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特別養護老人ホームの【入浴介助と機械浴の種類】について大公開‼

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士です。

 

介護の三大介護は(排泄介助)(入浴介助)(食事介助)と言われています。

 

今回は三大介助の一つ入浴介助を中心に解説します。

 

 

 

私はグループホームや小規模多機能居宅介護の業態の経験あります。

この2つの業態の入浴人数は一日に大体7.8名です。

 

では特別養護老人ホームではと言うと、一日に70名くらいは入れてしまいます。

ならどちらが楽でしょうか?私の回答は、特別養護老人ホームの方が楽なのです。

どうしてでしょうか?

 

グループホームと特別養護老人ホームの入浴介助方法の違い

 

グループホームの入浴介助方法

 

  • 入浴介助は原則一人での対応になります。(介護職員は入浴介助担当を嫌がる方が多いです)

 

  • 着替え(更衣介助)から体を洗う、浴槽に入浴介助する、湯船から出す、着替える、一連の作業は一人です。

 

  • 一番大変なのが入居者の入浴拒否です。入浴に誘導する際の拒否者への交渉です。

 

これが本当に大変で、認知症の方の中には入浴に拒否反応を示す方が多いのです。

実際拒否により、2週間以上お風呂に入らない方がいます。1時間くらい交渉する事もあります。

 

特別養護老人ホームの入浴介助方法

 

  • 一日70名の入浴させることが出来る大きな施設では浴室が3か所(各階に)あります。

 

  • 浴室は大きなスペースで10人以上が入ることが出来ます。

 

  • それぞれの浴室には機械浴と言われる設備が4種類用意されています。

 

  • 入浴日には、各ユニットから職員が集合し10名くらいで入浴介助を行います。

 

  • 入浴拒否者はいます。しかし基本入浴拒否をされる方は少ないです。

※これは私も不思議なのですが、恐らく周りが同じ行動(入浴)する、心理的な要素が大きいと思います。

 

  • 入浴拒否者は最悪3人がかりで洋服を脱がして入れてしまいます。

 

これを書いてしまうと、老人の尊厳は無いのか?と言われるほど強引です。

 

特別養護老人ホームの機械浴の種類と対象者

 

各ユニットは曜日により、その日の入浴者が決められています。

※ユニットとは、一つの居住空間10名(少人数)ほどの入居者様の個室のことです。

 

従来の大人数の施設との差別化を図った生活スタイルです。

入浴には機械浴と言われる設備があります。

 

  • ストレッチャー浴(寝台浴)

 

  • チェア浴(座浴)

 

  • リフト浴

 

  • 個浴(銭湯並みの浴槽スペースです)

 

この設備が各階に用意されています。

入居者様はそれぞれのADL(日常生活動作)により、どの入浴設備を使うか決まっています。

 

特別養護老人ホームの入浴介助の流れ

 

特別養護老人ホームの入浴介助は、どのような流れで行われているのか説明します。

 

①:まず入居者のバイタルサインを計測します(体温、血圧、脈拍、)その数値が異常であれば看護師に連絡です。

 

②:入浴者の衣類を持って入浴場に誘導します。衣類を入れた袋を車椅子のハンドルに引っ掛けて運びます。

 

③:入浴室に誘導したら、更衣介助者が衣類を脱がしていきます。

 

④:更衣介助は私の施設では看護師が行います。理由は医療従事者が入居者の肌を見て、傷、あざ、剥離、褥瘡等の痕がないかの確認をするからです。

 

⑤:浴椅子に座ったら足浴用のバケツに足を入れて頂きます。

 

⑥:シャワーの温度が温かくなったら、まず入居者様の手で温度を確認して頂きます。

 

⑦:心臓から遠い足もとにシャワーを当てます。やってはいけないのがいきなり心臓に近い上半身にシャワーを当てる事です。

 

⑧:だんだんと上半身にお湯を当て、シャワーの温度に慣れて頂きます。

 

