを当てるポイント
- 【オムツ交換】オムツ交換の重要ポイント
- 【オムツ交換】股からパットオムツを引き出しそけい部に当てる
- 【オムツ交換】オムツのテープを貼り方の基本
- 転職したくなったらまず、エージェントに無料相談しましょう。
最初に利用者にオムツ交換を行う事をお声がけする。確認後、作業を始めます。
しまぞ―の場合:「おしもを確認してもよろしいでしょうか?」
【オムツ交換】の準備【ここはとっても重要】
✔ 準備のポイント
オムツ交換の際、準備はとても重要です。
- 物品を準備するのはもちろんの事、作業を始める際パットやおむつを交換しやすい位置に設置する
- 交換中、準備し忘れ取りに行くなど問題外
- オムツ交換のスピードを問われる事がありますが、遅い理由に準備を怠っているケースがある
①:手袋をする(2重でもいい)
②:下拭きタオル、汚物用バケツを用意する。
③:オムツとパットをセットする。
④:パットのギャザーを立てる。パットの両端をもって「パンパン」と広げれば、自然と立ちます。
⑤:パットをオムツのギャザーの中に入れこみます。
ズボンを脱がせる際は片足ずつひざを立たせ、片手は太ももをあげ、もう片手でズボンのウエストを持ち、繰り返し引き下げていきます。
【オムツ交換】おむつのテープ面を4か所を折り返す
何故折り返すかと言うと。テープ面はざらついているため、入居者の肌に触ると傷つける可能性がある為。
【オムツ交換】使用中のオムツを広げる
✔ ポイント!
利用者のひざをたてます。おむつを広げた際「右側の図」のように排泄物をお尻から離すため、利用者に腰を少し上げていただき介助者はオムツを少し手前に引きずらします。(パットがあればパットをずらします)
そのことによって、陰部洗浄やおむつ交換が行いやすくなります。
動画ではないがパットがある場合はこの時に、利用者を少し側臥位にして引きぬいておく。
※この動画では、パットをセットしませんが、通常はオムツにはパットを入れます。
【オムツ交換】陰部洗浄
✔ ポイント!
陰部洗浄では片手で陰部洗浄ボトル(陰洗ボトル)をもち、片手で陰部周り、陰部をやさしくこすりながら洗浄する。
【オムツ交換】水分を拭き取る
✔ ポイント!
陰部専用タオルで拭き取る。その際、拭いたタオルは同じ面で2度拭かない。タオル面を変えながらきれいに拭いていく。
赤矢印の様に、汚染されたオムツとからだの接触を避けるために足元にあるオムツを丸めておく。
【オムツ交換】仰臥位から側臥位へ
■利用者を仰臥位から側臥位にする手順
①:利用者の両手を胸で組んで頂く
②:利用者のひざをたてる
③:赤矢印の様に、利用者のひざと肩を軽くもち、利用者のお体を手前に引く。
✔ ポイント!
- 上記した清潔不潔の理念に基づいて側臥位にする際に、介助者は汚れた手袋では行わない。
- 側臥位にする前に手袋を外す。利用者がある程度自分で横向きになれるなら、手袋は外さなくてもいい。
- ①から③は、ボディメカニクス(体とベッドの接地面を少なくする)により力を入れなくても身体を動かすことが出来ます。
※この動画では介助者の手前側に顔がくるように身体を倒しているが、私の場合は、介助者の反対側に顔が向くよう側臥位させます。
【オムツ交換】おしりを拭く
- 動画にはないが、汚れていた場合はお尻や肛門の洗浄を行う
- お尻を拭いていく。陰部同様同じ面では拭かない。
【オムツ交換】手袋を外すタイミング
✔ ポイント!
手袋を外すタイミング:不潔の作業が終わり、清潔な作業の新しいオムツを履く時に外す。←重要
左図:オムツを引き出しやすいように丸める
右図:使用し外した手袋は古い廃棄するオムツの中に入れてしまいましょう。
【オムツ交換】古いオムツを外す
✔ ポイント!
この動画では説明されていませんが、古いパットを引き出す際は、股の中から引きださないようにしてください。陰部が汚れないように、側臥位で引き抜きます。
【オムツ交換】尿失禁を防ぐためのに
✔ ポイント!
