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ボディメカニクスを利用した介護技術,上方移動【画像解説】

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【shimazo3】です。

 

今日は「ボディメカニクス」を活かした、ベッド上での上方移動を画像解説します。

 

 まず介護技術にかかわる「ボディメカニクス」について、少し触れてみたいと思います。

 ボディメカニクス8つの基本要件

 

本記事の画像解説では、ボディメカニクスを数点紹介しています。是非ご注目してご覧ください。

 

対象者に近づく【本記事内で紹介】

対象者に近づくことで力を入れやすくなります。

対象者を小さくまとめる【本記事内で紹介】
力が分散すると重くなるので、腕を胸の上にのせる、膝を立てるなどコンパクトにすると、介助しやすくなります。
支持基底面積を広くとる
両足を肩幅に広げたり、片方の足を斜め前に出すと、足を閉じているときより、身体が安定します。
重心を下げて骨盤を安定させる
膝を曲げて重心をさげると腰に負担がかからず、しっかり支えることができます。
身体はねじらない
不自然に身体をねじると腰痛の原因になります。足先を対象に向けて介助しましょう。
全身を使う
作業は腕だけでなく、全身を使うようにすると、安定します。
水平に移動する
水平に移動すると重力の影響を受けないので、負担が少なくてすみます。
てこの原理を利用する【本記事内で紹介】
支えとなる部分・力を加える部分・加えた力が働く部分の関係を頭に入れて介助すると、少ない力で大きな効果を得られます。

 

 

 

利用者が足で協力動作を出来るケース(残存機能がるケース)

 

ベッド上での上方移動の準備

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【ここに注目】

 ボディメカニクスの要件②対象者を小さくまとめる

 

  • 利用者の腕を組んでいただく

 

  • 足を折り曲げていただく(膝を立てる)

 

この動作の意味は、ベッドと利用者の接地面積を少なくすることで、移動の際のまさつを軽減させるためです。つまり移動の際に介助者の力の負担を少なくするボディメカニクスです。

 

残存機能生かすとは利用者の力を借りて介助できる事です。

 

利用者の肩口に手を入れる

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【ここに注目】

介助者は腰をしっかり落とし、ベッドにしっかり下半身をくっつける。

これがボディメカニクスの要件①と④です

 

写真左側:介助者は両手で頭を支えながら浮かせる

 

写真右側:そのすきに、頭を上げたその空いた空間(すきま)に左手を利用者の肩口に入れ込みます。

 

残存機能を活かした協力動作【①:腰を浮かす】

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左側の画像:利用者に腰を浮かして介助者の手を入れやすくするための協力動作です。
赤丸の部分の腰を上げていただきます。

 

右側の画像:浮いた腰の中へ右手を入れ込みます。

(※ー1)この動画では腰に手を入れていますが、お尻の部分に手を入れ込む方が一般的だと思います。

 

残存機能を活かした協力動作【②:膝を伸ばす】

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左側の画像:利用者に「上に移動しますよ、膝を伸ばしてください!」とお声がけをする。

 

右側の画像:利用者のひざを伸ばしていただくことにより黄色い矢印の方向に上方移動します。これが利用者が残存機能を活かした介助者にとって楽です。

 

利用者が全介助を必要とする上方移動でのケース 【左手の位置】

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利用者の頭を上げるところは、残存機能があるケースと同様です。

次に左手は、全介助の場合肩より深く手を入れて赤丸部分脇の下に手を入れ込みます。

 

利用者が全介助を必要とする上方移動でのケース 【右手の位置:①】

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右手(赤枠)を利用者の太もも(大腿部)に当てる、もしくはひざの部分でも構いません。

右手を腰に入れるために、利用者を少し奥側側臥位にします。介助者は黄色い矢印方向に利用者の身体を押す感じです。

 

【ここに注目】

なぜ全介助でもひざを立てるのかというと、ボディメカニクスの条件の一つ「てこの原理」を利用します。


介助者は左手と右手を使って奥側臥位にするのですが、利用者の「ひざを立てる」と立てていない場合より力をあまり使うことなく、楽に奥へ押すことができるのです。


この「てこの原理」は、あらゆる介護技術に応用できます。

 

利用者が全介助を必要とする上方移動でのケース 【右手の位置:②】

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浮かせた腰の部分に右手を入れ込みます。(※ー1)同様です。

介助者の立ち位置は利用者の頭部へ移動する

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なぜ利用者の頭部へ介助者の体を移動するのかというと、上方移動する際に利用者の身体を手前に引くようにする移動介助になります。その方が体の力(腕力を少なく)利用できるのです。


これで全介助の上方移動への準備は整いました。

 

介助者の身体の方向に若干引き寄せるように上方へ移動する

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この動画では黄色の矢印のように、上方移動させますが、もう一つポイントがあります。

 

赤矢印のように、利用者の身体を手前に引き寄せるように力を入れれば楽な介助が出来ます。

何故かというと、人間の体は腕力を使うとき押すより手前に引く方が力が入るらです。

 

上方移動に関して楽な介助方法をご紹介します【画像が無いので説明です】


ベッドの利用者の「頭の部分に介助者は移動」し、介助者は利用者の両脇を下から入れ込みます。

利用者に「いち、にの、さん」と声をかけて介助者は両手を手前に引き寄せることで利用者を上方移動させます。とても楽な上方移動です。

 

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今日の動画は日本福祉アカデミー様からお借りしました。↓

私の動画解説を見ながらこのYouTubeをご覧なって確認していただくと更に理解が深まると思います。

 

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