【国家資格?】ケアビューティストになるには|資格の種類と魅力を完全解説
ケアビューティストという職業をご存知でしょうか?
美容と健康を融合させ、人々の生活の質を向上させる専門職。特に近年、高齢者にその需要が高まっています。
ケアビューティストとして有利な資格を紹介すると…
(全国) | 美容師 | エステティシャン | ネイリスト | メイクアーティスト | アロマテラピー | 訪問介護職員 |
---|---|---|---|---|---|---|
資格 | 国家資格 | 民間資格 | 民間資格 | 民間資格 | 民間資格 | 都道府県指定団体 |
主な団体 | 理容師美容師試験研修センター | 日本エステティック協会 | 日本ネイリスト技能検定試験センター | JMA | AEAJ | |
就業者数 | 351,060人 | 119,220人 | 119,220人 | 351,060人 | 456,590人 | 275,770人 |
年齢 | 32.2歳 | 34歳 | 34歳 | 32.2歳 | 41.2歳 | 48.8歳 |
労働時間 | 176時間 | 169時間 | 169時間 | 176時間 | 168時間 | 166時間 |
賃金(年収) | 379.7万円 | 320.6万円 | 320.6万円 | 379.7万円 | 394.3万円 | 390万円 |
有効求人倍率 | 5.66 | 0.99 | 0.99 | 5.66 | 1.14 | 14.19 |
そこで本記事では、最初に介護美容研究所のケアビューティーの講座を、さらに美容のスキルを上げたい方のために表にある資格を詳しく紹介していきます。
美容師の国家資格を含め、その種類や取得方法、さらに資格取得後のキャリアパスまでを詳細に解説します。
ケアビューティストの魅力や、これからこの道を目指す方へのアドバイスもお届けしますので、ぜひご覧ください。
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メイクセラピーや福祉ネイル、タッチケア、トリートメントといった高齢者向けの美容のスキルを学習する。
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寝たきりの方へのカット術や、施設・居宅での施術フローなどを学べる事に加え、訪問美容ワークに特化した介護資格を取得できる。
╲美容師のキャリアアップ/
【介護美容研究所】ケアビューティストになるには?
ケアビューティストとは
ケアビューティストとは、要介護となり美容室などのサロンに通うのが困難となった高齢者の方に、介護施設や自宅に訪問してヘアメイクやネイルなどの施術を行います。 ケアビューティを行う人材のことを「ケアビューティスト」と呼び、近年介護業界で需要が高まりつつあります。
具体的には、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、ネイルなどの美容技術だけでなく、リラクゼーションや心理カウンセリングを通じて心身の健康をサポートする役割も担います。
そのため、ケアビューティストは総合的な知識と技術を持つことが求められ、多様なサービスを提供できる点が魅力です。
冒頭でも申し上げた通り、介護の現場では高齢者の美容に対する需要が高まっています。
介護美容研究所の2つのコース
介護美容研究所では、「高齢者に美容を届ける」をキャッチフレーズに、高齢者の美容ニーズに特化した、介護と美容のプロフェッショナルスクールを運営しています。
介護美容研究所のケアビューティストのスクールを「介護職、看護師」、「美容師」の2つに分けて紹介すると
名称が少し複雑ですが、ようはケアビューティーは2種類に分類でき、私は介護職なので主に介護職の介護美容コースをケアビューティ―コースと呼んでいます。
しかし本章では、さまざまな資格制度も紹介するため「美容師・理容師」が主に就くとスキルが広がる資格を紹介します。
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ケアビューティストの職業の種類と国家資格
これらの資格は、それぞれ多岐にわたる技能が求められています。
これらの資格を取得すると、業界内での信頼性や顧客からの信頼を得やすくなるでしょう。
以下では、
について詳しく説明します。
美容師免許
美容師になるには、国家資格である「美容師免許」が必要です。(理容師美容師試験研修センター)
厚生労働省指定の美容師養成施設(昼間課程2年、夜間課程2年もしくは2年6カ月)を修了することで、国家試験の受験資格を得ることができます。
また、3年制の通信課程もあり、まず美容室に就職して働きながら資格取得を目指す人もいます。
美容師免許とは
この資格を取得することで、ヘアカットやカラーリング、パーマなどのサービスを提供できるようになります。
美容師免許を取得するためには、厚生労働大臣指定の美容師養成施設で所定の課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
試験は筆記と実技があり、しっかりとした技術と知識が求められます。
美容師免許の取得方法
美容師免許を取得するためには、美容師法に基づいて厚生労働大臣の指定する美容学校を卒業した後、美容師国家試験に合格する必要があります。
美容学校では
- カットやカラーリング
- パーマなどの技術
- 座学は皮膚学や衛生管理
などの知識も学びます。
試験は実技と筆記の二部で構成され、筆記試験では基礎知識が問われます。
実技試験ではカットやスタイリングの正確さ、スピードが評価されます。
美容師の収入について