この動画では青丸の部分から尿失禁により、シーツまで汚染するケースがある。漏れを防ぐために新しいオムツはもう少し身体に入れ込み準備しておいた方が良い。
【オムツ交換】綺麗におむつを当てるポイント
✔ ポイント!
ここできっちりオムツを当てられるように、体のお尻と腰の真ん中のライン(赤ライン)と、オムツの中止線(青ライン)を合わせるため、一旦試しに軽く当ててみると中心が合いやすい。
- テープの上を腰椎(腰骨)に当てる。
- テープの下は大腿部大転子に当てる。おしりの割れ目あたりが目安です。
【オムツ交換】オムツ交換の重要ポイント
✔ ポイント!
動画には語られてないが、介助者は赤丸の部分で作業を行っています。
何をしているかと言うと、利用者の身体を側臥位でオムツパットを奥から入れ込んだ際に(画像:綺麗にオムツを当てるポイント)、手元側にあるオムツやパットがよじれています、それを直しているのです。
入れこんであるオムツとパットのよじれを丁寧に直し広げます。
この作業が忘れやすいので気を付けて下さい。この作業を怠ると、漏れの原因、ご利用者様も不快な思いをします。
【オムツ交換】股からパットオムツを引き出しそけい部に当てる
✔ ポイント!
股よりオムツパットを引き出しそけい部とパットのギャザーを合わせる。そうすれば尿漏れリスクを低減できます。
オムツの立体ギャザーをそけい部(左右の太腿の付け根の部分)に当てる為に、オムツを握り、「キュッキュ」とふりながらそけい部にギャザーを当てます。
■おむつのギャザーを鼠径部に沿ってしかっかり当てた際、「ギャザーとそけい部の接点から余計な股の肉を軽く引き出して」ください。
✔ 知ってるとお得!
- 女性の場合はパットは谷(上記写真)を作り当てる
- 男性の場合はパットは山を作り当てる
しっかり腰からお腹にかけてオムツの中心ラインが合うようにオムツを履かせることが出来たら成功です。
【オムツ交換】オムツのテープを貼り方の基本
下のテープは大腿部大転子に沿って、上に貼り、上のテープは腰骨に引っ掛けるように下に貼りつけます。
①:オムツを広げて左手で抑えます。
②:オムツの中心がお腹の中心に来ていることを確認してください。
③:オムツのテープを下から順につけていきます。左下→右下→左上→左上の順に付けていきます。
あまり締め付けないようします。私は赤丸の部分は、先輩から握りこぶし1個分入るようにと教わりました。ちょっと大きいと思います。
今回の動画は、Unicharm Japan様、ニチイ学館様からお借りしました。
※動画を参考にしながら、解説で確認していただくと更にわかりやすいです。
以上です、画像での説明では足りない部分あります。是非動画を見ながら確認してください。
【まとめ記事:介護技術保存版】↓
最後に、介護に転職・就職を考えている介護職希望の方へむけて・・・
転職したくなったらまず、エージェントに無料相談しましょう。
もし転職するなら、転職エージェントの【かいご畑】がおすすめです。
私が実際に転職活動で転職エージェントを利用した時に、とても助かったのが面接同行と収入が希望にマッチする施設を探してくれたことでした。
私が直接電話で確認した、かいご畑の6つの特徴、メリット
①:無資格未経験者でも利用できる
②:担当者が面接に同行してくれる
③:履歴書、職務経歴書の作成の相談に乗ってもらえる
④:短時間、残業なしの人気求人が見つかる
⑤:専任コーディネーターがしっかりサポートしてくれる
⑥:最初の段階で、希望の給与条件にマッチした就職先を探してもらえる
番外:面接後も収入アップの交渉が出来る施設・事業所がある
私が更に詳しく直接電話でかいご畑に確認した「かいご畑のおすすめ理由」を下の記事で紹介しています。是非ご覧ください。
↓ ↓
【Amazonでの買い物はこちらからどうぞ!】
【Amazonオーディオ雑誌読み放題「ファイルウェブマガジンプレミアム」】
今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。
良かったらスマホにブックマークしてください。とても励みになります。
今日のサービスショット!