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特別養護老人ホームの従来型とユニット型の違い,特徴と仕事内容を比較し解説!

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。

今日は、特別養護老人ホームの従来型とユニット型の違いについて解説します。

今回この記事を書いた目的

これから介護へ転職を希望している方に解説するのはもちろんの事、特別養護老人ホームに入居を検討されている方にも参考になるよう解説しました。

本記事を読んで欲しい方 
  • 「これから介護の職業に就こうと思っている」
  • 「特別養護老人ホームへ転職希望がある」
  • 「入居希望があるご家族」

このような方々に、従来型とユニット型の違いを分かりやすく解説しているので、お役に立てる内容だと思います。

特別養護老人ホームを簡単にご説明しますと・・・
  • 社会福祉法人が運営している
  • 設立、運営に対して国より税制面で優遇されている
  • 要介護3以上の利用者なら、他の老人ホームよりも安く入居できる

>>社会福祉法人の特徴については過去記事があります。興味のある方は参考までに!

目次

従来型からユニット型への移行とその理由

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※ここは読み飛ばしていただいて結構です。

従来型からユニット型へ移行

特別養護老人ホームは、2000年の介護保険制度の創設により、それまでの従来型からユニット型への移行が推進されるようになりました。

居室は4人部屋を中心に集団生活。
従来型は入居者を一堂に集めて同じ時間にまとまって介護する。

ユニット型への移行理由

介護保険制度が始まり、個々人の生活リズムに合わせた介護や、入居者の「尊厳を守る」ために、従来型からユニット型に移行したのです。

ユニット型個室への対応をすることにより、一人ひとりの入居者が在宅で生活していた習慣・リズムを、そのまま施設に持ち込み生活することが出来るようになりました。

入居者本人の意思を尊重し、自立を支え、プライバシーを守る個別ケアの推進がうたわれたのです。

さらに、入居者と介護職員もなじみの関係でお世話ができるようにするため、当初はユニットの職員の異動も制限するように考えられていました。

>>令和3年度介護保険制度改正の介護報酬見直しについて解説!

特別養護老人ホームの入居者の居室,フロアの特徴

従来型とユニット型の大きな違い・特徴として、入居者が住む居室の配置に大きな違いがあります。

従来型の居室,フロアの特徴

  • 居室は、4人部屋、2人部屋など多床室
  • フロアは、50名(人数は施設による)が一堂に会する大きなスペース

ユニット型の居室,フロアの特徴

  • お部屋は個室の一人部屋
  • 入居者が集まる共有スペースは10名が集う小さな空間

ユニット共有スペースの周りに個室が配置されています。共有スペースと、その周りが居室で囲まれている配置をユニット型といいます。

>>介護施設における居室担当【居担】の役割について解説!

>>参考までに、従来型、ユニット型のフロア、居室の配置図などのマニュアルを載せた記事を紹介します良かったらどうぞ!

特別養護老人ホームの人員配置の違い

従来型は、1フロアが50名ほどの大所帯。ユニット型は、1ユニット基本10名の少人数です。

従来型の人員配置
ユニット型の人員配置
  • 1フロアに介護士が3名ほど
  • 夜勤帯の人員配置は1フロアに対して2~3名
  • 1ユニットに対して職員は1名の対応
  • 夜間帯は2ユニットに対して1名の対応

>>介護施設の日勤業務のスケジュールを紹介!

特別養護老人ホームの介護職員の仕事内容の特徴

ちなみに、どちらが体力的に大変なのかと言うと、従来型の方が大変と言われています。

しまぞー

実際に私の経験でも、従来型の方が体力的には大変でした。

従来型の介護職員の仕事の特徴

入浴、お食事、トイレ、就寝などは、時間ごとに一気に介助するのが基本です。

私の経験では、8時半に出勤し、フロア係と排泄係に排泄介助の担当が分かれていました。

従来型の中でも辛いのがフロア係です。50名の入居者に対して・・・

  • 50名集うテーブル、椅子拭き
  • お茶の用意(とろみ対応者、複数杯含めて70杯程度)
  • おしぼり配布
  • エプロン配布
  • 手の消毒
  • おしぼり配布
  • 洗面台に歯磨きセットの配置
  • おやつの提供

当時は、上記の流れを一日4回、一人で行っていました。フロアの見守りもほとんど一人です。

しかし、おむつ交換は2.3名ほどで対応するので楽でした。

つまり、その日の役割によって仕事の大変さが違ってくるのが従来型の特徴でしょう。


>>従来型の介護老人保健施設の経験「一日1万6千歩」の記事を宜しければどうぞ!

ユニット型の介護職員の仕事の特徴

ユニット型が誕生した背景には、従来型の生活支援の介護に加えて、個人のプライバシーや尊厳を重視しようという目的があります。

ユニットケアとは

個別ケアを実現するための介護の手法で、24時間シートというツールを用いて、入居者個人個人の生活リズムに合わせてお世話、介助するのがユニットケアです。

24時間シートは、入居者の趣味や好みを職員全員で共有し、「どうしたら一人ひとりの生活をサポートできるか」などの課題・目標を理解するための、現場サイドのツールです。

しかし、24時間シートを利用している施設は少ないようです。

私の経験上でも、研修で他の施設の24時間シートを学んだことはありますが、実務で使用したことはありません。

ユニットケアの現実

なかなか24時間シートを実践できない理由は、単純に人員不足や実際の介護職員の仕事のボリュームにより、実現できるだけの余裕がなく、施設自体もあきらめている感があります。

また、ユニット型は少人数制で個室の為、今話題のコロナウイルスの感染症の拡大防止効果の、メリットがあるというのも、特徴として挙げられます。

>>特に施設で役立つ介護技術を11選んで詳しく画像解説しました。

特別養護老人ホームの月額料金

特別養護老人ホームの料金
  • 従来型・・・・・・9万円程度
  • ユニット型・・・13万円程度

>>入居費に関して詳しい過去記事です

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今日のサービスショット! 「おやすみなさい」

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