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「認知症利用者の入浴拒否」の理由と対応策,介護への転職

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。

今日は認知症の方の入浴拒否の背景と対応策について記事にしました。

居宅系のグループホームや小規模多機能、デイサービスに入浴拒否が多い傾向。

施設系(特別養護老人ホームや介護老人保健施設)はあまり拒否をする入居者は、少ない傾向です。

恐らく施設系は、大人数でお風呂に入るので、周りが同じように行動している為、同じ行動心理、集団心理が働いているためだと思います。

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目次

認知症利用者の入浴拒否の理由

高齢者は体力が衰えて入浴は、疲れを感じやすくお風呂を避けたい、嫌がり拒否される方います。

以下の理由で入浴を拒否される方が多いようです。

  • 着替えるのが、面倒だ。
  • 一番風呂がいい。一番風呂でないと入らない。
  • 入浴は寒い。

【入浴関連記事】↓

認知症利用者の入浴拒否の対応策

高齢者施設での入浴は、入浴の準備をしっかりする事が重要です。

認知症利用者の入浴前の準備として

認知症利用者の入浴の環境整備

  • 着替えを準備しておくことによって、入浴までの介助、入浴後の更衣介助をスムーズに行う。
  • 浴室暖房等で、脱衣所(浴室)、をしっかり温めておく。

認知症利用者,入浴介助者のの準備

  • 服を脱いで寒いのが嫌だ、おっくうだという気持ちをもたせないようにする。
  • 利用者の意識の中に、「お風呂が気持ちいい」と感じて頂く。
    (お風呂の温度を入居者の好みの温度にする等です)


上記を、認知症利用者の心の中に留めさせる事が、重要だと思います。

私は、認知症の利用者とコミュニケーションを取ることが重要で、認知症利用者に自分の介助を受ける際、安心感を持っていただくようにします。

もちろん認知症の方には、人それぞれ、症状の違いがあり、その分だけ対応策もあります。しかしコミュニケーションを取る、安心感を与える事は、共通する対応策です。

✔ 施設の入浴は、対象者が車椅子が多い為、車椅子で移動する。

居宅系の場合の入浴は個浴が多い。グループホームやデイサービスがそれにあたりますが、ようは歩行が独歩つまり一人で歩ける方が多い傾向です。その為いったん拒否されると入浴への誘導が難しいです。

居宅系の場合は歩行が自立のため強引に勧めようとしても、本人の気持ちが「入浴する」とならないと入浴させるのは難しくなります。

よく介護職員は利用者が「入浴モードになっている」、「スイッチが入った」と隠語で言いますよね。言葉は悪いですがそこを見極めるのも大切です。

【関連記事食事拒否】↓

認知症利用者の入浴拒否。私の苦い経験

私の介護の最初の職場が認知症対応型のグループホームでした。その事業所では、入浴拒否が多かったです。

ではどうしたら利用者の拒否や苦手意識を克服出来るのか?

下の「まとめ」の内容や関連記事を読んでみてください。多少はお役に立てる内容と思います。

【関連記事】↓

認知症に関する資格の認知症実践者研修の記事です

 ↓      ↓

まとめ

認知症の方は、重たい方でも心の奥底に私達介助者を、「良いひと」、「悪い人」と区別できるのです。

嫌な思い出は、しっかり覚えています。

そこから学んだことは、日頃からコミュニケーションを取ることによって、苦手意識を無くす。

更に認知症を好きになる事です。私はそのようにして、苦手意識を克服しました。

職員が周りで囲んで入浴を促しても、上手くいかないです。

相性が悪い入居者さんなら、相性のいい職員が対応すればいいと思います。

また拒否された場合、入浴日に入浴できなくても、翌日にずらすなど柔軟な対応も一つの手です。

介護職員が、介護拒否でストレスを貯めることが無いよう、介護職員みんなで協力すればいいのです。

今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。

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