中高年50歳からの楽しい介護職

介護に転職を考えている中高年に向けて、介護の仕事内容やお役立ち情報を紹介させて頂きます。

NHKクローズアップ現代「介護施設での虐待について」を考察。中高年50歳代介護職への転職

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士です。

なぜ介護の職場環境は悪化するのか。

6月4日にNHKが「クローズアップ現代」で介護での虐待やストレスなどに関して放送がありました。

前回に虐待に関する記事をあげていますので、今回はNHKが「クローズアップ現代」をみながら、どうしたら虐待が無くなるのかについて考察します。

f:id:shimazo3:20190609210145p:plain

 

淑徳大学の結城教授が、コメンテーターとして解説されています。

虐待件数はこの10年で50件から500件に10倍になっているそうです。

結城教授は虐待が急増している原因として・・・
  • その原因は単に介護施設が増えたこと、
  • 介護の人材不足によ、介護に適正に欠ける人材の流入
  • 福祉マインドにかける人がいる

私も大方同意します。

確かに人材不足のため、介護職員の採用に関して「目をつぶって採用している」ケースがあると思います。

それは介護施設にとっても人員配置基準を守らなければないという現実もあります。

しかし、この「福祉マインドが足りない」から虐待に結びつくというのはどうでしょうか、違和感を覚えるワードです。

 

※先日、虐待殺人の事件に関して考察してた記事です。 

⇊      ⇊      ⇊

www.shimazo3.com

 

介護職員の離職率について

結城教授が【利用者が介護施設を選ぶ6つのポイント」をあげています。

f:id:shimazo3:20190609213038p:plain

上の6つのポイントは入居を考えている方に向けてあげていますが、転職する介護職の方も転職する際に気を付けるポイントです。

②介護職員の離職率が少ない全国平均では16%だそうです。

ちなみに私の施設では30%です。

私が思うに離職率は、入居する方、就職を考えている方は注意すべき点です。

離職率30%とは職員が60人在籍していれば1年で20人が退職しているのです。

 

20人が全員施設への不満があって退職するわけではありません。

しかし不満でやめていった方の多くは同じ介護職として、同じ地域で働いています。

 

転職理由に前の施設に不満があれば、転職先で前の職場を悪く言うケースは多いです。

つまり悪い噂は一気に広まると考えていいと思います。

③適切な職員の配置

厚生労働省による人員配置は入居者3名に対して介護職員・看護職員1名です。

ただこの数字は常勤換算ではありません。そのため例えば1時間勤務のパートが3名でも適切な人員配置となってしまいます。

民営の介護施設では、人員配置が2,5対1とか1,5など入居者に手厚い人員配置をしている施設はあります。

結城教授は人員配置について・・・

「ギリギリでやってるところ」「余裕を持たせてるところ」っていうのはかなりの介護の質の差が出るということです。

と述べられて言いますが、あまり表面上には出てこない分かりづらい数字ではあります。

⑤職員への研修制度の充実

⑤の研修制度に関してはほとんど触れらえませんでしたが、私はこの中では重要なことだと思います。

私は中途採用の職員に対してこそ研修が必要だと考えます。

新卒の研修やリーダー研修を充実させている法人は多いと思います。

しかし私の経験でも、中途採用者への研修はほとんど見られません。

 

介護職員への研修中途採用者への研修を充実させることによって、介護施設の理念を教育する、知識を学ばせることが重要だと思います。もちろんその研修内容が実のあるものでなければなりません。

 

アンガーマネジメント(怒りを軽減するための心理教育)

f:id:shimazo3:20190609223000p:plain

ある施設での教育に用いられているそうです。

イライラした時には・・・

  • 6秒待つ
  • 深呼吸をする
  • その場を離れる

 

介護は誰にでもできるとよく言いますが、確かにそれは一理あります。

しかし、介護は奥が深いです。個人個人がスキルアップのため、勉強する必要があります。

 

認知症に関する対応に関して、経験で苦手を克服することは多いです。

介護施設や事業所は、介護職員のスキル・経験だけに頼っているところが多いのです。

そうなると職員の個々の知識・技術のレベルに差が出るのです。

そこで必要なのは、施設や事業所での介護職員のスキルアップのための取り組みです。

f:id:shimazo3:20190609225752p:plain

介護職員の中には、自分の技術や知識の向上を考えない方、むしろ煙たがる職員がいるのです。

ただの学校の勉強が嫌いな連中が、社会人になり施設職員として働いているケースはあります。

 

例えば私の経験で、やたらと委員会が好きな職員がいました。

 

しかしその方は、ユニットのため、向上心があって委員会に出席していたのではありません。

ただユニット業務から抜け出せるために委員会に出席していました。

 

そのようなレベルの低い人材が職場を仕切るとお局などがのさばり、悪くて緩い環境に甘んじる職場になります。

 

職場環境を見極めるための記事10のチェクリストです。参考までに

⇊      ⇊      ⇊          

www.shimazo3.com

 

職員のスキル向上、今からできる事は・・・
  • 委員会や研修に関して、ただ報告書をファイルとして閉じるだけなく、職員に必ず閲覧させることです。出来ればその内容に関して話し合う場があればいいです。
  • 介護技術に関しての勉強会を開く(外部の講師を呼ぶ)
  • フロア会議、ユニット会議を月に1回でも開く
  • 認知症に関する勉強会を開いて認証に関する理解と対応力を付ける。

これが出来ていない施設は多いのです。

 

※今回取り上げさせていただいたクローズアップ現代での内容です。 

今回様々な介護施設の職員を取材させていただき、皆さん悩みながらも介護の仕事にやりがいや誇りを持って行かれていました。ただ国が介護報酬の引き下げを繰り返す中で多くの場合施設に入る収入が減ってしまいそのぶん人材を増やすというよりも今いる人材でなんとかも出そうとせざるを得ないのが現状なんです。そうすると職員の負担感は増してしまって仕事を辞めてしまうという人も出てくるわけで、結果として人材不足に陥ってしまうという悪循環に陥っているなと感じました。

と締めくくられていました。

まとめ

この問題は上記以外にも、管理者の資質の問題や法人の問題もあります。

今後ブログにおいて、高齢者虐待に関しての記事はどんどん取り上げていきたいと思います。

 

今日はブログを読んでいただきありがとうございます。また宜しくお願いします。

良かったら読者登録・マークしてください。とても励みになります。