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介護施設で起きた「虐待と殺人事件」を特別養護老人ホーム介護福祉士が考察しました

こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。

先日5月22日に、ニュースになった東京都品川区の介護付き有料老人ホームでリーダー格の介護福祉士が入居者を殺害した痛ましい事件がありました。

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目次

人を殺めるくらいの心理状態なら、介護を辞めましょう

少し遅くなりましたが、私なりにこの件に関して考察してみたいと思います。まず最初に、「人を殺すぐらいだったら介護はやめろよ」です。

昨日も柳刃包丁持って小学生を次々にさし、殺人に至らしめた事件がありました。その方が夜勤上がりで事件を起こしたとニュースにあり、正直「また介護士じゃないかのか?」と、とても不安になりました。

殺人をする前に施設では、日頃から虐待があったと思います。その介護職員は、殺人までに、積もり積もった職場でのストレスがあり、虐待をを起こしそれが爆発し、殺人にという行動につながったと思います。

そのため今回の殺人事件がおきた理由を考察し、介護施設での虐待をなくすための対策まで考えていきたいと思います。

1つの殺人の裏には100の虐待がある

まず虐待の定義から説明したいと思います。(厚生労働省による高齢者虐待の定義)

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またこのサイトではそれぞれの虐待の具体例が詳しく記載されています。確認されたい方はどうぞご覧ください

左表①  右表②

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私は(左の表:厚生労働省調べ)の虐待の主な発生要因に関して、ほぼ同意します。

  1. 教育・知識・技術不足の問題
  2. 職員のストレス、感情コントロールが出来ていない。
  3. 虐待をした職員の性格や資質
  4. 倫理感や理念の欠如
  5. 人員不足や配置の問題・多忙さ

上記左表①の「5つの虐待の原因」に【職場での職員間の風通しがよくない】をプラスしたいです。

ただし私がここで言いたいのは、この様なデータを取りました、では介護の現場でこれらの問題の「対策をとっていますか?」という事です。

このデーターは4年前の数字です。これらの問題を掘り起こすのはいいですが、「解決するために何かやりましたか?」という事です。

さらに、介護職の労働組合「日本介護クラフトユニオン」が28年に実施したアンケート(複数回答)では、虐待が起きる原因として・・・

  • 業務の負担が多い(54・3%)
  • 仕事上でのストレス(48・9%)
  • 人材不足(42・8%)

などを挙げる組合員が目立った。

介護職員のみなさんどうでしょうか?

さすが、組合です。低賃金が虐待の原因ですか?

「低賃金」だから虐待をするのでしょうか。組合だから「低賃金」をあげたのでしょうか?

確かに低賃金だから「虐待を犯すような性格に資質のある問題の方」が紛れ込むことはあるとは思います。

※私はこの様か方は、介護職員の中には稀に紛れ込んでいるのであって、介護職員の象徴のように存在していると思っているわけではありません。

なぜ私が低賃金が虐待の理由ではないかというと・・・

✔ 虐待を犯す現場は、9割以上【在宅】なのです。つまり虐待を犯す人間はほとんどがご家族なのです。低賃金などお門違いです。

介護職員の多くは低賃金でも介護に対する志を大きく持ち仕事をしています。

私が考える介護施設で虐待・殺人をなくすための4つの対策

①:管理者の給料を上げる

その目的は、管理者こそ最初に、人材を選別して良質な管理者に任せるべきです。
しっかりと現場と入居者を把握して、「マネジメント」をしていただきたいです。

なぜか介護施設の管理者は「現場に出ない」その為、実際の介護の現場を知らない。
更にある特定の職員の意見を聞いている。

そうなると不満を持つ職員が多くなります。

②:「ストレステスト」はやればいいってもんではないでしょ!

ストレステストは、実施しなければならないからやっている。何のためにやっているくらいは知っているでしょう。しかし結果が反映されていないのです。

これは、プライバシーの問題が絡んでいるのでしょうが、医師などのが間に入り問題があるようならしっかり反映させていただきたい。

③:職員の「目標評価シート」はしっかり活かしましょうよ!

みなさんの、施設でも「目標評価シート」は、昇給や賞与の際に提出していると思います。自己評価、上司の評価と記載するところがあるともいますが、まず職員に反映されることはないと思います。

私は、上司がこの評価シートを部下に反映させるべきだと思います。この評価シートによって職員の何が「出来ていて」、「出来ていないのか」、面談することによって、部下に直接評価をし、上司が思う(理想の介護)を職場に浸透させることができると思います。

④:認知症に関する勉強会の実施

虐待を起こす直接的な一番の原因は、介護職員の認知症に関する知識と経験、対応力(スキル)が不足していることです。

海外には認知症ケアの技法として「ユマニチュード」という技法があります。

まだまだ介護職員が身につければ楽になる「介護技術」などがあります。

向上心を持たせる環境が必要です。

※ユマニチュードに興味がある方へユマニチュードに関する動画です。

最後に

結局問題点を洗い出しても、解決しようとしなければ意味ないです。

もしかして、厚生労働省の役人さんや、制服さんは、忙しい職場環境が原因と思っていますか?

夜勤勤務で一番忙しいのは朝です。4時半ころから「20名のおむつ交換」→「起床介助」→「記録を記載」→「食事介助」の「排泄介助」。

約5時間休む暇なく、動きっぱなしこの時間帯に殺人できますか?

ならいつ虐待・殺人をするのでしょう、暇な時間帯でしょう、なんででしょうかね。

貴方は介護施設で、職場の悪さに対して我慢など必要ありません。

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今日のサービスショット!

同ユニオンの村上久美子副事務局長は「低賃金など介護業界の労働環境を改善し、人手不足を解消することが最優先。職員の相談窓口を設けるなど、施設単位ではなく会社全体でサポートしていくべきだ」と話した。

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