「精神障害手帳、精神障害者年金」について解説,中高年50歳代の介護への転職必見!

精神障害手帳、精神障害者年金を詳しく紹介
精神障害者手帳について【ヤフー知恵袋の質問形式でお答えします】
【Q:質問です】
通っている精神科で、担当医に精神障害者手帳の話を聞いたところ、「あ、そういえば申請してなかったね、申請しようか、年金もあれば助かるよね」と言われました。
初診からずっと通っている精神科でケースワーカーもいるので、診察が終わってから申請について手続きをしました。
ワーカーさんがいうには、手帳が届いたら教えてください、1、2か月位で届くはずだから、みたいな感じで言われました。
それから、たぶんもう4か月くらい経つんですけど、何も来ません。
それで思ったんですけど、もしかしたら障害手帳と障害年金を同時に申請したのかなって。そういうのは可能なんですか?
すべてワーカーさんにお任せするハンコを紙に押したんですが・・
もう少ししたら病院にいくのでその時に聞けばいいんですけど、ワーカーさんって忙しくてなかなか会えません。
医師はそういうことに関してはワーカーさんに一任しているらしく事の経緯についてはさっぱりわかっていないみたいです。鬱(うつ)で20年通っています。
【A:shimazo3の回答】
まず貴方が疑問に感じている、精神障害者手帳と精神障害者年金について解説します。
精神科に通院していても、貴方から精神科の先生に言わないと何もしてくれないですよ。(と言うかそういう傾向ですね)
まず精神障害者手帳と精神障害者年金は全く別物と考えてください。
同時申請するうんぬんは関係ないです。
同時申請だろうが、障害者年金受給してから手帳の申請でも問題ないです。
精神障害者手帳
精神障害者手帳は【市役所の支援課】に申し込みます。
その際、医師の診断書と一緒に出します。
おおよそ、1.2か月くらいで、「該当しない」もしくは、2級、3級に認定されます。
この精神障害者手帳は、3級当たりなら精神科に通っていれば医師の診断書が大きく影響するので該当すると思います。手帳の診断書は5千円です。
診断書の費用の補助が、4千円位出る自治体はあります。
精神障害者手帳のメリット
- 手帳を所有する事によって、タクシーやバス、電車などの公共料金が安くなる。
- 所得税に控除がある。
- 携帯電話料金に割引制度がある。(ただし200円程度)
正直これを見て、手帳のメリットは金銭的はあまりないと思いました。
いやあります。障碍者手帳の一番のメリットを活かせるのは、退職するときの失業手当です。
失業手当の受給には一般受給者と障害者で受給条件や給付日数に大きな違いがあります。
最も大きな違いと言えば、雇用保険の加入期間が1年以上10年未満の場合「一般受給者は90日間の支給」なのに対して「障害者の場合は300日以上」1年近く受給(年齢により変動)できます
障害者手帳を所持していれば、一般受給者の3倍近くも受給日数が伸びるのです。
更に「会社都合の退職」ならば、3か月の給付制限がありません。
自己都合では3か月の給付制限は受けますが、給付制限が解けた後は同じ300日以上の給付期間が与えられます。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ!
↓ ↓
(精神障害基礎年金)国民年金対象者
障害基礎年金とは、国民年金加入中に初診日がある人(自営業者、無職の人、学生)が対象になります。
障害基礎年金受給金額
子供の人数による年金額の加算
障害基礎年金の受給の例(子供の人数等)
国民年金の精神障害者基礎年金は役所の【国民年金課】で申請できます。
(ただし、同じ役所でも年金と手帳の窓口は違います)
年金を申請し結果が分かるのは半年くらいはかかります。
国民年金は2級1級です。厚生年金加入者は1級、2級、に加えて3級があります。
精神障害者年金は3級でも6万円以上はもらえます。
詳しい内容は日本年金機構のサイト添付します、参考までに
障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法|日本年金機構
精神障害者厚生年金
精神障害者厚生年金は上記の「基礎年金」プラス「厚生年金」となります。
障害者厚生年金受給金額
精神障害者年金は、受給要件が厳しく大変です。まずお近くの年金事務所に行って申請書を貰ってこなければなりません。【医師用と本人用があります】
そして医者には年金用の診断書を書いて貰います。
ここで1万円かかります。まず第一関門の重要なのは「精神科の初診日」です。
これを医師が分からないと、年金事務所が相手にしてくれません。
20年病院に通っているとの事ですが、その病院が20年前の初診日が分かるかです。(わかる病院と分からない病院があるようです)
何故なら医師のカルテは法律で「5年の保存」だからです。更に大変なのは、引っ越しなどで病院を変更していた場合です。
それでも融通は利かず、申請時に以前通院した病院に初診日のカルテを記載してもらわなければなりません。
精神障害年金に必要なのは
①初診日の証明
②「認定日」初診日から1年半後の診断書
③医師の診断による精神障害者年金の申請
「診断書と本人用の状況を記載する書類」
万が一20年通っている病院の前に一回でも精神科に通っていたらアウトです。
素人は、障害者年金の認定のために何度も年金事務所に通うケースが多いようです。
その為、社会保険労務士に丸投げする方法もあります。社会保険労務士は年金に関してスペシャリストです。案件を受けるとなると高確率で受給出来るようです。
関連記事
精神障害者年金が認められた場合
何故①と②が重要なのかというと
②初診日から1年半後の診断書」の診断書の結果によって、③の申請日から5年にさかのぼって年金を支給されます。
ざっくり計算すると「精神障害者年金2級が12万円位×12か月×5年ですので合計720万円です」。
だから役所は厳しくなるのです。更に国自体も障害者年金の受給要件及び審査が厳しくなっています。
※もし②が認定されなくても(720万円貰えなくても)今回の③が認定されれば、認定以降は障害者年金が支給されます。
障碍者年金が認められるポイントは、どの位精神科の先生が、快く受けてくれるかです。
医師によっては「会社を休んだ事にしときましょ」という方もいます。ただ大げさにやると、年金事務所は「厚生年金の額」によりわかります。
更に障害者年金のメリットは、所得税、住民税は免除、年金は払うか払わないか選択ができます。
※年金は払わない場合、もし障害者年金の受給が外れた場合、払わなかった分だけ受け取る年金は少なくなります。
障害者厚生年金は下で解説する障害者基礎年金に、プラス厚生年金分が加算されます。
そのため基礎年金よりおおくなります。
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