「令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、美容師の平均月収は、
- 男性の場合:29万4000円、年間ボーナスなどは5万2800円。
- 女性の場合:平均月収は23万8000円、年間ボーナスが5万1700円
平均年収:397.7万円
という結果でした。
エステティシャン資格
エステシャンの国家資格はありません。民間資格は複数ありますが、日本エステティック協会の資格制度が広く認知されています。
エステシャンとは
エステティシャン資格は、化粧品や美容機器の使用方法、マッサージ技術などに関する知識を証明するものです。
資格を取得することで、サロンでの就職や独立開業がしやすくなります。
エステティシャン資格は、日本エステティック協会などが主催する試験に合格することで取得可能で、実技試験も含まれます。
エステティシャン資格の取得方法
エステティシャン資格を取得するためには、各種認定団体の試験を受ける必要があります。
代表的な団体には、日本エステティック協会やCIDESCO(シデスコ)があります。
資格を取得するためのプロセスには、専門学校や通信講座での基礎知識と技術の習得があります。
講座の内容は、
- 肌のケア方法
- マッサージ技術
- 化粧品成分
など多岐にわたります。
試験では、実技と筆記の両方が出題されるため、幅広い知識と確かな技術が求められます。
エステシャンの収入について
収入についてはエステサロンで正社員として勤務しているエステティシャンの場合、
平均年収は約250万円〜300万円ほどであるといわれています。
その後、経験次第で300万円〜400万円程度までアップする方も多いです。
ネイリスト技能検定
ネイリストは、美容師や理容師のような国家資格ではありません。美容系の中でも目指しやすい職種だといえます。
美容専門学校の教育課程は、一般的に昼間課程(2年以上)と夜間課程(2年以上)と通信課程(3年以上)に分かれます。
このうち通信課程(3年以上)は美容師・理容師を目指す人向けのカリキュラムが組まれているため、ネイリストを目指す人は昼間課程か夜間課程の「総合美容科(トータルビューティー科)」「ネイリストコース」などで学びます。
ネイリストの仕事、必要な資格、技能検定、給料、将来性を調査しました!
ネイリストとは
ネイリストとして働くためには、この資格を取得することが一般的です。
ネイリスト技能検定には、初級、中級、上級の3つのレベルがあり、それぞれのレベルで求められる技術や知識が異なります。
受験には日本ネイリスト協会が主催する試験に合格する必要があり、筆記試験と実技試験が含まれます。
“正しい技術” と “知識の向上” を目的とした「ネイリスト技能検定試験」。
ネイリスト技能検定の概要
ネイリスト技能検定は日本ネイリスト協会(JNEC)が実施している検定試験で、ネイリストとしての技術や知識を証明するための資格です。
検定試験は3級から1級まであり、徐々に難易度が上がります。
- 3級では基本的な爪のケアやカラーリング
- 2級ではネイルアートの基礎
- 1級では高度な技術とアートデザイン
が求められます。
試験は実技と筆記があり、実技試験では正確な技術と時間管理が評価されます。
ネイリストの収入について
ネイリストの仕事の平均年収は約362万円。 日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
月給で換算すると30万円、初任給は26万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ1,075円、1,481円となっています。
ユーキャンのネイリスト講座
読者様からのご質問で、ユーキャンの講座はありますか?と聞かれますが、
- 楽しみながら6ヵ月で合格へ!
- 実技試験対策もバッチリ
- プロ仕様のネイルグッズがセット!
メイクアップアーティストの資格
メイクアップアーティストという国家資格・免許はありませんが、法律上では美容師免許の取得が前提と解釈されると認識しておくと良いでしょう。
メイクアップアーティストとは
この資格を取得することで、テレビや映画、ブライダルなどの多岐にわたる現場で活躍することができます。
メイクアップアーティストの資格は、日本メイクアップ技術検定協会が主催する検定試験に合格することで取得可能です。
試験には、基礎知識や最新のトレンドに基づいた技術が求められます。
メイクアップアーティストになる方法
メイクアップアーティストになるためには、美容師専門学校やメイクアップスクールで学ぶのが一般的です。
- 基礎的なメイク技術
- 特殊メイク
- 舞台化粧まで
さまざまな技術を習得します。
プロとして活動するには、美容師免許の取得が必要な場合もあり、資格を持つことで信頼性が高まります。
また、実際の仕事現場での経験も重要です。インターンシップやアシスタントとしての経験を積むことで、プロとしての道が開けるでしょう。
メイクアップアーティストの収入
令和3年の統計データによると、
メイクアップアーティストの平均月収は約24.6万円、年収ベースで言うと約330万円です。
全職種の平均年収は414万円なので、統計データを参照するとメイクアップアーティストの給与水準は高いとはいえません
厚生労働省職業情報提供サイト「jobtag」メイクアップアーティスト
アロマテラピー検定
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。
アロマセラピストの国家資格などはなく、技術や知識があれば誰でも名乗ることができます。
必須の資格はないとはいえ、精油の知識はもちろん、フェイシャルやトリートメント技術、解剖生理学など、幅広い知識が必要な職業です。
