中高年50歳からの楽しい介護職

介護に転職を考えている中高年に向けて、介護の仕事内容やお役立ち情報を紹介させて頂きます。

介護現場での記録はパソコンor手書きどっちがいい?中高年50歳代介護職へ転職

特別養護老人ホームの介護福祉士です。

 

介護施設ではいまだに個人記録などを、紙(ペーパー)に記入し保存するところは多いです。介護記録の内容は、排せつ記録、食事量記録、入居者のご様子の記録を毎日記録しています。

今回は介護記録をパソコンなどのデバイスを利用するメリットを紹介します。

 

介護記録の内容

排せつ記録と食事量の記録を、「一枚の大きな専用記録用紙」に書きます。その専用記録用紙は、メモ帳として利用しています。

 

排せつ記録は基本入居者の誰が何時に、トイレに行ったか?排せつ内容(尿か便か)
、排便の質(硬さ)、量(Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ)
を、毎回その専用記録用紙に記入します。

 

一枚の「ぺら」での介護記録は、「管轄の自治体」の監査の際指摘されるようです。つまり、個人個人を別々の記録として保存管理しなければならないのです。


ならば、最初からファイルで個人個人を分けて記録を記入すれば良いでしょ、と言われるかもしれません。実際にそのようにおこなっていた施設もあります。

 

しかし、働いている介護職員ならわかっていただけると思います。

 

入居者が排せつを終わるごとに、排せつ内容を記入する際ファイリングされていたら、その中から例え10名だろうと「ファイルをめくる作業が発生します」
私が思うに、このやり方が効率的ではない、手間のかかる方法だと思います。

 

介護に入る新人が、手書き記録の大変さを目の当たりにするのは、先輩介護職員が「休憩時間に記録を書いている」「退社後スタッフルームに残り記録を書いている」場面でしょう。
中高年50歳代の介護職へ転職してきた方は、入社後目の当たりにしたら「残らなければならないのかな」と不安になるでしょう。

 

介護の記録は、介護士だけが見るわけではありません。ケアマネージャーや看護師も確認します。そのため、別の記録用紙に転記しなければなりません。

介護職員が嫌いな手書き記録の転記作業

介護職員の残業をする理由は、紙媒体での記録の転記作業をする事が多いようです。
確かに私の経験でも、手書き作業により残業の必要性を迫られている方多いです。
しかしそのような方はとてもまじめな方です。しっかりと入居者のご様子を記録に落とし込んでいます。

介護記録の転記作業の具体例【ケース1】

介護事故がおきました。その場合は、事故報告書を作成しなければなりません。

  • 事故報告書を作成します。
  • 個人記録に転記します。
  • 申し送りノートに転記します。
  • さらには日常のご様子を記入する個人記録に記入します。

ある程度ボリュウームのある文章を、4つ紙媒体に転記しなければならないのです。

介護記録の転記作業の具体例【ケース2】

ご入居者様の排泄をしました。その内容を上記のような分類に分けて、「一枚の大きな専用記録用紙」に排せつごとに記入します。また食事の量なども転記します。この作業で排せつだけ説明しますと、1ユニット10名担当だとして、1日に入居者が4回排泄し、介助に入るとすると、40回排泄記録を書かなければいけないということです。この作業が大変なのです

 

※個人記録を記入する際、ひとつの記録を訂正するのに二重線を引いて印鑑を打つと、とても見づらい、汚い記録になります。

 

これからの介護記録はペーパレス化(デバイスの電子記録化)します

無駄な転記作業、ペーパー資源の削減

無駄な介護の事務作業とそれに伴う残業をなくすために、パソコンなどのデバイスを取り入れるのは有効だと思います。

 

施設・事業所では、様々な記録作業は手書きのところが多いです。

 居宅系の事業所では

グループホームや訪問サービスは「手書き」の所が多いと思います。
なぜパソコンなどが取り入れずらいと言いますと。これらの業態の特徴は、事業所が小規模だからです。

 

大きな施設、小さな施設であってもハード面の設備投資の金額はそれほど違いがないと思います。

 

子機(デバイス)自体は安く数千円から数万円の金額です。
チェーン展開している事業所だとその事業所分の設備投資をしなければなりません。
ハード面の費用が問題だと思います。

施設系の業態では

特別養護老人ホームでは、パソコン、スマホ、タブレットのデバイスを利用するところが多いです。

※文章の簡略化のためにパソコン、スマホ、タブレットを【デバイス】と呼称します。

 

