中高年50歳からの楽しい介護職

介護に転職を考えている中高年に向けて、介護の仕事内容やお役立ち情報を紹介させて頂きます。

今回のお題は「なぜ介護施設では加湿するのか?」です。

 

こんばんは(こんにちは)、特別養護老人ホーム介護福祉士です。

 

今回のお題は「なぜ介護施設では加湿するのか?」です。この時期はインフルエンザなどが発生しやすい季節です。

今施設では一生懸命工夫を凝らして加湿器や濡れタオルを手すりにかけて加湿していますが、どうしてなのでしょうか?

 

例えば春と秋を比べると温度は同じくらいなのに春の方が温かく感じると思います。

それは季節風の関係で春は湿度が高めで、秋は湿度が低めなのです。人間は湿度が高いほど暖かく感じます。なので春は湿度が高めたため温かく感じるのです。

【前提として】冬場は温度が低く乾燥している為湿度が低い、夏場は温度が高く多湿でです。

 

ここで、なぜ介護施設では小さい加湿器で加湿するのか?を記載します。

 

①これは風邪ウイルス(インフルエンザウイルス等)が湿気を嫌うからです。

そもそもウイルスは湿気があるとそのウイルスに含まれた水分の重みで床下の落ちています。しかし湿度が低いとウイルスから水分が抜け軽くなり空気中に浮遊します。

 

②エアコンでは温度が上がりますが、湿度は上がらないのです。

何故かと言うとエアコンと言う機械は部屋の空気だけを使っています。温度はあげるけど加湿はしていないのです。

 

③前記の通り、冬に居室をエアコンで温めますが、加湿すればしないよりエアコンが低い設定でも暖かく感じるのです。

 

④エアコンで温度を上げると【相対湿度】が下がる為加湿します。②と同じか(笑)

 

②と④の仕組みを説明するのはとても難しいのですが、温度が高くなると空気は【膨張】します。これは必要な湿気【水蒸気】の入れ物が大きくなると考えます。しかし実際に入っている湿気【水蒸気】は少ないので湿度が低くなる。逆に、湿度が低くなれば空気は【凝縮】し、湿気の入れ物は小さくなり湿気で満杯【飽和状態】になり湿度が高くなると言うような原理です。

 

では同じ老人が利用する大病院では加湿をどうしているのか?ちっちゃな加湿器を何百個も使って加湿している?なわけないです。

大病院ではエアハンドリングユニットを言う大きな空調機【エアコン】を使って湿度の高い外気を取り入れ、加湿しているのです。更にエアハンドリングユニットでは空調機の中に大きな加湿エレメント【小さな加湿器にも中を分解すれば小さな加湿エレメントがあります】があり加湿エレメントの上から水を垂らしてエレメントを濡らし、空気を当てて水分を含んだ空気として部屋に取り入れ加湿しています。

 

このイメージとしては今施設でも加湿器だけでなく、濡れタオルをフロア中に掛けて加湿していると思います

もちろん一般家庭でもタオル等を濡らして干せば加湿する事になります。

 

このやり方がエアハンドリングユニットの仕組みで、大した機械では無いのです。

 

建物内の湿度の適正湿度は70%から40%の間です。

 

冷凍機の免許を持つ介護福祉士からでした。