⑨:頭から洗います。その後顔を洗いタオルで頭と顔を拭きます。
※自立支援の観点で、自分で出来る事はやって頂くのが基本です。

 

⑩:住背中から首→手→胸→足(足裏含む)→別タオルにて陰部を洗う→そこで一旦シャワーで体の泡をシャワーで落とします。入居者に立っていただきおしり、肛門を洗います。

 

⑪:入浴時間は3分から5分です。

 

⑫:浴槽から出たら「かけ湯」します。(シャワーを体にかける)

 

⑬:新しい衣類に着替えます。

 

⑭:整容・・・頭をドライヤーで乾かす。足の指の間を中心にドライヤーで乾かす。
ユニットに着替えた衣類を持って戻ります。

 

機械浴別入浴方法

 

各浴室には上記に上げた4種類の入浴設備があります。

 

 ①個浴

 

個浴は一般浴と言われています。

歩くとが出来る方、もしくは介護職員との手引きで歩ける方用の大きめの浴槽です。

 

②ストレッチャー浴と言われている機械浴です。

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ストレッチャー浴の入浴の手順

 

最初は、 写真手前の台と浴槽の人が載っている台が、合体しています。

このストレッチャー浴の対象者は立位が取れない方が利用します。全介助の方。

(足が不自由で立つことが出来ない入居者用)

  • 車椅子の方の上半身の衣類を脱がします。
  • 車椅子からストレッチャーに移乗(乗せ換える)介助します。そしたら下半身の衣類を脱がせます。

 

後はほとんどが「入浴介助の流れ」と同じです。

ただ全介助(全ての動きを解除する)です。

 

ストレッチャー浴の機械の説明

 

ストレッチャー部分を浴槽に合体させ、入居者の載る台の部分だけ浴槽の上に移動させます。そしてリモコンにより浴槽が上がっていき体が浴室内に入る仕組みです。

 

  ③チェア浴(座浴)と言われる機械浴です。

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 チェア浴の入浴の手順

 

写真浴槽に入っているのが浴用イスになります。

このチェア浴の対象者は立位が取れる方が利用します。

(縦の補助手すりにつかまり立ちが出来る方用)

  • 車椅子で上半身を脱ぎます。
  • 入居者に補助手すりに、つかまり立ちをして頂きその間に下半身の衣類を下げてその間に、車椅子から浴用車いすに乗り換えます。

 

ここの部分は重要で介護士の力量が問われます。対象者が立位がしっかり取れるのか、つかまり立ちが何秒持つのか、そのことを瞬時に判断しなければ転倒事故になります。

 

チェア浴の機械の説明

 

  •  乗り換えたら上半身の衣類を脱ぎます
  • 写真後ろにお湯を張るシンクがあります。
  • 空の浴槽に浴用車椅子を入れます。
  • 扉を閉めます。
  • シンクの(お湯を張るボタン)を押して一気に浴室に入れます。(ものの30秒くらいで入れることが出来ます)
  • 退浴する際は(お湯を抜くボタン)を押すと一気に浴槽内のお湯がシンクに入ります
  • 空になればドアを開け退浴することが出来ます。

 

④リフト浴と言われる機械浴です。 

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 リフト浴の入浴の手順

 

写真浴槽の横にあるのが浴用イスになります。

このリフト浴の対象者は立位が取れる方、多少歩ける方が利用します。

  • 車椅子で上半身を脱ぎます。
  • 車椅子をほぼリフト浴の前に着けて歩くもしくは介助者による手引き誘導でリフト浴の車椅子に乗り換えます。乗り換えたら下半身の衣類を脱ぎます。

 

リフト浴の機械の説明

 

  • 写真の浴用車椅子がリモコンにより、上に上がり、次に右に動き浴槽の上に位置します。下に下げるボタンで浴槽に入ります。
  • 退浴はその逆にリモコンを押します。

 

今日は入浴介助についてご紹介させていただきました。この記事はあくまでも私の経験です。施設により設備や入浴介助方法が違う事をご了解ください。

 

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