介護士しまぞーブログ

介護に従事している方、転職を考えている方に向けて、介護の仕事内容やお役立ち情報を紹介させて頂きます。

私の介護の転機,介護老人保健施設【老健】での嫌な思い出、楽しい思い出をお話しします

【2020年10月8日更新】

 

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士です。

 

この介護老人保健施設【老健】での出来事はいい意味でも、悪い意味でも人間関係の厳しさと介護の楽しさを教えてくれました。

 

本記事では私の経験した介護老人保健施設(老健)での嫌な思い出と、楽しく印象に残った思い出を書き連ねました。

 

この記事を書いた目的は、介護の仕事で辛い思いをしている方に、少なくとも私がパワハラやいじめなどを経験しても現在介護士として働いている。
何とか続けている人がいる事を知ってもらって、勇気をもつことが出来ればと思ったからです。

 

老健は基本ショートステイ的な運営なので様々な利用者がいらしゃいます。また職員もトップは医師で、リハビリ職、薬剤師など医療関係者が集まっている業態です。

 

もしあなたが技術的な面、知識をスキルアップしたいなら間違いのない就職先です。

 

最所に介護老人保健施設の概要を記載します。読む必要のない方もいらっしゃると思います飛ばしてください。

 

介護老人保健施設の概要

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まずは介護老人保健施設とは?ということで概要を説明しますね。

ここは飛ばしていただいて結構です
 

介護老人保健施設の役割 


まず、介護老人保健施設とは老健と略され、主に医療的ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者(65歳以上)を受け入れています。

 

介護保険法第8条第28項により定められた、厚生労働省が管轄するサービスです。

 

食事や排泄の介助などの介護サービスは提供されるものの、提供されるのは自宅などに戻るためのリハビリが中心です。

特別養護老人ホームとの比較

特別養護老人ホーム(特養)と比較すると、同じ介護保険施設(3種類あり特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型施設)どちらも入居して介護サービスを受けることができる施設です。

 

介護老人保健施設は在宅復帰を目指すための施設という性格が強く、一定期間(3か月毎に継続審査がある)で退去することが前提になっています。
(ただし現状は、特養入所の待機施設の意味合いが強い)


介護老人保健施設への転職は、介護福祉士を取得してから一念発起して、居宅系(グループホームや小規模多機能)から施設系へのチャレンジ的な意味がありました。 

介護老人保健施設での嫌な思い出【体験談6つ】

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嫌な思い出①:介護老人保健施設での仕事は介護技術が中心


私が何故この老健を就職先に選んだかというと、それ以前は割と自立の方が多い居宅系の事業所で働いていました。

しかし介護福祉士の資格を取得し、更に自分のスキルを磨きたかったのが理由です。

 

その身に付けたいスキルが、介護技術でした。

 

そして当時私は老健で、その介護技術が出来ない介護福祉士として、周りからのバッシングを受けていたのです。

 

ちなみに私が勤めた老健は、従来型で50名の入居者が集まるフロアでした。

 

入職したら直ぐに、女性のリーダーが、私に付いて教育担当となりました。

 

その方がとても厳しい女性だったのです。

 

毎日、怒鳴られながら指導されました。

 

指導係からは、私のおむつの始末を見て「あなたのお父さんお母さんがこの様な介護をうけたらどう思うの!」でした。

 

嫌な思い出②:コミュニケーションをとるのは10年早いと言われた 

  

フロアには私以外が閲覧できる教育ノートがあったらしいのです。

 

職員の皆さんは私の不出来を書いていたらしく、また上司も教育ノートで私の仕事の進捗状況を確認し判断していました。

 

私のフロアのフロア長(ナース)からは、私が「利用者とのコミュニケーションが好き」と言ったら「コミュニケーションなど10年早いわよ!」でした。

 

介護老人保健施設は、介護=介護技術、出来なければ全否定されました。

 

私の勤めた介護老人保健施設の介護職員も「介護技術バカ」の様な方々が多かったのを思い出します。

 

コミュニケーションを批判する上司、皆さん考えられますか?です。(笑)

 

入職時当初はまだ人格者である副フロア長の男性がいて相談出来ました。

 

しかし私が入職して直ぐに退職してしまったのです。

 

そこからこのフロアの職員と、私の関係は悪化したと思います。

 

次についた副フロア長は女性でした。

 

嫌な思い出③:介護老人保健施設での私の仕事内容

 

毎日、日勤リーダーと言う名の言葉は悪いですが、一般的に言えば雑用係を押し付けられました。

 

雑用と言うと怒られますが、従来型の施設なので50名のテーブル拭き、お茶配り70杯(2杯の方もいます)、エプロン配り、手の消毒、おしぼり配り、口腔ケアセット、等を1日5回任されていました。

 

トイレ誘導だけは手伝ってもらいました、そのためトイレ誘導の一連の動作は結構自信があります。

 

一回14名のトイレ誘導者(介助が必要)を30分程度で終わらせました。(トイレは5か所以上あったと記憶)

 

毎日この繰り返しで、当初の介護技術を身に付ける機会がどんどん減っていったのです。

 

嫌な思い出④:フロア副リーダーの私に対する嫌がらせ

 

この施設で、他の職員【リーダークラス】から受けた事で一番許せなかった事件【とても老健らしい事件】を一つ紹介します。

 

それは朝日勤リーダーとして、上記の流れを一杯いっぱいで行っていたのですが、通常夜勤者が朝やる仕事(トイレ誘導)を全くしないで帰った時の話です。

 

