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【誤薬】介護施設,在宅介護において命に関わる事故「誤薬」を避ける方法を紹介

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こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。

今回は介護事故の中でも命の危険がある誤薬について、誤薬が起きる原因と解決方法を紹介します。

薬の事故と言えば・・・

  • 「薬を落とした(落薬)」
  • 「服薬し忘れた(飲み忘れ)」
  • 「他人の薬を飲んだ」

これらの事故を一括りにして誤薬と呼ばれます。

今回は誤薬について考えるとともに、私の経験から誤薬を避ける服薬のベストな介助方法も紹介します。

目次

【誤薬】老人施設・事業所においての誤薬について解説!

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>>介護事故のまとめ記事

在宅での誤薬

在宅での誤薬は「服薬をし忘れた」などが多いと思います。

認知症が進み薬の管理が出来なくなるケースが多いでしょう。さらに、高齢者になるとやはり薬の種類も多くなる傾向です。

独居(一人暮らし)の方を、遠方に住むご家族が、介護サービスを利用して薬の管理をお願いしたいというケースは多いです。

実際、私が思うに薬の管理が出来なくなった時点で、周りにそれを管理する親類がいなければ、介護サービスを利用するタイミングだと思います。

薬入れケースは、100円均一などで朝、昼、晩、就寝と別れて1週間分入れられる物が販売されています。

私の経験した小規模多機能居宅介護では、看護師や介護職員が、その百均で購入した薬ケースに分配(配薬)することがありました。

この配薬でパートの看護師はしょっちゅうミスをしていました。別の薬を配薬していたり、配薬すべき薬が入っていなかったり・・

この様なケースは、日常茶飯事でした。

最終的には、薬を服薬介助する人が必ず最終確認していたので、実際の誤薬ミスは少なかったですが。

薬ミスをひとつ例にあげると

同じ薬でも最初の一週間は「5㎎+10mgの二錠」それ以降は「20mgの一錠」を処方されていた場合とします。

起こりうるミスが、処方内容を把握していない介護職員が最初は1錠だろうと20mgを配薬させてしまう。

つまり最初の一週間は、合計15mg(2錠合わせて15mg)を処方させるよう処方箋には記載されているのに、配薬する職員が確認せず「1錠だろう」と安易に思い込み、20mg1錠を服薬させてしまう誤薬ミスが起こりました。

>>小規模多機能のサービス内容は,利用者にとって使えば使うほどとってもお得!

>>介護業態【訪問介護サービス】について解説!

施設での誤薬

施設サービスでは、誤薬に対する問題意識は高いです。服薬介助を含めた薬の管理は、正直ミスの許されない介助です。(もちろん人間だからミスは誰にでもあります)

最近は薬も分包されているので服薬介助は楽になりましたが、ただ一包化はミスすると、10錠飲んでいる方は全ての一包化された10錠をミスるわけで怖いですね。

施設では看護師が医務室にて分包します。そして施設ユニットのケースに配薬します。それを1日に1回介護職員と3食分、2人で声出しして確認します。

また更に服薬ケースに入れ替える施設は、その時また確認します。

>>施設サービス:特別養護老人ホームのおススメ記事 

誤薬を避けるための服薬介助の手順と方法

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あくまでも私の経験からですが・・

服薬介助のベストな手順

  1. 名前と顔を一致させる
  2. 声を出して名前を呼ぶ
  3. 了解を得てから服薬介助

私の施設では服薬介助の際、利用者への薬の手渡しは厳禁です。

しまぞー

利用者への手渡しは利用者様が口に薬を持って行く際、勢いがよくて薬がこぼれる危険が大きいです。恐らく落薬の多くはこのケースによると思われます。

服薬介助のベストな方法

私の経験からベストな服薬介助は・・・

  • 介助者により分包された袋より直接利用者の口腔に入れる
  • スプーンに乗せ換えて口に入れる方法

後ミスが多いのが利用者の名前が似ているケースがあります。

高杉さん、杉浦さん、浦杉さんとても危険です。

介護職員の皆さん、薬のミスは身体の重大事故の原因です、事故が起きたら、恐れずに正直に直ぐに医療従事者に報告しましょう。

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誤薬での最悪なケース

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Aさんの薬をBさんに服薬させてしまった。このケースなら、あり得る事故です。
もちろん大変な誤薬事故ですが・・・

しかしここからです。

Bさんに、また更にBさんの薬を飲ませてしまう。これが誤薬の一番の危険な服薬だと思います。

例えば、糖尿病の薬をAさんBさんともに服薬していたら、Bさんはダブルで糖尿病の薬を服薬してしまいます。

そうなると糖尿病の薬の危険な低血糖】に陥る危険が増大します。

また低血圧の利用者に、間違えて血圧を下げる薬を服薬させた、もう命に係わるミスです。

今日は以上になります。

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