
こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
このブログをご覧の皆さんは、前回(介護の体力面)前々回(金銭面)のブログを読んでいただいて、50歳代が介護職へ就く上でのそれぞれの問題を理解して頂いたと思います。
今回は実際に介護の現場に入って直面する、介護現場の働いている仲間の「年齢層」から来る「年の差」の問題をお話ししたいと思います。
>>さ~来い!リストラ転職組、俺が介護で鍛えてやる!介護士不足2025年問題が解決

介護職の変遷と将来について

社会福祉保険制度が始まったのが2000年です。
今の介護の業態の多くは、この介護保険制度の下で新たに作られた業態が多いです。
更に昨今の超高齢化社会に伴い、施設や事業所が増えています。
介護の現場で働いている介護職員の特徴は以下の通りです
- 年齢層は、20代から60代
- 性別は、比較的若い女性職員
- 勤務体系は、パート職員
- ナイスミディ(介護保険制度前から介護職に就いているベテラン女性介護士)
以上の通り性別では、介護の現場は女性中心の職場で、50歳代の介護職員も女性の方が活躍している職場です。逆に男性の方は 、女性の方と比べれは圧倒的に少ないです。
理由は、社会に金銭面の条件面や介護に対する3K(きつい、汚い、危険)などの介護職に悪いイメージがある事だと思います。
ただこれから2025年問題(介護職員は38万人不足)、更に高齢化は統計などでも2050年 まで続くと言われています。
今、国(政府)は、躍起になって介護職員の環境改善に取り組んでいます。そのため、介護に関する環境も改善されつつあります。
これからは、50歳から介護に転職される男性の方も増えていくと思います。
そこには、介護職の現場で我々中高年50歳代が転職して来ることによって、「立ちはだかる壁」があります。
介護の職場は、20代や30代の女性職員がとても多いです。
50歳代の我々にとって働く仲間の中心の年代が、自分の子供と同じ年齢なのです。
そのような子供が、50歳で入職してくる我々を指導します。役職としてフロア長 ユニットリーダーの名称がついている20歳30歳代の若い子が上司になります。貴方を指導する一般の職員が若い職員です。
我々一般社会から介護現場に入ってくる、50歳代には経験のない事です。
つまり、一般社会と違う環境が介護の現場では待ち受けています。

中高年を悩ませる若い女性介護職員の特徴

- 介護の現場での若い子の多くは一般社会を経験していません。年上を敬うつまり尊敬する所作を持った方は少ない。
- 職場でのフレンドリーな言葉遣いの会話。
- 教える経験の未熟さから、指導の際の言葉使いがヒステリックになる。
このようなことは一般社会では少ないと思います。
私の経験でも、言葉遣いなどの社会人の振る舞いと所作は、学卒の場合就職活動で身に付きました。
一般社会に入れば、年功序列と言う言葉があります。
企業の上下関係により、若い方から上記の様な扱いは受ける事は少ないと思います。
しかし介護の現場では、親と子供が友達関係のような職場環境もあるのです。
そこには介護に就職される50歳代中高年の方が、今まで経験のない職場環境があります。
今までの地位や職種でのプライドを捨てられない方は、長く続かない原因となるでしょう。
プライドを捨てられないことは、介護の就職活動の面接で落とされてしまう原因となります。
面接で・・

「私はマネージメントが得意」「前職で管理職をしていたので人心掌握術が得意です」
全くの未経験者は、いくら介護職でそのスキルを主張しても現場では必要ないのです。介護の現場では基本管理者を求めているのではなく、一兵卒を求めているのです。
>>介護へ転職【面接内容】を特別養護老人ホームと有料老人ホームで比較してみた


中高年が介護職の面接で落とされる例


面接で「私は前職で管理職をやっていました」と言うプライドにより、これでは周りの職員と上手くやっていけないだろうなと思われます。



「この介護職に就きたい理由は?」
と問われて、



「仕事が無いので」
と平気で言われる方もいます。さすがに採用されません。
実際多くの中高年は、面接で落とされているようです。
>>介護へ転職する際,面接で聞かれる【質問と採用への対応策6選】


>>面接・見学で,良い介護施設の職場環境を見極める11のチェックリストを公開!


中高年の方で介護職に向いている方の特徴


- 前職が営業職だった方
-
コミュニケーション能力が高い
- 周りを気にせず、マイペースで仕事が出来る方
-
この場合は、正社員ではなくパートで働いている方の傾向です。
あまり職場の人間関係に惑わされない立場で働けます。 - 若い方の相談相手になれる方
-
人生経験を活かした話で相談を受ける事が出来る方は、尊敬される要素があります
>>介護は3K?資格,仕事内容は,向き不向き,就くメリット・デメリットまとめて考察


中高年が介護職への転職で年齢差の注意点


若い介護職員に使われる事を受け入れる。 我々50歳代にもなると、周りの職員は皆年下です。その年下の子に使われるのです。
介護の現場に入ると年齢は関係ありません。介護の経験がある、資格、能力がある人が先輩です。また施設では経験が長い人 が上の立場になります。
あくまでも年配の新人は、一番下の後輩になります。 面接で聞かれると思います。「若い人に使われる立場ですなりますよ」と 。
しかし現場で働くと、あなたに対する年下の職員の幼稚な対応によって我慢ができなくなることがあるのです。
更に若い職員の不満をぶつけられるという被害に合う事があります。
>>介護業界への転職でブラック施設を見極める,避ける方法を紹介!


最後に、転職・就職を考えている方へむけて・・・
転職しようかな…と思ったら、まずは転職エージェントに無料相談
- もっと給料を上げたい
- 職場の人間関係に悩んでいる
- 法人の運営に不満がある



ぶっちゃけ、このような職場の悩みを解決する一番現実的な方法は転職することです。
転職を一番楽に成功させるには、転職エージェントというプロに相談するのが良いです。しかも無料。
では、数ある転職エージェントの中でどれが一番有利なの?と問われると、おすすめは(マイナビ介護職)です。
私が実際に利用して分かった”マイナビ介護職”の7つのメリット



更に詳しい「マイナビ介護職」のおすすめ理由を、下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
>>しまぞーおすすめ転職エージェント,【マイナビ介護職】を紹介


\4割が非公開求人/
私の一番のおすすめ転職エージェントはマイナビ介護職ですが、他の転職エージェントにもそれぞれの強みや特徴があります。
また、自身に合わないエージェントに絞って転職活動を行うと、その結果、合わない職場を紹介されてしまうという残念なケースも…
そこで下の記事では、介護職の転職エージェントをランキング形式で紹介。その特徴と内容を詳細に比較した記事をぜひご覧ください。
ランキングの比較内容から、自身が望む条件を強みにしているエージェントを2社程度選んで利用するのが転職の成功の近道と考えます。


今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。
良かったらスマホにブックマークしてください。とても励みになります。
今日のサービスショット!


コメント