【介護へ転職】キャリアアップ、職場環境、介護技術どれが重要？おすすめ業態を紹介！
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【＠しまぞー】です。
私は10年前に介護の世界に入職しました。その理由は過去にも記事にしてきましたが、
まとめますと
- 以前は通勤時間が２時間だったので近場を選びたかった。
- 介護の施設は自宅近くにたくさんある。
- 給料が前職とほとんど変わらない。
- もともと接客業だったので、コミュニケーション力を活かせる仕事を選びたかった。
- ハローワークの職業訓練とヘルパー2級の資格を取り、失業手当の待機期間をなくして就職するため。
恐らく他の介護職員よりは、多くの施設・事業所を経験していると思います。
そのため、介護業態別の仕事内容の違いが分かります。
本記事は、介護職への転職を検討されている方に向けて
- 「キャリアアップ」
- 「職場環境」
- 「介護技術や知識」
の３つに分け、その選択の中からどの業態に就職すべきかを、その特徴と理由とともに紹介します。
私が最初に就職した介護業態は、グループホームです。
しまぞーただ、私の場合はこの選択をのちに後悔しました。
なぜ後悔したのかは、「③：介護技術を身に付けることが重要、介護の道を長く勤めたい」でご覧ください。
ぜひ本記事の私の経験が、これから介護へ転職する方に役立てればと思います。
それでは、介護に入職する方はどの業態を選ぶべきかについて、私の経験から紹介していきましょう。
まずは、介護業態を知りたい方へ「介護業態別介護職員の年収と仕事内容を詳しく紹介」した過去記事があります。ぜひご覧ください。
①：キャリアアップや昇給が重要な方向けの介護業態
- 「キャリアアップしたい」
- 「給料を増やしていきたい」
と思われている方には、大手企業の系列子会社がチェーン展開している
- 有料老人ホーム
- グループホーム
などを運営している法人への就職をおすすめします。
何故ならチェーン展開している法人なら、その分だけ管理者がいるため、組織の中で出世していくことが可能だからです。
出世コースがあるのでその分給料も上がっていくのです。
介護の企業でチェーン展開している大手企業を紹介します。
- sonpoケアが運営するサービス高齢者住宅（損害保険会社）
- デイサービス中心に運営しているニチイ学館（教育）
- 介護付き有料老人ホームを運営しているベネッセスタイルケア（教育）
- 介護付き有料老人ホームを運営している介護の木下（建設）
- グループホームを運営するウイズネット（警備会社）
※カッコ内は親会社の業態で、大手企業の介護事業所の一覧表はこちら
キャリアアップにおすすめ転職エージェントはこの２社
このような大手企業がチェーン展開している介護事業所であれば、一般職員でも入職後に能力を発揮して出世や昇給が見込めます。
例えばベネッセスタイルケアであれば、20代や30代の若い方が管理職に抜擢されていて、年収が500万円とホームページでうたわれています。
さらに、エリアマネージャーとなって本部に行き課長となって部長へと出世すれば年収が800万円となるようです。
40代以上でも管理職の経験者を中途採用者として募集しています。
私の経験でも少し前になりますが、大手企業のグループホームで中途採用者が就労後１年で管理者になりました。
若く能力が高いためか、とんとん拍子に２年でエリアマネージャーに抜擢されています。
その当時、彼は一般職の採用で最初の年収は300万円にも満たない条件でしたが、管理者になったとたんに400万円になったと喜んでいました。
その彼は20歳代後半で家庭があり子供がいたためより一層喜んでいましたね。
②：職場環境の良さが重要な方向けの介護業態
なぜ、介護の業態で人間関係が良い業態を選択すべきなのかというと、心身ともに余裕をもって働けるからです。
こういった業態はそれほど忙しくもなく、時間と仕事に追われることなくゆっくりと仕事ができるからです。
このような人間関係が良い職場環境であれば、働いている仲間同士でしっかりとコミュニケーションが取れて楽しく仕事ができます。
私の経験でも、特別養護老人ホームなどの忙しい業態にはあるあるとされている「お局様」が良い職場環境に存在していたことは少なかったです。
給料が低めなのが難点ですが、働いていて心に余裕があるので長く働ける環境です。
また、利用者も介護度が低めで、体力的なものを必要としません。
利用者と十分なコミュニケーションが取れることも、楽しく働ける要因の一つだといえるでしょう。
良い職場環境の紹介を得意とするエージェントはこの２社
③：介護技術を身に付けることが重要、介護の道で長く勤めたい
この2つは介護保険施設といい、社会福祉法人や医療法人が運営しています。
施設自体は大きいのですが、多くが単体の施設もしくは２つ程度の施設を運営している法人が多いです。
しまぞーつまり、有料老人ホームのようなチェーン展開はしていません。
特別養護老人ホームは要介護３以上が入居可で、そのため身体的な介護度が高いです。
ここに勤めると、しっかりとした介護技術を身に付けることができます。
なぜかというと、先輩職員の技術力が高くて2か月から３か月かけて教育を受けることができ、介護技術に携わる時間が圧倒的に多いのが理由です。
例えば、グループホームではおむつ交換の対象者が少ない（数名）ため、介護技術の難易度が高いオムツ交換は１夜勤に数回です。
特別養護老人ホームでは、オムツ交換の対象者ばかりなので１夜勤で40回近くは行います。そのため、介護技術のオムツ交換がいやがうえでもすぐに身に付いてしまいます。
私が最初に就職した介護業態は、グループホームです。
しまぞーただ、私はこの選択をのちに後悔しました。
理由は、グループホームでは介護技術が身に付かず、介護福祉士の資格を取得してから特別養護老人ホームに転職したため、全く介護技術ができなかったのです。
周りの職員から
「資格持っているのになんで介護技術ができないの？」
といったような態度をとられました。
そのため、これから介護職へ転職する方には、最初の就職先の選択は重要だと伝えたいです。
しかし、上記した通り単体の施設が多いため、その法人内で出世や昇給をするのは難しく、事務や施設長などは同族での経営が多いのが特徴です。
無資格から入職し、介護福祉士を取得すると大きく給料は上がります。
しかし、年収が400万円くらいで頭打ちになります。毎年の昇給も数千円です。
記事内にも特別養護老人ホームを勧める理由はありますが、ここで働いて１年もすれば介護技術等が身に付き、どこでも通用する介護士になれるからです。
もし、この記事を読んでる皆さんの中に、介護の業態に転職することを考えているなら、下に転職エージェントの紹介記事を載せてあります。ぜひご覧ください。
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