まだ、デバイスによる記録作業に移行することをためらっている施設は多いです。

デバイスによる記録に嫌悪感を持っている女性

介護職員特に高齢の女性は、パソコン導入に関して否定的です。
なぜかと言うと、パソコンによる記録は、普段あまりパソコンを利用しておらず不慣れなためです。

 

そのため主婦にとっては、パソコンは拒否反応、嫌悪感があるのです。同じ50歳代でも男性の方は「サラリーマンとしてパソコンを使用」しているので介護の仕事でデバイスを利用しても問題ないのです。

 

また、PCのキーボードを見ないで入力する「ブラインドタッチ」ができないと逆に時間がかかる原因なのも事実です。

 

残業をしている理由は、パソコンに打ち込むことに時間がかかる。そのため、事務作業に時間がかかる傾向があります。

老人ホームでの記録のためのデバイス導入のメリット

【メリット1】記録内容の報告の手間がはぶける

日々の記録に関してパソコンであれば、送信先をケアマネージャー、看護師、相談員、全ユニットと別けて、送信先を指定できます。ボタンひとつで情報の送信先を指定できれば、看護師がユニットにいちいち記録を確認しに行ったり、説明を求めたりしなくて済むのです。

【メリット2】同じワードを繰り返して記入しなくて済む


特別養護老人ホームの1ユニット当たりの人数は10名です。夜間帯になると2ユニット20名の対応になります。紙媒体(ペーパー)での記録ですと、
夜中の記録などは、「入眠中」と記載すると思います。つまり夜勤者は20名分の個人記録に一気に「入眠中」と手書きで記録します。
業務効率が悪いです

 

しかしパソコンであれば、「入眠一括」というボタン押すと、全員が「入眠中」に表示されます。ここは手書きと大きな差(メリット)だと思います。

 

徘徊されている方がいれば、その方の記録だけ「入眠中」から「徘徊中」に直せばいいだけなのです。業務効率が良いです。

 

パソコン作業のデメリット

 

1ユニット、更には2ユニットにパソコンが一台設置されている施設が多いです。このことが原因で、職員同士のパソコンの取り合いになることがあります。

 

パソコン作業が早番、遅番と別れていれば、早番は日中の記録、遅番が排泄の記録と役割分担をされているとします。

 

その場合、早番は先に記録を終えたいのです。
しかしユニットの見守りはに一人なので、なかなかパソコンの作業をする時間が作れないのです。

 

その他にも、事故報告書、イベントの企画書、委員会の報告書、様々な記録があります。そのような記録をパソコンで打ち込む場合、時間を見つけて記録を打ち込まなければならないので更に大変です。

 

そうなると、上記のような報告書は後回しになるために、退勤してから報告書の作成をする事になります。

 

PC導入のデメリットは、導入するにあたって大きな設備投資をしなければいけないことです。新規での立ち上げる施設であれば導入は問題ないと思います。
しかし後から、PCによるシステムを導入するにはとても設備投資に費用がかかります。

 

更にこの様なシステムは、すぐに進化します。あとからあとから新しく使いやすい便利なシステムが出来て、いつのまにか古いタイプのシステムになってしまいます。

 

実はパソコンを取り入れてる施設・事業所でも、一旦手書きしてそれをパソコンに転記する作業になっているのです。

進化していく介護現場の情報処理

最近の施設・事業所では、デバイスのタブレットやモバイル(スマホ)を携帯しながら仕事をしているようです。持ち歩いて記録を打つことができるようになっています。このような施設も増えてきています。

 

数年前の話ですが、ある施設ではタブレットで、入居者の排尿パターンを解析して失禁する前にトイレ誘導をしているという話を聞きました。
その用途で使えるならお年寄りの羞恥心をなくす自立支援の介助が出来ると思います。

今後のデバイスの進化


もっと情報処理端末を進化させるとすれば、バイタルを入居者様に計測する際、そのデータを直接パソコンと共有できれば、仕事が効率的になると思います。

 

さらには入居者様に、「あざ」ができていたとします。事故報告書を書く際に、スマホで写真をとります。今のところは写真を撮ってパソコンにコードをつないで取り込む作業になっています。

 

それが進化して、スマホからWi-Fiで事故報告書に自動的に共有できるようなシステムになれば、事故報告書も非常に楽な作業になります。

 

またキーボードの打ち込み作業を少なくし、選択式にして「クリック」であれば、男女年代に関係なく記録をしやすくなります。

 

「音声入力」や「単語の登録」ができれば大幅な作業効率の向上が出来ると思います。

 

今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。

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