結論としてはもう昼食の提供をする状況まで間に合わず、ぐちゃぐちゃになったのです。

その日の人員は日勤の私と早番の方と二人でした。早番の職員はおむつ交換の仕事で、それが終わり次第フロアの仕事をする流れです。

 

私がフロアに来た早番に「急がないと間に合わない」と言ったら、その声を聴いたナースのフロア長が「おまえが・・・」と怒号です。

 

私はその日を検証すべく、上にたてついてその日の早番の男性リーダーに問いただしました。

 

そうすると男性のリーダーが「私を試した」と言われたのです。

 

で私はその策略者の頭のリーダーに「試して誰が被害を被ったと思ってるんだ!利用者だぞ、あんた介護職の資質に問題あるよ」と言いました。

 

その方が夜に女性の副フロア長に泣き入れたとの事。

 

そんな事が分からない男性リーダーでした。

 

子供がいて家庭のある30代の男性リーダーです、世間知らずで可哀そうですね。

 

嫌な思い出⑤:仕事で追い詰めて事故報告書を書かせる

 

一つだけ例を上げると、あるナースが口腔ケアが終わった後に利用者の唇に傷があると言い出しました。

 

私が入れ歯を入れた際できたと言いはりました。(夕方にはその傷(筋)も消えていました。)

それも2回にありました。

ただそのおかげか多くの職員に入れ歯の着脱を教えてもらいました。

 

一番入れ歯の装着で上手かったのが、当時6年目の介護福祉士の女性でした。「無理に入れない」と言いながら唇のわきを思いっきり引っ張って入れました。

 

それには笑いましたね。

 

今では入れ歯の着脱は結構得意な介護技術です。 

 

ただ特別養護老人ホームに転職した際、担当の歯科医師に聞いたら、「総入れ歯で入れ歯を入れる際に傷が入ることは絶対にない」と言われました。

 

あるなら入れ歯に傷があるケースと言われました。

 

嫌な思い出⑥:事故の家族連絡は私の前で連絡するケアマネ


介護で事故を起こした際に、ケアマネージャーはご家族へ連絡します。

 

私が介護事故を起こした際、フロアのすぐ隣にあるナースステーションで私は報告書を書く。そしてそのすぐ近くで私に聞こえるようにご家族へ事故内容を説明します。

 

「職員が~の不手際がありました、申し訳ございません」ってな感じで、いやみったらしくです。

 

介護老人保健施設で介護が楽しくなった6つの出来事

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楽しい思い出①:帰宅する時利用者からお疲れさまーと声をかけてもらえた

 

ただ介護度が低い為、クリアーな方が多く、コミュニケーションが楽しかったです。

 

また利用者からも「一人で頑張ってる助けてあげて」言われたり、入居者皆さんには、ほんとに私が困っている時に助けていただきました。

 

特に思い出深いのが私が帰るドアを開けるとき、フロアから20名ぐらいが「お疲れ様~」と手を振っていただいた時です。

 

ほんと「やったな~!」と言う思いでした。

  

日勤リーダーとは逆に、日勤者や早番、遅番になるとおむつ交換が主な仕事ですが対象が12.3名しかいませんでした。

 

それを3人がかりで行うため、たまに私が日勤の担当になると、私はおむつ覚えたてなので、1人を終わらせるともうすべて終わってしまう状況でした。


まあ、私が入職して利用者と楽しそうに話している姿が他の職員特に【ナース】などに嫌われていました。

そんなこんなで、なかなか早番、遅番にステップアップが出来なかったのです。
 

楽しい思い出②:毎日の役割フロアの見守りが意外に楽しい

 

私の介護技術取得よりも、フロア長から言われた事が逆に功を奏してコミュニケーション能力は上がったと思います。

 

利用者とは、誰隔てなくコミュニケーションを取ってました。

 

テーブルを拭いていたら利用者様が「私の顔も綺麗にして」と言われる。

 

私は「○○さんのようにきれいな顔には拭けないよ」と返します。毎日です。

 

認知症の方とトイレの中で喋りまくりです。

 

10時の水分補給は「オレンジ、ヤクルト、リンゴジュース、その他が牛乳です。

 

更に別途プロテインゼリーがありました。

 

一階の厨房から上がって来て配るのですが、誰にどれを配るかは一枚のペラの紙に記入されています。

 

それを見ながら配るのですが、50名毎日違う飲み物の方もいますし、そんなの覚えられないです。

 

当然他のナースや同僚は手伝いません。

 

そうすると困っている私を見て利用者がどんどん「これはそこ」「それはそこ」と指示がありました、

 

それがとても助かりましたし、利用者との掛け合いが楽しかったのです。

 

楽しい思い出③:私が老健で鍛えたコミュニケーションを一つ披露

 

私が毎日食事介助をしていた認知症だが、介助中にこにこしている利用者さんでした。

 

その方が腰を痛めておむつ対応になった時に、介護職員が多動するとの事でやりらいとの事で副フロア長が私に「やってみなさい」と言われました。

 

しかし全く問題なく出来ました。

 

それを副フロア長に聞かれて報告したらかなり驚いたようです。

 

私のいた介護老人保健施設の介護職員は、医療施設に近い為コミュニケーションを積極的に取る方はあまりいませんでした。

 

そこに私に対してある種、利用者と話をするおかしな、不思議な人と思われていたのです。←副フロア長に直接言われました。

 

結局6か月で退職することになりました。

 

ただ退職に伴い、小さな送別会を開いてくれたのも、ナースです。ひとぞれぞれだったというお話です。

 

結局老健には半年ほどしかいませんでしたが、私にとってはわりと凝縮した期間ではありました。

 

今日は以上です

 

今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。

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