中高年50歳からの楽しい介護職

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介護技術解説!丸首(かぶり)衣類の着脱方法 中高年50歳代の介護への転職

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士です。

今日は介護技術の解説を行います。

上着の丸首(かぶり)の着脱です。

まず前提として右手が麻痺(まひ患側)です。
衣類の着脱の際に重要なことは、脱健着患(だっけんちゃっかん)です。

脱健着患とは

服を脱がせるときは

最初に動かすことが出来る(健側)から脱いでいただきます。
そうすると(健側)が脱げたら、健側の腕を使って、動かすことが出来ない(患側)
を脱がすことが出来るからです。

服を着させるときは

最初に患側を着ていただきます。なぜなら動く範囲が少ない患側を先に着させて、動く範囲が大きい健側を着れば更衣が楽なのです。

 

介護技術を使って服を脱がせる方法

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利用者のみごろ(ウエスト部分)を、たくし上げて(まくり上げる)いきます。
なるべく利用者自身で、健側の腕を使ってもらいます。

 

 

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利用者の背中から、服を両手で肩まで引き上げていきます。

 

 

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まくり上げた服を健側から肩とひじと順番に服を脱がせて(抜く感じ)いきます。

注意点:お年寄りの体は「可動域」(動かせる範囲)が少ないです。無理に腕を動かすと骨折の大事故の原因になります。

 

 

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利用者にひじを後ろに引いていただけると、楽に脱がせることが出来ます。

 

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次に首の部分の服を脱ぎます。

みごろ(ウエスト部分)と襟元(首の部分)をまとめて持ってもらいます。
※服を小さくまとめると、体から抜きやすくなります。
利用者に顎を引いていただきます。

介助者は利用者の首のうしろから両手で服を持ち、手前に引き首から服を抜きます。
襟元(首)の部分の服の範囲は狭いです。
利用者の健側の手で「みごろとえり元」を下にさげるように広げていただくと、服を首から楽に抜くことが出来ます。

 

 

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肩までみごろ(服のウエスト)をあげておけば、入居者自身で右手の健側の腕で使って、患側(まひ側)の左腕の服を脱がすことが出来ます。

 

注意点:出来る事は利用者自身で行っていただくことが「自立支援」にとって重要なことです。

 

介護技術を使って服を着させる方法

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服を着させるときは脱健着患の理論により、患側から着ます。

利用者の右手が患側(まひ側)です。介助者は右手を服のみごろ(ウエスト部分)の中に手を入れて袖まで左手でたくし上げ(まくり上げ)ていきます。

 

 

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注意点:」たくし上げる(まくり上げる際は)場合は、みごろ(ウエスト部分)に手を入れた逆の手で、たくし上げ(まくり上げ)ていきます。

この場合は左手をみごろに手を入れたので、右手でたくし上げていきます。

 

 

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袖(そで)までたくし上げたら、自分の左手の手のひらと、自分の右手の手のひらを握手し、服を持ち替えます。(左図から右の図へ)
右の手のひらを完全に外に出します。

※動画での「たぐる」とは、たくし上げる(まくり上げる)と同じ意味です 

 

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介助者の持ち替えた右手を、利用者の左手(患側)の手のひらを包み込むように握ります。その手を持ちながら、袖を通して介助者の左手で、服を腕の上に広げていきます。

 

 

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利用者の肩まで引き上げます。

 

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首の部分を利用者に持っていただいて、介助者は肩から服を着ていただくように、介助します。

 

 

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利用者に顎を引いていただき、利用者は服を持った手を下に引くようにします。
介助者は、頭の後ろから持った服を着させます。

 

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最後に健側の左腕を着ていただきます。
介助者は、利用者が服を通しやすいように伸ばして袖の出口を案内します。

 

 

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利用者に、健側の手で、みごろ(ウエスト部分)を下ろしていただきます。


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最後は必ず、腕の部分服がよじれているので直してあげてください。

 

以上です。

 

 

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 今回の動画は「みんなの介護」様よりお借りしました。
動画を見ながら今回の記事の解説を読んでいただくととても分かりやすくなっています

 
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