こんにちは、特別養護老人ホームの介護福祉士【しまぞー】です。
今回は介護保険の在宅サービスの利用と、施設入所の費用を比べてみました。
必見!在宅介護と施設入所の費用の比較表を作成。徹底検証してみた
今回は在宅介護と施設介護の1か月の費用を比較してみました。
参考までに介護付き有料老人ホームに関しても費用面で参考に解説しています。
- 特別養護老人ホームの金額はユニット型(個室)が表の金額138780円です。従来型(多床室)は9万円程度です。
- 在宅介護の住居費は地域により金額は違ってきますが、関東圏の推測金額をのせています。
- 今後の介護報酬の改定により、介護サービス費は違ってくることをご承知ください
- 現在在宅介護をされている方、施設の入居を検討されている方、参考になる表だと思います。
- 上記の介護サービス費は1割負担の費用です。年金などの所得に応じて、2割負担、3割負担の方います。
在宅での介護の費用
<居宅サービスの1ヶ月あたりの介護サービス費利用限度額>
※上記の表の金額は10割の限度額です。1割負担ならその10分の1つまり、要介護3ですと、26,931円です。
居宅サービスを利用する場合は、利用できるサービスの量(支給限度額)が要介護度別に定められています。
(1ヶ月あたりの限度額:上記表のとおり)
居宅介護の区分支給限度額は、あくまでも介護サービス費を使える限度額です。実際は介護サービスを(訪問介護サービス、デイサービスを利用する)利用した分だけ自己負担になります。
ざっくりとした金額ですが、意外と思われるのが特別養護老人ホームより在宅介護の方が金額が上回っているのです。
それでいて、在宅でご家族が介助をされている方は、大変な思いをされている方が多いです。
私もヤフー知恵袋に参加していて多いのが、在宅介護で大変な思いをしているご家族の声です。
多くの在宅介護をされていた方は、終り後ろを振り返り、10年の年月で、失ったその長い期間の人生を嘆いての質問は多いです。
私も父を介護して、心理的、身体的に大変な母の姿を見てきました。
私は在宅介護をしているご家族に、上記の表を見て、在宅と施設の費用の比較をみて、ぜひ特別養護老人ホームの入所を検討されてみてはと思います。
【在宅サービス訪問の過去記事】↓
特別養護老人ホームの費用
ユニット型とは、個室を10室単位で集めてユニットケアを実践する介護業態です。
個別ケアと言い、個々の入居者の生活パターンに合わせた介護を行う事を目的としています。
馴染みのある職員との関係の中で、生活していただくというのを理想としています。
2000年の介護保険制度開始以降、新設された特別養護老人ホームは、従来型(4人部屋など多床室)から、ユニット型(個室)に移行しています。
費用がユニット型は、従来型と比べると月額4万円程度高いです。
その理由により、費用の安い従来型を希望されるご家族が多いようです。
特別養護老人ホームの特定入所者介護サービス費(負担限度額認定)
特別養護老人ホームでは、 低所得者への支援として食費、住居費の限度額がそれぞれ決まっています。
利用者負担が過重にならないよう、所得の低い方には下記の表のとおり、所得に応じた区分により次の措置が講じられています。
簡単に説明しますと、上の表は世帯での収入が、設定区分の第1段階から第4段階のどこに当てはまるかです。例えば第4段階は普通に収入のある方が対象です。第一段階は生活保護対象です。
特別養護老人ホームの食事代
表の食事代(黄色いマーカー)
基準利用額 (1割負担の日額)1380円/日です。
※低所得者の優遇処置として、1日当たりの食事代が段階によって安くなります。
第一段階対象者「300円/日」
第二段階対象者「390円/日」
第三段階対象者「650円/日」
特別養護弄偉人ホームの住居費
表の住居費(みどりマーカー)は、ユニット型個室
基準利用額 (1割負担の日額)1970円/日です。
第一段階対象者「820円/日」
第二段階対象者「820円/日」
第三段階対象者「1310円/日」
この様に特別養護老人ホームでは特定入所者介護サービス費(負担限度額認定)という制度により「食事や住居費が安くなる」軽減処置があります。
【特別養護老人ホームに関する過去記事】 ↓
介護付き有料老人ホームにかかる費用
介護付き有料老人ホームの費用は入居一時金が0円から数億円と高額な施設があります
高額となる有料老人ホームは、東京の世田谷などの高級住宅街の一等地に建てれてい
て手厚い介護を受けることが出来ます。
厚生労働省の人員配置基準:人員配置人数を利用者3人対介護看護職員1名とあります
その配置を手厚くします。
利用者1.5名に対し介護看護職員1名等のように職員一人当たりの受け持つ人数を少なくすることによって手厚いサービスを提供しています。
その付加価値を施設の目玉にし高額、高級な介護施設として経営しています。
私もある高級と言われている介護付き有料老人ホームの面接を受けたことあります。
エントランスにはグランドピアノが置いてあり、演奏しているとの事。
介護職員は頭髪はポマードベッチョリ整えられていて、車椅子を押す姿は「そろりそろり」とゆっくりです。
あるご入居者様は、会社の役員で週に2.3日会社のハイヤーで通勤しているそうです
私は面接落ちましたけどね(笑)
【老人ホームに関する過去記事】 ↓
まとめ
特別養護老人ホームは、社会福祉法人が運営しており、法人税がかからない等各種軽減処置があります。その為入居者様も安く入居できます。
特別養護老人ホームは、もともとが国の政策を、「税金やすくするから民間にお願いします」という仕組みです。
ぜひ在宅介護をされている方、施設入所と在宅介護との費用面でを比較して、より安くなるケースがありますので、ぜひケアマネージャーに確認されて、検討してください。
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