アロマテラピー検定とは
この資格を取得することで、サロンやリラクゼーション施設でアロマセラピストとして働くことができます。
アロマテラピー検定は、日本アロマ環境協会が主催しており、1級と2級の2つのレベルがあります。
1級では、より高度な知識とスキルが求められ、試験の内容も専門的です。
これらの資格を活かして、ケアビューティストとしてのキャリアを築いていくことができます。
次に、具体的な取得方法や学習のポイントについてさらに詳しく見ていきましょう。
アロマテラピー検定の特徴
アロマテラピー検定は、日本アロマ環境協会(AEAJ)が実施する試験で、アロマテラピーに関する基礎知識を証明するための資格です。
1級と2級があり、
- 2級ではアロマテラピーの基本知識や精油の種類、使用方法について学びます
- 1級ではさらに進んで、精油のブレンド方法や具体的な応用方法が求められます。
試験は筆記試験が中心で、実際に精油の香りをかぎ分ける問題も含まれます。
以上がケアビューティストとして必要な各種資格の概要です。それぞれの道を自分に合った方法で進んでみてください。
アロマセラピストの収入について
アロマセラピストの仕事の平均年収は約396万円。 日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
月給で換算すると33万円、初任給は25万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ1,081円、1,432円となっています。
厚生労働省職業情報提供サイト「jobtag」アロマセラビスト
初心者向けのおすすめ資格【介護初任者研修】
ケアビューティストとしての第一歩として、おすすめの資格がいくつかあります。
まず「美容師免許」は必須です。この資格を持っていないと、美容サービスを提供することが法律で認められません。
また、「介護職員初任者研修」も役立ちます。これは介護の現場での基本的な知識と技術を身につけるための資格で、高齢者や障害者のケアを行う際に非常に有用です。
美容師におすすめする高齢者向けの美容が学べる「訪問美容コース」には、介護初任者研修の講座があります。
詳しくは、介護美容研究所の「無料の資料請求」をご利用ください。
寝たきりの方へのカット術や、施設・居宅での施術フローなどを学べる事に加え、訪問美容ワークに特化した介護資格を取得できる。
╲美容師のキャリアアップ/
しつこい連絡一切なし
資格取得後のキャリアパス
ケアビューティストとして資格を取得した後、どのようなキャリアパスを歩むことができるのかを探索してみましょう。
具体的な開業方法や企業内でのキャリアアップ、または専門分野での活躍について、詳しくご紹介します。
開業の方法と注意点
ケアビューティストとして独立して開業する方法にはいくつかのステップがあります。
まずは資格を取得し、次に必要な設備やスタッフを準備しなければなりません。
開業に必要な資金調達やマーケティング戦略も重要なポイントです。
また、法律や規制に準拠するための必要な手続きをスムーズに進めることが成功への鍵といえます。
特に初めての開業には多くの課題が存在するため、事前にしっかりと計画を立てておくことが大切です。
企業内でのキャリアアップ
企業内でのキャリアアップの道も魅力的です。
大手の美容クリニックやサロンでは、ケアビューティストの需要が高まっています。
初めはアシスタントやスタイリストとして経験を積み、その後スーパーバイザーやマネージャーとしての役割に進むことが可能です。
また、企業内での研修やセミナーを活用することで、最新の美容技術やトレンドに常に触れ続けることができます。
結果として、自身の市場価値を高めるチャンスが広がります。
専門分野での活躍
ケアビューティストとして専門分野で活躍することも可能です。
例えば、スキンケア、ヘアケア、メイクアップ、またはリラクゼーションなど、特定の分野でのスペシャリストとして活動することができます。
各分野での専門知識を深めることで、お客様一人ひとりのニーズに合わせたサービスを提供できるようになります。
さらに、定期的な学びと自己研鑽を続けることで、業界内での信頼を築くことができ、その結果として更なるキャリアの幅が広がります。
ケアビューティストの魅力
ケアビューティストの魅力は、その仕事を通じて得られる充実感や自己成長にあります。以下に、その具体的な魅力を挙げてみましょう。
人々を美しく健康に導くと感じる
ケアビューティストの一番の魅力は、人々を美しく健康に導くことが直接的に感じられる点です。
お客様が満足して笑顔で帰っていく姿を見ることは、この仕事の大きなやりがいとなります。
個々のニーズに合わせたケアを提供し、直接的に感謝の言葉をもらえることが、日々のモチベーションを高めてくれます。
人々の生活の質を向上させることに貢献できるのは、大きな喜びです。
自己成長とスキルアップ
ケアビューティストとして働くことで、常に新しい技術や知識を習得する機会があります。
業界のトレンドは日々変化しており、それに対応するための研修やセミナーが豊富に提供されています。
そのため、自分自身が成長し続けることができる環境に身を置くことができます。
また、自分のスキルアップが直接顧客満足度に繋がるため、自己成長を実感しやすい職業です。
さいごに
ケアビューティストになるためには、必要な資格を取得し、実践的なスキルを身につけることが欠かせません。
未経験からでも、しっかりと勉強と実習を積むことで、一流のケアビューティストになることができるでしょう。
この記事が、あなたのキャリアの一助となれば幸いです。
自信と情熱を持って、素晴らしいケアビューティストを目指してください。
今日のサービスショット!